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91 :黒子テツヤ(黒子のバスケ)
2013/05/17(金) 01:47

三ヶ月ありがとうございます。これからも宜しくお願いしますね。
熟年夫婦の様で、その反面中学生日記のような青いもどかしさもある僕らだと思っています。面白いですよね。ちなみに頂いたポストカード、実はずっと持ち歩いています。二度目のデートの時も。今も。
いろんな所に一緒に行きましょうね。君に息を吹き込む役は僕のものです。氷の女王の心臓に、春の息吹を。雪解けを。君が死なないくらいの熱で、せめて冷えた手がかじかまないくらいに。
君が要らないというのも聞かずに沢山の物をその両手にプレゼントして、そのなかの全部を合わせても、僕が一番がいい。そういう我儘な人間なんですよ。でも、他にはいないでしょう。
君も、他にはいない、可愛くて変わったひとです。大好きな僕の恋人です。

ハリネズミは慣れたら撫でさせてくれたり、手のひらの上でころんとしたりしてくれるそうですね。かわいい。ジレンマを感じる暇もないくらいに何度も何度も触りに行って、気付けば針を立てるのも億劫になってころんと寝てしまうまで頑張りましょう。
生餌は確かに怖い、でも猛禽に与える冷凍ラットも怖いので複雑です。
そして赤司君かわいい。本当かわいい。

人に触れられるのが苦手なのは理解していますよ。
その分ちょっとずつの接触が如実な進歩に思えて一歩一歩がとても嬉しいんです。急になんてそんな、自分の努力を無に帰すようなことはしません。お伺いを立てながら少しずつ縮めていくのでお気遣いなく。
僕はどこにしたいかな。ぱっと浮かんだのは腿と、二の腕と、首筋と、それから耳。でもあちこち一杯キスしたい。髪から足先まで。あと背中も好き。確認、それを許してくれるかどうか?
鎖骨は示されてはいませんね。イメージだと独占、かな。

風邪、ちょっとうっかり悪化して喉が痛いです。あんまりひどくはないんですが、鼻喉はぐずついてます。浮気じゃないです、ちょっと親和性が高くて狙われてるだけで。僕も付きまとわれるのはあんまり。
薔薇のシーズンですね、僕ももう一度どこかに見に行きたい。色とりどりの薔薇は素敵でしょうね。
騎士と姫君の身分違いの恋のよう。
でも、側で見守り添い遂げられたことはそれはそれで幸福かもしれません。結ばれることが望めないなら、そのすべてを見届けることだけは誰にも譲らぬと思うでしょうから。

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90 :黒子テツヤ(黒子のバスケ)
2013/05/17(金) 01:22

どこから返そうかな…と遡れば遡る程、言いたい事は出てくるから困ります。さて、どうしましょう。
まずは、ただいま。
もう暫くはバタバタしそうですが、それなりに余裕は出来るはず。です。だからもうさびしくないですよ、赤司君。



和歌のやりとりになった時は本当に冗談だったのに、えらくクオリティ高くて難解な歌を詠んでくれるので、この人はいったい何者なんだとざわざわしたりしてました。懐かしいですね。君の歌は全部ちゃんと取ってますよ、教えてもらったものは意味も添えて。忘れたいとは思ってません。ただ、僕は思ったようにお返事出来ないので恥ずかしいなと…。
死ぬまでにしたい10の事…君に会いに行けるかな。明日死ぬなら、とりあえず貯金叩いて君の所まで行くのは出来るかな。明日死ぬって話したら君は信じて部活を休んでくれるかな…うーん。
まず、PCと携帯のデータはほとんど処分します。
それから、遅まきながらの遺言というか、何名かにお手紙を書きます。
買物に行きます。頭からつま先まで、お金を気にせず好きなもので揃えます。
美味しい物を食べます。そうですね、明日死ぬなら少なくとも今日の三食。と、出来れば明日の三食。豪勢で重いものばかりでなく、美味しい物を。それぞれ、毎回違う人と食べたい。
本は…読み始めたら時間が無くなりそう。個人的に自分のバイブルとする本だけ、もう一度目を通したい。
それからうちにいる、大切な子達をそれぞれ誰に預けるか考えて依頼しなきゃ。
あとは、贈り物。
それから、キス。
笑うこと。
感謝すること。

