日記一覧
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1 :切原赤也
2010/02/08 19:40
 


さらり、さらり


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101 :切原赤也
2012/02/19 03:00

「一時連絡してこないでください。」


(この言葉が意味する答えは?)


別れ。其れは意外とあっさり訪れました。
一時って何、一切の間違いじゃなくて?そんな言い回しするってことは復縁する可能性があるからなのか、それとも友達に戻ったらやり取りを再開するという意味なのか。大体一時っていつまでだよ。こんな曖昧な疑問残すくらいならはっきり“別れたい”って言ってくれ。ああ、モヤモヤする。
それがアンタの優しさ?
決断出来ないだけ?
そうやってまた逃げんの?

こうなった切っ掛けは彼女にあり、事を大きくした原因は俺にある。お互いに爆発したんだろう、その結果がこれ。
ただ、相手に嫌悪感を持つと悪い所ばかり目につくと云うけど、出てこないのが不思議だった。寧ろ“彼女は良くやってくれたのに”とか“もっと相手の気持ちを考えてやれば良かった”っていう後悔ばかりが膨らんでどうしようもない。


一旦拒絶されたからには、もう元には戻れないと思う。
けれど、もし、万が一にももう一度彼女の隣に居られる権利が俺にあるのならば。

貴方を、愛させて下さい。

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100 :切原赤也
2011/11/21 15:04

「前までは他の男と会うと嫉妬してたけど、最近は何も感じない。」

「もう私に興味無くなっちゃったの?」

「アンタが俺の事を好きだから安心してんだよ。」

「やめてよその自信。(笑)」



「情けない男だって悪く言っていいぜ。それだけの人間だから。」

「うん、もう言ってるよ。友達に話聞いて貰う時の9割は君の悪口だもん。ワカメとか。」

「いや、そこは彼女として否定しろよ。(笑)」

「でも何だかんだ好きだから、結局好きなんでしょうって言われたら何も言えないんだよね。で、友達が一人でニヤニヤするの。」



「俺って基本サバサバしてるから不安にさせるかも知れないけど、何時だってお前のこと考えてる。無事に家帰りついたかなとか、ご飯食べたかなとか。」


「俺の性格は変わらないかも知れない。メール返さないところも、会う約束してるのに寝るところも。でもお前を好きだってことも変わらないから。」


「一杯甘えて、一杯我が儘言って、一杯怒ってよ。それがお前だろ。」


「喧嘩する度に仲良くなるね。」




「今まで有り難う。これからもちゃんと着いてこいよ。」

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99 :切原赤也
2011/11/21 14:01

「私ね、昔君に“今まで有り難う”って言ったことがあったんだ。勿論別れるつもりで。でも君は“まだまだこれからだろ”って言ってくれた。それが凄く嬉しかったの。」


今日も懲りずに別れ話。彼女が大事だからこそ一緒に居るのが辛い。何もしてやれない自分が歯痒い。初めて手を繋いだ時や初めて抱き締めた時の胸の高鳴りは忘れてしまったし、彼女を想う気持ちは日を重ねる毎に薄れていくのかと思うと何だか怖い気もする。



「じゃあ今度は俺が言う番。今まで有り難う。」


半分冗談、半分本気。
こんな下らない男は突き放してくれと願う。

長い沈黙。

その後に彼女が俺の顎を掴んで言った言葉は。


「これからも宜しく、でしょ。ハゲ。」


「………。」

…ハゲ?





