セブンネットショッピング
スレ一覧
┗
X-RATED.
┗コピー
>8/29 1:22 先日の逢瀬の話。 ……その気で居たんだ。するつもりで、盛り上がっていたんだけど。あの子を抱き締めたら何だか満たされちまって。 抱き寄せて素肌を触れ合わせて、キスをして言葉を交わしていたらもうそれだけで充分だった。 身体を繋げなくとも、仔猫の戯れみたいなじゃれ合いで満足するだなんて随分とお手軽な話だが、実際そうなんだから仕方が無い。 僕の刺青に触れて、それを好きだと言うあの子がたまらなく愛おしかった。触れられ慣れていないそれに触れられるのは少しだけ不思議な感じがしたけどね。 まあ、少し過去の話をすると。 僕とのセックスが好いと、とある相手から夜毎求められた事が有って。付き合ってはいなかった、……何だろうね、曖昧な関係の相手だったんだけど。だんだん、僕はそれのためだけに求められる存在なのかと錯覚する程だったな。 ヘタクソと言われるよりずっとマシなんだろうが。凄いよね、好すぎてあわや色狂い?対して此方は砂を噛む心地だ。肉欲を満たせるなら何でも良くて、相手は僕ではなくとも良くて。 肌を重ねたそばから温度が失われていくような、ぞっとするほど冷めた感覚。あれは今思い出しても薄ら寒い。 その相手の唯一になりたかった訳でも無い。──Nobody、Faceless、僕としての個が認められない事が、ただただ空虚だった。 だからね、僕をきちんと個人として受け容れてくれて、好きだと言ってくれるあの子の事は本当に大切にしたいと思っているんだよ。 怖々と、それでも懸命に伸ばされている手を握って、そのまま引き寄せて離さないようにと。 ありがとう、と言うのはおかしいかもしれないが。言わせてくれよ。 『僕』を好きになってくれて、ありがとう。 愛してるよ、可愛いヴァンプくん。
[
戻る
][
設定
][
Admin
]
WHOCARES.JP