さて。
糖度割増にして、あんたのことを語ろう。出来ているかは兎も角。いつもは独占欲が邪魔して上手く答えられないんだがな。たまには惚気たくなる。（桜もこもこしたまま）


◇

>恋人が居る方へ！

>▼恋人の名前は？
燭台切光忠。光忠。
気が緩んでいると口も緩むらしい。みつただ、と、名前を呼ぶ時に、俺の舌が回っていないことがある。

>▼記念日はいつ？
六月の初めと、不意打ちをかました秋の日。
三百日記念が近いようだ。

>▼恋人との出会いはどんなだった？
普通だな。何処にでもある様な話だ。
あんたが逢いに来た日が俺にとっての出会いになるとしたら、何故か分からないが、あんたの冒頭の一文だけで手を取る理由に成り得るくらいには、印象的だった。

>▼第一印象は？
語る話からして、案外子供の様な節もあったり、律儀に話を返してくれていたり、貰う言葉に繕いは窺えなくて、話しているのは悪くなかった。
でなければ互いに律儀にあんな長文を返さないな。（真顔）

>▼今の印象は？
甘やかし殿堂入り。色んな顔を見せてくれている。
ただ律儀な所は変わりないし、好ましいと思う面が沢山増えた。それに、よく笑うようになった。
以前が笑っていなかったわけではなく、気を緩めてくれているという意味で。

>▼恋人の何処に惹かれたの？
恐らくだが、気を緩めてくれたところから。
俺も無自覚で好きになった節があるせいで上手く答えられないが、はっきり好ましいと初めに思ったのはそこだった。甘えられるのは嬉しかったんだ。

>▼恋人の好きな表情、教えて！
緩んでるのは好きだが、本当にどれでも。
喜怒哀楽、すべて大事にしてから、幸せだと笑う表情が見たい。俺も幸せだ。

>▼一日フリーの時間が出来ました。何処に行きたい？
暑い暑いと言いながら、辺りをゆっくり散策するでもいい。最近よく行く万屋のついでにでも。日中室にいるのなら、写真機を持って村に行くか。納涼ホラゲ会。（ぜろ）
──ああ、いつか水族館？には、行きたい。

>▼恋人は寂しがり？
言いたがらないし言わないだけで、それなりに。上手く掬って、引っ張ってやりたい。

>▼恋人は独占欲強い？
俺より強いと豪語するが多分俺の方が強いな。（さらに張り合う）


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>▼恋人は甘えたがり？
甘えたがり、というわけではなかったし、恋仲になる前なら全くそんなことは無かったと思う。甘えてくれるのが嬉しい。あんたは俺に、甘えてくれなくても好きだと言ったが、俺は甘えられたい。甘やかしたい。

>▼貴方はどう？
光忠の回答に委ねた。（投げっぱなし）……だが多分光忠には相当甘えている。

>▼恋人とお揃いのもの、ある？
長文癖。律儀。割合めんどくさがり。猫好き。キス魔。噛み癖。独占欲の強さ。甘えた。…色々あるな。カップルアプリ……は揃いか。揃いだな。猫での初揃いは確かチョコレーーーート！だ。（すき）

>▼愛してるって言いたい？言われたい？
言いたいし言われたい。だが言いたい方が強い。溢れたら好き勝手に言っている。

>▼恋人にキスをするなら何処がいい？
頬、額、鼻先、瞼、眼帯、髪、耳、首、喉、手首。辿って最後に唇。（一箇所とは言っていない）

>▼貴方にとって一番幸せな時間、それは？
彼奴がひどく緩んで嬉しそうにしてくれている時。何に代えても、これだけは本当に大事にしたい。大切にしたいものなんて、あんた以外に勝るものはないから。

>▼ずっと一緒に居るという約束はしてますか？
何をしたら『約束』と成り得るんだろうな。
分からないから、明日も一緒にいる。飽きるほどずっと、一緒にいる。
約束はこのくらいで、十分だろう。

>▼『幸せにすること』、それは貴方にとってどうすること？
難しいな。一緒に幸せになろう、と、することだろうか。一方的じゃない。一緒に。どこまでも。

>▼お二人の『愛』、それは綺麗なものですか？それとも…
仮に、愛が目に見える色彩だったとして。俺と彼奴の愛が綺麗だと誰が見ても思うものだとしたら。綺麗なだけの、愛だったなら。
俺達は互いに恋なんてしなかったと思う。
きっと誰しも恋愛は、そういうものだろう。

>▼貴方にとって恋人とは？
今の俺の、喜怒哀楽に繋がるすべて。
と言えばさすがに大袈裟だと言われるだろうか。

──ただひとりの、一振りの。恋い慕い愛する、美しくも格好良い、俺の燭台切光忠だ。


◇

長文癖は直りそうにない。（悟り顔）


◇

湯浴みから戻ってここを見た光忠が「……あま……」と言ってきた。盛大なブーメランだぞ。