俺、柳生先輩のことが嫌いな仁王先輩とは仲良く出来ねぇことが分かった。

>痛いほど痛感中。

愛ってモンが薄っぺらな玩具にしか思えねぇ。自分が恋愛離れして他人の恋愛ばっか見てきたからか。恋人なんて使い捨ての玩具みてぇなモンなんだろ。飽きたら捨てる。気に食わなければ捨てる。壊れたら捨てる。今も昔も俺にとっては恋愛なんてそんな風にしか見えない。

>だから恋人なんか必要ねぇんだよ。

終わった恋は早いとこ切り替えてかなきゃならねぇのは分かってるけどさ。あまりにも終わらせ方とか処理の仕方が粗末で、新しい恋を美化してる奴が多くて見てられないんだよ。

　
　
>ハードルが高過ぎる。

恋人恋人恋人、惚気惚気惚気、好き好き好き、愛してる。

俺には無縁の単語の羅列。いつも思うことだが、彼処は完全に俺の居場所じゃねぇ。どれだけ溶け込む努力をしようと越えられねぇ壁は越えられない。越える気力すら、ない。

痛い。自分の冷めた気持ちと嫉妬、羨望、そんなんが寄り集まって俺の胸を抉る。やっぱり恋愛なんて無理じゃ。どれだけ恋に恋して焦がれようと、それは俺が出来るほど低いハードルじゃなか。

　
　
>激動の数日が過ぎ去った。

やっと落ち着いて来たかと思えば明日から再び朝練がハードになるっつー吉報。春休みまで待てねぇのか、幸村は。そろそろテスト前で部活の時間が制限されるからじゃろうか。何にせよ冬の早起きは辛い。

>友情と恋情の境界。

少し前にダチとの話題に上がったことじゃが、今更ながら考えてみた。

俺は恋情が友情の延長に在るとは思えない。友人から恋人に関係が変化する場合は初めから何かしら恋を予感しとるモンじゃ。その予感を自覚しているか否かは別として。だから友人に恋心を抱くことは殆どない。

あまり明確に線引きされているとは言えねぇが、曖昧に混じり合っていても毛色の違いは分かるじゃろう。それは砂鉄と石を混ぜたものに磁石を近付ければ砂鉄だけ取り出せる道理に同じ。俺の砂鉄を引き付ける磁石を持つのは将来的に恋愛を予感した相手だけ。

恋人への発展を狙って出会ったところで相手に磁石を見出だせなければ友人止まりだし、友人として付き合うつもりが磁石に引き付けられてしまえば恋に落ちることもある。じゃけぇ、俺は初めから目的を定めた出会い方は不向きじゃ。

個人的に、友情はオレンジ色、恋情は紫色をしとるような気がする。勿論付き合う相手によって多少は変わるが、それぞれ概念として色付けすると大体そんな感じになるぜよ。

>だから何だ、と。

……文章に纏まりがない。プリ。

　
　
>何だかんだで元通り。

喧嘩しとった友人と仲直りした。変な意地は張らん方が身の為だと実感。疲れた。

　
　
>思ったよりも落ち着いている。

もっと取り乱すかと思えば落ち込むだけ落ち込んで特に発狂することも泣き叫ぶこともない。こうなることに薄々気付いていたからじゃろうか。

>でも、やっぱり、

俺はまだお前さんが好きじゃ。だからこそ早く吹っ切ってしまいたい。あまりの切り替えの早さに呆れられそうだが、そうでもしなけりゃ気分が落ち込んでずっと浮上出来んような気がしてならん。

　
　
終わりの音が聞こえる。

>何とも呆気ねぇ。

　
　
とてもじゃねぇが他人に気を回す余裕がない。返そうと思っとったがメールは後じゃ。

>緊急事態発生。

アイツの日記の鍵が開いた。あんなに綺麗だったのに破られまくってボロボロになった日記帳。まるでアイツを見ているようで胸が痛い。

>取り敢えず一冊拝借。

こうして日記を綴るのは何度目か、今までに手を付けた日記は何冊か、数えるのも億劫だが懲りずに新しく真っ白いノートを開いてみた。使い古した別冊の日記帳と違って手に乗る重さも軽く感じられる。

新天地の此処で上手く続けられるかは分からんが、それなりに埃を被らん頻度で書いていけりゃええ。内容は友人のことやら呟きやら何やら至って平和な方針で、と考えちゃいるが実際どうなることやら。

>近況。

忙しいと言えば忙しい。暇と言えば暇。あまりメールを頻繁に返す方じゃねえからか多忙だと思われがちだが、自分じゃ別に忙しいと言うほど忙しい訳でもないような気もしとる。意外と暇。携帯放置なだけで。

狭い狭い交友関係、大事にせんとな。

　
　
>確保３

　
　
>diary1
☆銀猫と白猫☆
しあわせのむら
七色蘭鋳

>diary2


>diary3
猫の嫁入り
はるゆめ。


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( 2012/02/26 最終更新 )