これで10個ですかね。こまごまとした欲望は多い方なんですが。スケールが大きいと難しい。最初に僕が死ぬって言ったら赤司君は部活を休んで逢ってくれるか、なんて言ったけど、多分普通に僕は言わないと思うので。丁度傍まで来たんです、逢えませんかとか声を掛けて。それから、買ってきた最後の贈り物と一緒に、僕が形見に持っていてほしい私物を一つ、プレゼントして。君の顔を見て、安心して、嬉しくって笑って。
無理言ってごめんなさい、逢ってくれてありがとう。嬉しいです。もう一つだけ我儘言って、キスしていいですかって。そんな感じでしょうか。これで断られたらもしかしたら未練が残って成仏できないかも(笑)
僕は君の願い事を叶えてあげられるか分かりませんが、僕は結構君になんとかして貰えるものがありますよ。

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89 :紫原敦(黒子のバスケ)
2013/05/17(金) 00:57

気付けば室ちんと赤ちんがいっぱい日記を書いてくれてた。
んーと、嬉しい。
うれしくってうれしくってほっぺたゆるむ。へへ。
ちゃんと見てたよ、全部、毎日さ。
文字を打つのは疲れちゃう時でも、吸収は出来るから毎日何度も読みに来てた。綴ってくれた言葉、考えてくれてた気持ち。
室ちんには俺で、赤ちんのには黒ちんで、遅くなったお返事…っていうか、俺の言葉書いていこっかな。



終わったらご褒美なんて、ついこないだ言われた言葉なのにすっかり忘れてた。なんか、ちょっとだけだったのにずいぶん長く感じた気がする。これってちょーバカップルの定番だけどさ。
何がいいんだろ、いざ考えると浮かばないかも。
なんでも嬉しいよ、室ちんが俺へって選んでくれるものなら。
こういうときに意地悪して体にいいから野菜もお食べーなんて言ってくるタイプじゃないの知ってるし。
つっても、もう貰っちゃった気もする。
俺がいない間、さびしい、物足りないって思ってくれたことがもう十分ご褒美。しあわせ。

あ、俺はメールしてる時が考えてる事が多い。
目先の事に集中するタイプ。あんま好きじゃない事とかどーでもいいことやってる時は好きなもののこと考えるけど。
それから、他の好きな物に触れた時に一緒に別の好きな物を思い浮かべるかな。
綺麗な景色だな、室ちん好きかな。いい天気だな、でもきっと室ちんは眉を顰めて日傘差すな。風邪ひいた、室ちん怒るかなぁ、とか。あれこれ。最後のは別に風邪好きなわけじゃないけど。

恋愛に死ぬほど向いてない人嫌いで仙人みたいな室ちんに、こーんな俗っぽい感情を抱かせたんだからそれってもう充分飴な気が済んだけど。どう?
別に俺騙されてないよー。室ちんのそういう性格も、全部じゃないけどちゃんと分かってるし。恐がりな室ちんはそっちの方だと本当子供みたいに強情で不慣れだけど、それでも室ちんがちょっとずつ歩み寄ろうとしてくれてるの、知ってる。
好きで機嫌取ってるんだから良いんだよ?でも労災下りたらラッキーかな?もらえるものはなんでももらうし。災難だなんて、他人は勝手な解釈するなーとは思うけど。
ねえ、大好きなものに手を掛けるのは幸せなことじゃない?映画が好きな人が足しげく通ってお金を落とすのも、反応が薄い熱帯魚を毎日丁寧に世話をする人も、芽が出るかも分からない種を蒔いて水をやる人も。別に誰かに褒められたくてやってるんじゃないの。自分が好きだからやってるんだよ。
だから、例えばそれでいち早く素晴らしい映画に出会えて感動を味わったり、熱帯魚がいきいきと綺麗に育ったり、花が咲いたりしたら、それが一番だよ。失望と言うか、そうならなくて落胆する事はあるかもしれないけど、それも行動を起こさなかったら得られないものだ。希望を持って真摯に接した事は、かけがえのない記憶で、事実だと。思うよ。

室ちんが箱詰めされてたら、俺なら頑張れば持ち運べるかなぁ。
大事に抱えた箱を、幸せな顔でそっと開けたら綺麗な顔と目が合って、そうして耳に心地い声で鳴くんだね。懐かしい、この元ネタ知ってるだろうか。
ね、それでも室ちんが自分からちょっとずつ手を伸ばしてくれようとしてるの知ってるよ。その他大勢なんて毛嫌いして触りたくもないって思ってても構わない、俺の手だけ、時々触れてくれれば。おれだけ平気ならいい。勝手だけど。勝手で何が悪いの。
俺にだけ、そんな望みが分不相応じゃなければいいじゃない。そうでしょ。

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88 :氷室辰也(黒子のバスケ)
2013/05/15(水) 02:17

