仮面を被り、
　偽りの笑顔、
偽りの感情、
　偽りの、愛？

真実の愛を求める、
道化師のオハナシ。

今宵も道化師は真実を求め、探す。

◇半/自由/背後◆

もう、「伝える」しかないと思った。
この機会を逃したら、
もう、「伝える」事は無いと思う。

「叶わなくとも」「伝える事が大事」
「好き」という気持ち、
明後日会いに行こう、「気持ちを伝える為に」
会えなかったら、また次回。

「会いたい」と「ココロ」が叫んでる。
目の前に居るのがあの子じゃなくて、
「俺」だったら、と。

どうして「出会え」なかったんだろう。
「神様」はやっぱり、「意地悪」な存在。
ねえ、俺に「頂戴」よ。

「欲しい」

ずっと考えて「もやもや」して、
何でこんなに「好きなのか」を考えて、
色々考えるだけ考えて少し落ち着いたのに、
画面に写る笑う姿を見たら、
「嗚呼、やっぱり好きなんだ」って。

何処が「好き」とか、此処が「良い」とか、
全て関係無いんだ。
好きなものは好き、ただそれだけ。

ずっと心が叫んでる。
「苦しい」と。

此の想いを伝えたら、どうなるんだろう。
今の「関係」が崩れるか、
今の「関係」のままか、
それか…

此の想いを伝える事は、
「勇気」が必要な事。

苦しくて、苦しくて、とある奴に助けを求めた。
けど連絡が来ないから寝ちゃったかな。
また、連絡が来たら話を聞いてもらおう。

座りながら横顔と後ろ姿を眺めて、
その頬に「キス」がしたいと、
その手に「手を」絡ませたいと、
その姿に「抱き」つきたいと、
何度、思ったか。

少しずつ近付く距離、少しずつ膨らむ気持ち。
指に触れた唇と、唇に触れた髪の毛、
ふざけあいぶつかる身体に、触れた指、
間接な「キス」にさえ、跳ねる心臓。

俺は「恋」だと認めたくない。

早く、ハヤク、染めてくれ。
早く、ハヤク、染まりたい。

苦しい。

「お前みたいな嫁なら歓迎」
って、言われて嬉しくなった。
彼奴は、俺が弱い言葉ばかり告げてくる。
其の度に、心が揺れて、想いが強く、育つ。

今はまだ、感情を見定める期間。
「恋人」か「友達」か、
どうなるかは分からない、俺達次第。

でも、俺は彼奴と「付き合いたい」と思う。
これは「恋」？

まだ決まった訳じゃないのに、
「先」の話をして、浮かれてる。
俺の悪い癖、落ち着かせなきゃ。

でも彼奴とだったら、毎日が幸せ。
ねえ、俺は好きだよ。多分、きっと。
彼奴は俺の事、どう想ってるんだろう。

俺と彼奴の相性は、抜群だと思う。
でもまだ感情が定まっていない。
けど、昨日「嗚呼、俺は彼奴が好きなんだ」
と、心から想った。愛しくて、苦しくて、
此れがきっと、「恋」の始まり。

彼奴の声が聴きたい、
もっと話したい、もっと知りたい、
隣に居たい、少し、寂しい気分。