「一つ言っていい?」

「…、何?」



「ハゲてねーよ。」

「そこかよ。」


別れ話終了。

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98 :切原赤也
2011/11/01 19:07

「この中で誰が一番早くに結婚すると思う?」

「赤也だろ。二人とも仲良いし一緒に居て楽しそうだし。」

「え?」

「俺もそう思う。俺の理想のカップルってお前らだもん。一度お前らと俺の三人でデートに行きたいわ。」

「お前は来んなよ。(笑)」




まあ、こいつらの望む理想なんて俺達には無いんだけど。二人で居ると常に無言だし、珍しく出掛けてみようもんなら人酔いはするわ足は疲れるわで散々っていうのが何時ものパターン。夢見るのは自由だけど、真実は意外と儚い。
それでも結婚が早そうって言われたのが嬉しくて、然り気無く彼女に話してみた。





「俺達さ、一番早くに結婚しそうなんだって。」

「あはは、無いでしょ。だって私一生独身を貫くつもりだし、結婚願望無いもん。」


迷いの無い即答。
吃驚しすぎて死にそう。

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97 :切原赤也
2011/10/29 02:11

「私ね、今満ち溢れてるの。」

「……え?満ち…何?」

「満ち溢れてるっていうか、満ちてるっていうの?貴方の愛に。」

「いや俺に聞かれても。」

「とにかく、今貴方に捨てられたとしても、貴方は私の元に戻ってくる自信がある。」

「じゃあさ、」

「ん?」




「…別れよう。」




「………。」



彼女の顔は見えなかった。
否、見れなかった。

この時彼女が黙ったのは、こんな事を冗談で言える程の余裕が俺には無いと雰囲気で悟ったからだと思う。“分かった”とも“嫌だ”とも言わずに、ただ沈黙していた。

俺は今にも泣き出しそうな、
情けない顔をしていたと思う。

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96 :切原赤也
2011/10/21 12:01

浮気したら別れるとか最低だとかよく聞くけど、そもそも誰が一人の人間を愛さなければならないと決めたんだろう。

ある漫画を読んだ時、浮気に対してこんな意見が書いてあった。
知らないカップルが言い争いをしている場面。どうやら彼女が彼氏に浮気をされたらしく、泣きながら彼氏に信じられないだの殺してやるなどと吐き捨てている。すると通りすがった主人公カップルの彼女の方が突然、

「アンタ何でそんな事で泣きよるんね!浮気をされるって事はそれだけアンタの彼氏が魅力的っちゅう事やろうが、ならアンタはそれを誇りにするべきやないん?」

と一喝。彼女は大人しい女性で滅多に感情を露にしない上に、主人公カップルの彼氏は浮気性なところがあって彼女に尻目を感じていたから、今回の発言は凄く驚いた。彼女は続けてこう話した。

「私は浮気をしてる貴方が好き。だって私は沢山の女性にモテるイイ男と付き合ってる訳でしょ?そんな貴方を誇りに思うもの。だからずっと浮気して、魅力的な貴方で居てね。」

俺は今まで浮気を悪い意味でしか評価した事が無かった。愛情の再確認なんて思えねーよバーカくらいにしか思ってなかったけど、この台詞は考えさせられた。
物の見方なんて解釈一つでガラッと変わってしまうから面白い。まあ、何だかんだ言っても浮気は良くない事だけど。

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95 :切原赤也
2011/07/27 23:50

“互いに未だ好きなのに、別れる”


そんなの勿体無い。
贅沢だ。馬鹿げてる。

そう、思っていた。けれど今はその立場に置かれた者の心境が分かる気がする。
辛い。苦しい。解放されたい。
好きなのに。葛藤。

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94 :切原赤也
2011/07/18 01:12

何も出来ない自分が情けない。
人ひとり幸せに出来ない、自分が。
だから、別れよう。



唐突に突き付けられた別れ話。
(俺のアタマ真っ白注意報。所によりハテナの雨が降るでしょう。お出掛けの方は傘をお忘れなく。)

嗚呼、道理で今日はやけに喋らないなと思ったんだ。多分此奴はずっとこの事を考えていた。思い詰めた様な顔しやがって、畜生。

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93 :切原赤也
2011/05/30 17:01

頬を伝う、一筋の雫。

彼女は自身の瞳から零れ落ちる其れを、拭う事も無く、焦る事も無く、ただただ静かに頬を濡らした。


指先でそっと拭ってやると、安心した様に瞼を落として眠りにつく。彼女の涙の真意を聞けぬまま、其の身体を強く抱き締めた。

(――…静寂の夜、)


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