>

コンビニ帰りに、犬の散歩をしてる夫婦にあった。
旦那さんがリードを引いて、奥さんがそれに着いて歩いていて。公園の生け垣に咲いた花に奥さんが足を止めて、それに気付いた旦那さんが足を止めて。花に顔を近付ける奥さんとそれを見つめる旦那さん。二人の間では何かを話しているようで、それを見て、綺麗だなと思った。
羨ましいなと、思った。


ある占いで「貴方ほど恋愛に向かない体質はいない」と言われて、オレはそれに感動してその占いだけは信じようと思った。
今占っても結果は変わらないだろう。オレは今でさえも向いているとは思っていない。
マイナスからのスタートはなかなかプラスへ行くのが難しい。実感はそれなりにあっても周りと比べれば酷い有様で、酷い性格で、詐欺で捕まってもあまり反論できない気がしてる。

一年に一度、甘い飴玉をあげるみたいに。
小さな小さな一粒のために、延々機嫌を取り続けるアツシは労災が下りても良いレベルだ。

本当に飴玉を貰えるのか半信半疑の中、364日を過ごして、翌日を迎えて、結局飴玉なんて貰えずに366日目を迎えたら、アツシは失望するかな。
それともまた364日後にきっと、と希望を持つのかな。

そんな事をふと思った。


>………………………

なんて、寝落ちながらの日記は意味が分からない。

最近のオレはと言うと、日増して人間との接触を疎ましく感じてしまって。それは電車も億劫なほどで、だけどまぁ厭でも乗れるなら大丈夫なんだろう。ずる休みしたいけど出来ない、小心者みたいな。

それでも仲睦まじい夫婦を見て羨んだりして馬鹿みたいだと思う。身の程知らずというか不相応というか。

そんな位置にこんな自分が立てるわけもないのに。

#「氷室って普段棺桶の中で過ごしてるだろ」

よく言われるんだけど家にあるなら勿論そこで過ごしたい。
箱詰めされていたいな。いっそ土まで被りたい。

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87 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2013/05/13(月) 22:24

>薔薇

テツヤは風邪菌と仲睦まじく宜しくしているようだ。頬を赤らめて…呼吸を乱して…。
彼奴、毎シーズン風邪菌に浮気してないか?誑かされすぎだろう。そんなだから変な奴ばかりに好かれるんだ。
もう少しまともな奴を侍らせることを進めるよ。そして僕からの制裁を受けるが良い。


玲央がそろそろ薔薇が見頃だと教えてくれた。近くの薔薇園には色とりどり、種類も豊富に咲き乱れて咽ぶほどの香りだとか。
テツヤと行った庭園の薔薇もきっと沢山の花を付けて甘い香りを漂わせながら咲き誇っているんだろうね。
不思議な名前の薔薇たちは今はどんな姿をしているんだろう。僕らが行ったときは葉っぱしかなくて見れなかったけど。巨大な棘を持つ薔薇はどんな花を守っているんだろう。小さくて可憐な花かな、それとも豪奢で優美な花かな。


薔薇の棘が花に恋をしていたらもどかしい。


花びらが一つ二つと散って行く姿を見守りながら何を想うんだろうね。
守ろうと自身を尖らせてもあらがえない季節の風に。
触れられないまま恋を伝えることも終わらせることも出来ないまま、せめて花びらの上に棘が落ちればいいのにね。

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86 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2013/05/12(日) 23:10

>キス

今夜の月は針のように細いオレンジの月だった。地獄に垂らされる蜘蛛の糸もあんな細さなんだろうなと思った。

前にテツヤが日記で指先へのキスについて云々話していたが。前に僕がよく知りもしない人間に指先にキスをされて不快だった、と言う話をテツヤは覚えていたようだ。僕の方は言われる迄すっかり忘れていて、そういえばそんな事もあったなと思い出したんだが。

昨日再び別の人間に唐突に手の甲へキスをされたんだ。次は幼児の悪戯だったんだが前回の不快感を思い出して危うく平手打ちを決めるところだった。
僕はやはり未だに人に触られるのは嫌いなようだ。気持ち悪くて手の甲を拭ってしまう始末。別にその幼児が嫌いというわけでもないんだが。

こんな事でテツヤに指先へのキスを許すのはいつになるやら。
急にされたらまだ間違いなく平手打ちを喰らわせてしまいそうで冷や冷やするな…。

ちなみに一時流行った、キスをする場所によって意味が変わる、という話だが、指先は賞賛、手の甲は敬愛、尊敬らしい。
まぁどちらも手近にあったからと言う理由でそんな意味付けさえ知らないのだろうが。

