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昨日は大好きな彼奴の腕枕を堪能したナリ。隣で先に寝たで在ろう彼奴の腕や頬をこっそり触ったり突っ付いたりしつつ俺も大人しく就寝、普段は簡単に触らせて呉れんけぇ耳もさわさわ(！)。
然し耳を触った時の柳生は何とも可愛かったのー…寝た儘ちと苦しそうに″…ン、…っ″とか謂いながら捩っとった。俺だけの秘密じゃ、ピヨッ。
すまん、如何か殴らんで呉れ(…)

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１+１は２ですが１+(-１)はプラマイゼロで０に成ります。
では(-１)+(-１)は如何でしょうか、ええそうです。勿論-２に成りますよね。然し-２が″プラス″に成る事も時としては在るのですよ、現実的に考えれば確実に-２でしょうけれど其れが″+２″に成る事が在るのも又事実。不思議ですよね

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正直腕枕なんて強請ったのは初めてかも知れません。まあ寝てしまって居ましたが(笑)彼の寝不足がかなり心配ですが何もしてあげられ無いのが非常に悔しくて堪らない、嗚呼なんて無力なのでしょうか……今は無理でも何時か私も貴方の″プラス″に成って差し上げたいのに。

愛しい
愛しい

綴られた文字の羅列だけでは足り無い。如何したらもっと貴方に伝わるのでしょう、術を見出だせ無い私は盲目の瞳を携えた迷子の様ですね。情け無い。

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胸が締め付けられて死ぬかと思う位の不安、嗚呼ほんに良かった。御前さんに愛想尽かされたんや無うて只の嫉妬の区別も付かんとは俺の頭も相当侵されとるみたいじゃ、御前に。
嫌われたんかと思った、独りはもう嫌じゃ。離れとう無いナリ。俺には御前しか居らんきずぅと傍に居って呉れ。

…其の時は俺が勝手に勘違いして連れの前で泣きそうに為っちまったき、土砂降りの空の下で少し泣いた。なんてな。泣いとらんよ、雨じゃ雨。詐欺師をナメなさんなっつーの。
今日の俺は女々しさ倍増かの、(…)

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如何やら風邪を引いて仕舞ったらしく身体が異様に怠い、然しまあ部活を休む訳にも行かず黙々と動き回ってはみるものの気持ち悪く為って来ました(…)今日は未だ何も胃には入れて無い筈なのに可笑しいですね、何故吐き気なんて面倒な症状が…私の胃は空っぽだと謂うのに、ええですから何も出ませんよ。

そんな事依りも彼は大丈夫でしょうか。心配です。私の腕で抱き締めてあげれば少しは安らぎを与えて差し上げれるのに、…なんて些か頭の沸いた思考が脳裏を過ぎって仕舞います。
…熱の所為ですねきっと。早く抱き締めたい此のもどかしさ、如何にか為りませんかねえ

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明日は休みだったんに部活が入っちまった、テンション下がるのう。柳生も明日から忙しく為るみたいやき俺も弱音吐いとる訳には行かんな、本当はもっと話したいし寂しいのは嫌いやが無理をさせたい訳じゃ無い。話す回数が減っても気持ちは一向に減らん。

そして此の日記を似非紳士なんぞに乗っ取らせる訳にも行かん(←)……まぁ乱入位はしても良かよ、変な事綴らんで呉れるならな(…)

>嗚呼今日も御前の事が恋しくて堪らん、

俺も寝るナリ。御休み。

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頭の中が全て彼奴で埋め尽くされる、嗚呼なんて幸せなんじゃろうか。此の儘御前さんの事だけしか考えられん様な頭に成ればええのに。御前の頭もそう成っちまえば良い、二人だけの世界が有りゃどんなに最高かのう。――…なんて考えとる俺は朝から痛い奴決定じゃな。
女々しくて重た過ぎて飽きられんか心配、此処迄女々しい人間に変わるとは驚きじゃ。御前が相手じゃ無けりゃ女々しくすら成らんっちうのにこんな気持ちはハジメテ、御前がそうさせるんやき責任取れっつー話ナリ。此れ以上好きにさせるなら結婚しんしゃいよ畜生、なんて謂うてみたり。くそ、柳生の癖に…！(…)

御前への想いが勝手に募って行く土曜日。天気は雨。

>…然し俺の心は恋煩い。

ピヨッ。

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電話したんやが中々上手く話せんかったのう。別に緊張しとった訳じゃ無いんよ、何でかドキドキして声のトーンが何時も依り稍高めになっちまっただけじゃ(動揺←)
然し可愛さ全開だったナリ、目の前に居ったら確実に抱き締めとったぜ。何なんあの可愛さ、俺に分けて呉れマジで(…)
短い時間だったが声が聴けてほんに嬉しかった。どんどん恋しさが増してく。可愛い癖に、柳生の癖に俺を動揺させやがって……生意気じゃ。プリッ。

>俺だって好いとう、御前依りも。胸が苦しい、

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柄にも無く安堵の溜息が零れました、私の心を揺さ振るのが本当に御上手。貴方同様駆け引きは私の得意分野なのに貴方の前では何故か其れが通じ無い、不可思議で為りません。
私には如何なる恋愛事にも常に余裕が付き纏って居た筈です、然し今の私には余裕なんて微塵も有りませんよ。柄にも無く、本音でぶつかり合いたいのかも知れませんね。

…嗚呼、麻薬とは正に此の事。




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>と或る日記の、と或る方々へ

おやおや、まさか丸井君達が本当に幸村君の所へ゛ヘアバンド″を貰いに行くとは何と謂う命知らずな…土下座をしたって問い詰められるに決まってるでしょうに。と謂うか問い詰められれば必然的に私が仁王君に成り済ました事がバレた上、此方に害が及ぶのでは…(！)こんな時は

>はい？一体何の事でしょうか。私にはサッパリ皆目検討も…、

嗚呼申し訳御座いません、私には如何する事も出来無いのですよ。そんな訳ですから大人しく君達は幸村君の餌食に成りたまえ(←)

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…寂し。
今何しとるんかの、なんて。又忘れとるだけかも知れんが…忙しいんかね。携帯の画面と睨めっこしよるんも疲れたき何か遣る事探そ、俺だって御前さんから返事が来んと不安に為るんやぞ。

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そわそわ、そわそわ

嵌まってく俺を御前さんは笑うかのう、既に溺れちまってる俺は最早御前無しじゃ生きて行けんかも知れんナリ。誰かを好きに為ると弱く成る、想いの丈が大きければ大きい程其れは確実に巨大化しよる。

だから離れんで。離さんで呉れ。俺は離さんぜよ。