表紙を変えたいのに、鍵が分からねェ。 なんだっけなァ、うがあ! / やっぱり聞いて正解だった。サンキュー、デス。チャラく言った。俺、やりゃア出来んじゃねーか。もう終わる日記が淋しい、一人より、二人で綴る日記は楽しかった。知らない間に増えている頁が嬉しかった。 / まだ謝罪聞いてませんよ、オイコラ。 |
散々だなァ、 中途半端に纏められた荷物を見て、ふと思いマシタ。 何度となくしてきた、別れ話。昨日はもう何も考えられねェ位に全部、全部砕かれた気分になって別れを望んだ。 間違いなく本心、 なのにさ、涙が止まらなくて苦しかった。 男の子デショ、って母さんに怒られそうなンでもう泣かねェ。 次、俺の事ダチって言ってみろー。アンタなんか本当に潰してやる。 |
# 僕は僕じゃなくなりました そんな風に自分で自分を堕とした。まァ、きっかけは何であれ俺はもう俺自身に魅力を感じる事も無いだろう、と思う。汚された、って言うのは簡単で自分で自分の傷掘り返しては痛ェってずっと泣いて、哭いて。 それでも此の日記を読んで思ったのは、ジロさんを好きな気持ちは一切汚れてねェって事。 アンタが負担だと感じてるなら離れようと思った、けどそんな事言われちゃいねェし…。一生懸命なアンタを見てそれが俺の為だと改めて感じたのは一週間近く経った今日デシタ。 俺が何したってンだろ、悔やむのは簡単だけどどんなに振り返ったって時間は戻らねェ。戻らねェからこそ前を向く。 未だに口にしたことが無い、アンタも聞いてこない。俺は空白が何分あったのか知りたい。その空白で何をシたんだろうなァ。怖いもの見たさ、でもちゃんと全部知って、その上で色々考えたい。 それでも、何をどう考えたって俺はジロさんが好きだよ。 |
気付くのが遅くなった、ジロさんの可愛い文字。長文書くのも、文字書くのも苦手で下手くそなクセに頑張ってくれたんだなァって嬉しくなりマシタ。 周りにも驚かれる、―…もう二年っつうね。アンタにとっては長かったのか短かったのか、どっちデスカ? 俺からしたら、あっという間。毎日喧嘩したりゲームしたり過ごしてたらもう二年。 |