リフレイン・リフレイン

その 沈黙 さえも愛しかった


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Since:09.07.24
Changed:09.11.17

この日記に文章を綴るのも、今日が最後だろうな。
この日記を始めてから今日迄、自分が如何に恋愛に向いていないかを思い知らされて来た。
俺は失恋と云う事に為るんだろうが…、あの人には恋人と幸せに為って欲しいと思う。

この日記を燃やすかどうかは、まだ解らない。
でも、俺の想いは此処に置いていく事にする。


有り難う、さよなら。

何時かこんな日が来る事は解っていた。
それが余り遠く無い事も。
俺が選ばれる事なんて無いと諦めていたつもりだった。
それなのに、実際その瞬間を迎えてみると、酷く痛んだ。
何かが、溢れ出しそうだった。

もう、二度と繰り返す事は無いだろう。
嗚呼、やっぱり俺には恋愛と云う物が向いていないらしい。


さよならではなく、

埃を被った日記帳を引っ張り出して読み返してみれば、俺があの人を想って過ごして来た日々の軌跡が残っていた。
きっと、もう終わりが近いんだろう。
か細い糸は、俺が手繰り寄せれば瞬く間に切れてしまう筈。
足りないのは一歩踏み出す勇気で、感傷ばかりが有り余っている。

やっぱり、あの人が好きだ。
他の誰かじゃ駄目なんだよ。
唯、あの人だけを求めてる。
だからまた暫くの間、お休みなさい。