俺 の 聲 が 聴 こ え ま す か ？

俺の恋人は白くて細くなくて柔らかくて男が好きで女も好きで節操無くてオヤジで変態で淫乱でビッチやけど、

其の実とっても甘えん坊な黒猫です。
飼い主が甘やかしたら何処迄も我儘に為るからちゃんと躾たらなアカンねん。
とか云いつつ今日は好きなだけ舐めて入れて沢山達かせてやった。甘やかしとる。(俺的に、)

冬に成ると俺は例の如く温泉行きたい病に成る。今日も彼奴と夜遅く一緒に行って来て、一時間位堪能為て来ました。上がった後にかき氷と珈琲牛乳腹に入れた所為ですっかり冷えてもうたけどな。矢っ張り入り直すべきやったか…次の休み迄我慢せな、うう。
ベリー系の御菓子が好きな彼奴は昨日はクランベリージュース、今日も風呂上がりにラズベリーソースタップリのソフトクリームを食ってて、ハートが飛び散る其の様に「本真ベリー系のモン好きやなァ」って云ったら「まァ一番好きなのは先輩の乳首ですけど」って云われた。…俺の乳首はベリーちゃうわァ！

今日はあの子と一緒に風呂入ってンけど具合がちょお悪かったのを理由にトリミング為て貰たァ。
他人の髪の毛洗うの慣れてへんのか力が妙に足りなくて擽ったかったり、俺の髪基本ワックスをベタベタに付けとるから中々シャンプーの泡が立たへんで四苦八苦されたり一人で遣るよりも何や新鮮デシタ。頭皮マッサージは自分がされ慣れとる所為か結構巧くて危うく風呂ン中で寝てまう所やったけども。人に髪洗って貰うなんガキの頃母親にされたの以来やったで、裸の付き合い苦手やから風呂自体人と入らンしなァ。
終わった後は拭いて貰ってドライヤー迄遣って貰て、俺には贅沢過ぎる位サービス満点のトリマー君やったで。気分は大型のゴールデンレトリバーっちゅう所か。気持ちかったァ、又遣って貰お。

好きって云う気持ちが泉の様に溢れ返って俺の身体に優しく沁みるのが心地好い。彼奴の温もりも素肌を滑る指先も全部がうっとり為る程気持ちが良くて、其れを受けとると何や段々もっと好きに為てっちゅう気持ちに…




は成りませんけども。
彼奴が好き、其れだけは変わらん。ずっと一緒に居たいなァ。

朝勃ち為たのでウチのニャンに抜いて貰いました。
耳を舐められて濃厚なキス為ただけで簡単に前濡れてまうってどんだけはしたないンやろうね、まァ其れでも後ろの貞操だけは護り抜いてみせますけども。

ニャンの口唇はヌルヌルで暖かで直ぐ達ってまう。早漏治したいなァ…。

又何時もと同じパターンか。
話を変えるのが出来ンかったら腫れ物触るみたいに間置いて、拒み切れへん俺の性格を巧く使て又何事も無かったみたいに話し掛けるンを狙っとる。
愛され上手っちゅうのは何で此う自分が叱責される事を巧く避けられるンかね。慣れとるンか。アーア、羨ましいわァ。

もう嫌やなァ、頭可笑しく為りそう。

アーもう又騙された。何度目やねん此れ、そりゃ人間不信にも成るよな。
別れたいなら遠回しなり直接なり云って呉れれば良ェのにね。最近此んな日記ばっかやな、俺かて本真は砂糖垂れ流しの甘ったるい言葉吐きたいっちゅうねん、めそ。

可愛え子に癒されたい。

彼奴の、直ぐ嘘を吐く所が嫌いだった。
もう何が本当か解らない其の言葉達が、何時の間にか泣きたい程の苦痛しか伴わなくなって。


矢っ張り人は、どんな誠意でぶつかっても嘘を吐く事を止めない生き物だと気付いた。

表紙の、鍵を、忘れて、しまいました。

え、ちょ、心当りの有る鍵を手当り次第に打ち込ンでみたものの掠りもしません。泣きたい。