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┗362.一夜のその先(〆)(23-27/36)
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27 :
我/妻/善/逸(kmt)
2021/11/05(金) 23:58
アンタが言ってた、ナントカの神ってやつ。
本当何言ってんだって感じではあったけどさあ、好きだったよ。
いいかもなって思う。悪くない。
冗談だって知ってて悪くないなんて言う俺ね。
アンタの言った通りのヤベー奴って訳だわ。
_____
通りかかった占い師に言われたよ。
アンタ、今夜は俺の寝かし付けすると良いことあるらしいって。
なんてね。
_____
たとえば。たとえばだよ。
アンタが俺と同じように特別な感情持ってくれてるとして。
抱き締められたり?
寄り添ったり?
口を吸う?
全然想像つかない癖して悪くないとか思う。
今日の俺はかなり疲れてるみたいです。
_____
ああ違う違う。
疲れが飛んだら「いや、ねーわ」ってなるとかじゃなくて。
アンタが俺にそういうの望んでないの分かってたから想像も出来ないってだけで。
俺は、
いやこれ以上は言わないけど。
_____
会いたいって言えるっていいなって最近実感してる。
だってアンタには聴こえないからさ。
会いたい会いたいって煩くしてもアンタが応える必要なくてさ。
俺は我慢することなく言えてさ。
こういうの考えると本当、後悔出来ないんだよなあ。
会いたいって言えるの、いいじゃん。
_____
会えなくしたのは俺だよ。
だって溢れそうになってた。
そう、こう、こういうのがさ。
会いたい、会いたい、会いたいが。
行き場のない言葉を呑み込むのは出来なかった。
出来なかった。言いたかった。
叶わない恋だと知ってたからさ。
ああ、本当、ここがよく似合いだよ。
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26 :
へ/し/切/長/谷/部(turb)
2021/11/05(金) 21:06
近侍室に籠りきり、朝だか夜だか分からないこの部屋を開けられる度に「空気が篭っている」と言われたものだが空気が篭っているという状態に慣れすぎたのかそう言われても感覚で分からない。
人の身を得たばかりの頃にそんなことを感じていたかどうかは数年も経ってしまえば記憶に残る筈もなく。ただ光が入らないこの部屋の造りが好きで近侍を任されることが余計に嬉しいと思うことも。
さて本題。所謂書類仕事やデータ入力を不得手と仰る主が任せて下さったそれらをひたすらやっていくというのも好き、なのは許されると思いたい。が、時計を敢えて置いていないのと食事を取りに食堂に行くということを忘れて没頭する癖が災いしたのか、わざわざ気にかけて食事を持ってきた奴に「随分痩せたんじゃないか」と言われたのがついこの前。
何を言う刀の重さが変わる等有り得ないだろうと返したが、随分という言葉をつけて言われたからには気にしない訳にもいかなかった。計ってみると……横から前からと覗いてくる面々が好き勝手に言う。統合するなら「一日最低二食」。食べてなかったのか、二食。自分では分からん。
刀と言えど体重の増減があるのか、と一つ学びになった。近侍室に時計が設置された。が、見ないのでそれでも忘れがちになる。意識して見るように努めているが……ご隠居同然、出陣も手合わせもない日々で随分身体が鈍っただろうな。いつでも出陣出来るようにするのも主の刀の勤めなのは確かだ、気を付けていこうと思ってはいる。思っては……いる。
と言っても大所帯のここでは上限に達した俺にいつ出番が来るのやらと思わなくない。身体を動かしたい欲があったのも最後はいつのことだか……刀として良くないな。さて、誰を手合わせに付き合わせるか。
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25 :
我/妻/善/逸(kmt)
2021/11/05(金) 08:32
本当は気付いてる、俺は都合良く使われてる。
距離置かないといけない。
違和感を拾い集めたら尊重したくても出来ない「友達」。
こんな話を聞かせたらまた自分を大事にしろって言うのかなあ。
気付かない振りしちゃう悪い癖。
すぐ気付く癖に。
_____
忙しい方が好きなのはむしろ俺らしいか、と今日も徹夜で任務明けからの朝からの任務続き。
余計なこと考える暇がないっていうのはいいもんなんだよなあ。
睡眠不足は命の前借り。知ってるけどね。
_____
アンタが顔出す時間までほとんど毎日律儀に待ってた俺を可愛いって思ってくれよ。
とか、馬鹿なことを言ってもいい?
アンタに聴こえないここでなら。
そんな健気さ発揮する暇があるなら寝ろってか。
ご最も。それはね、そう。
確かにそうだよ、それでも顔見たい、声聴きたいって気持ちが勝っちゃうんだから。
そういうもんじゃないの、恋って。
_____
叶わない恋をした。
と、思ってた。
恋をしている。
一夜の続きは当然、朝焼けで。
アンタと見たかったのはこれじゃない。
ずっとずっと、星と月の下に居たかった。
朝を迎えることにしたのは紛れもなく俺。
光り輝く空はほんの束の間の安寧を教えてくれるけど。
目を凝らしても見えなくなった星と月をこうして探してる。
なくなった訳じゃない。見えなくなっただけで。
ある、から。
居る、から。
会いたくなるよ。
馬鹿な奴だね、俺は。
こんなでも、後悔が出来ない。
何度でも言うよ。
アンタが俺の顔を見たいと思った、その時にその声を聴かせて欲しかったんだ。
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24 :
我/妻/善/逸(kmt)
2021/11/03(水) 00:06
もっとたくさん話したい。
なんて。
らしくもない言葉でもアンタに告げたら何か違ってた?
らしくないなあって思いますよ、俺は。
それでもさ。
らしくないことしたら、違ったのかね。
まあ、今何を言っても、過去は変わらない訳でして。
_____
あの日。出会った日。
俺はどっちが来てくれてもよかったんだよ、本当に。
もしアンタじゃなかったら。
既婚者、じゃない言い回しで。
どう俺に話したんだろうな。
色恋には疎くて、なんて言いそう。
何にせよ、脈はありませんってことで。
_____
会いたいよ。
_____
もしも泣いても喚いてもアンタには会えない。
それがいい。それでいい。
まあ俺が簡単に泣いたり喚いたりするような質じゃないのはアンタがよく知ってるだろうけどさ。
泣いたり喚いたりしたい気分だよ。
アンタに届かなくてよかった。
_____
アンタには聴こえないここで。
胸がぎゅうぎゅうに締め付けられて堪らないなんて弱音を吐ける。
弱いところを見せるのは得意じゃなくて。
だってアンタが楽しくないでしょ。
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23 :
我/妻/善/逸(kmt)
2021/11/02(火) 23:50
どうにかなろうなんて思ってなかった。
今も、思ってない。
どうにもなれないから離れたのか。
分からないけど。
一緒に居ることが寂しいと感じるならいっそ。
多分、そんな気持ちだった。
_____
夜が明けて。
もっと長い夜を過ごせたらよかったと思うのは簡単で。
でもそれが出来たらきっと今も明けない夜をアンタと過ごしていたんでしょうね。
難しいね。
俺が声を聴きたいと思うのと、アンタが俺に声掛けようと思うのと。
その天秤が釣り合わなかった。
だから、今こうしてる。
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