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文は人なり、筆は刀よりも強し。
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# ───…チュン、…チュン! # (足元には、四つ折りの紙一枚…) " 炭/治/郎! " " チュン/太郎にコレ、持たせようと思って… " " 急いで今、筆を走らせて書いてる。 " " 字が汚いとか言うなよ!? " " 日が変わる迄に届かなきゃ、意味無いんだから。 " " お前、今日…誕生日だろ? " " そっち、行けなくてごめんな。 " " 二日程前には禰󠄀/豆/子ちゃんと一緒に居たんだけどさぁ…。 " " 今は流石に、蝶/屋/敷には寄った後だよな? " " ちゃんと一緒に連れてってあげなよ。 " " 危ない目に遭わせんなって思ってた事もあったけど… " " やっぱり、禰󠄀/豆/子ちゃんの傍にはお前が居ないと。 " " 今は鬼だろうが何だろうが、そんなの関係無い。 " " 禰󠄀/豆/子ちゃんは女の子なんだから絶対、独りにさせんなよ! " " この意味、解ってんだろうな? " " 絶対に、何が遭っても生きて帰って来いよな! " " 俺だって鬼は怖い、逃げたい。 " " それでも、やらなくちゃいけない時がある。 " " 俺もこっちで頑張るから! " " 絶対に、…帰って来いよ。 " " やば、紙の余白が無くなってきた。 筆の墨も…。 " " そうだ、最後に。 " " 明日の夜には、また蝶/屋/敷に戻れるから。 " " もしまだ近くの…藤の/花の/家紋の家に居るんなら、 " " 逢いたい。 " " 一日だけ時間が取れそうだから。 " " 逢って、話がしたいんだ。 " " 待ってるからな。 " " それと、 " " おめでとう。 " " 生まれて来てくれて、ありがとな。 " " 俺も大好きだぜ、炭/治/郎! " " ─── 我/妻/善/逸 " # …チュン! …─── # (赫灼の瞳を暫し見つめ、静かに羽搏き何処かへ飛び去り…)
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