僕がテツヤにするなら何処だろうと、場所と意味の一覧を眺めて首を傾ぐ。
僕なら髪か、耳か頬か、腕かな。
唇は勿論だけどね。


テツヤは他に、何処へしたいの。

そう言えば、テツヤにされた背中と首。背中は確認、首は執着らしい。
確認?何のだろう。

ちなみに僕が調べたサイトには書いてなかったんだけど、鎖骨は何なんだろうね。
僕、鎖骨に噛みつくのは好きなんだけど。

何となく口寂しいな。

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85 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2013/05/11(土) 00:56

>ハリネズミ

ハリネズミが丸くなっていると何となく落ち着くまで撫でてやりたくなる。

多分、テツヤはそんな感じで僕に手を伸ばしたんだろう。

ヤマアラシのジレンマって言うのがあるけど、ハリネズミもジレンマを抱くのかな。
ハリネズミはアルマジロとならジレンマを抱かないかも知れない。それでも寂しいのかな。

ハリネズミを飼いたいと思って調べてみたらミミズを食べると知って取り敢えず検索画面を閉じた。涼太じゃないけど出来れば生きた何かを与えなくて済めばいいんだけど。

ハリネズミが丸まっているときにもしかしたら泣いているのかと思うと僅かな柔らかな部分から安心が届けばいいのにと願ってしまう。
傷つけて傷つけられて「僕に触ったら痛いんだぞ、怪我するんだぞ」って自棄になって丸くなっているなら飽きて顔を出すまで手の平に乗せて待っていたい。そのうち疲れてお腹を空かせて顔を出したところで餌をやりながら僕を覚えさせて其処だけは安全だと教えたい。

絆創膏を増やしながらいつかその傷を舐めてくれる日を夢見て。



テツヤのハリネズミは布団の上で丸まってコロコロ転がっているよ。落ち着かなくてちゃんと眠れないらしい。
眠れないなんて一大事だ。

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84 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2013/05/10(金) 00:00

>三ヶ月

バタバタしているうちに三ヶ月目に突入した。
気持ちとしてはもう随分と長く一緒にいるし、近い距離にいるからかまだ三ヶ月なのかという印象だ。
急展開も何もない穏やかな日々。貫禄からすると熟年夫婦な気がしないか?勿論まだ、至らないところも多いけど。

三ヶ月前の日を思い返すと、まだ寒さが堪える日だった。今も冷えるけど比べものにならないくらいの。テツヤの手が緩やかに温かくて、でも僕は人の手を冷やすのが厭で、でも繋ぐ約束で、テツヤが嬉しそうに握り締めるから変な心地だったのを覚えているよ。
寒い日にわざわざ冷たいものを触る人間なんて普通いないんだけどね。

本当は一日だけのはずがアクシデントもあって二日逢うことに急遽なったりもして。

そういえば僕が部活で遅くまで残っていた翌日で初めて逢うのに酷くぼんやりしていたな。…あれは本当に悪かったと思っているよ。睡眠はちゃんととらないと動けないようだ。
あの時にふらりと立ち寄った店のポストカード、二匹のウサギが赤い目と黒い目をしてて思わず買ってしまって、それに夜手紙を書いて翌日お土産の中にこっそり忍ばせたんだ。

ポストカードくらいの面積じゃ足りないくらいだった。

内容としては大半が僕の性格の注意事項とか。散々メールで言ってはいたけど言い漏らしがないように…それでも足りなくて漏れはあったと思う。

先に悪いこと全部を伝えていないと幻滅されたり、何か違うと、思われるのが厭だった。
出来ないことは先に、変な期待を持たれないようにしないと。
だけどかねてよりテツヤの思考は僕が、というものが前提だった。僕がしんどくないものを、僕が厭な思いをしないことを、僕が、僕が。そればかりで。

僕も出来る限り、テツヤが、って言うものを考えてみるけど、ちゃんと思えているのかな。

あの時のチョコレートショップにはまたリベンジを。旅本を広げて今度は二人で行き先を決めよう。
そうやって僕が外に興味を見せると嬉しがるテツヤはやっぱり当初から思っていたけど変わってる。

他には居ないよ。
他は要らないよ。

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83 :氷室辰也(黒子のバスケ)
2013/05/08(水) 01:25

#御褒美

アツシが暫く忙しくて連絡があまり取れなくなるそうだ。一日何十通もやりとりしないと不安になるとか、そんな可愛らしい女の子精神を残念ながら持ち合わせていないから、わかったと頑張れと…

>終わったら御褒美をあげる。

と言ってアツシの背中を押したわけだけど。
御褒美、何が良いんだろう。
キスやハグはもう珍しいものでもないだろうから喜ばれることも……まぁ喜びそうだけど、いまいち特別感がない。

アツシから御褒美、と聞いたらお菓子しか浮かばないんだけどアツシはお菓子で喜ぶのか…いや喜びそうだけどそれも特別感がない。

まれに御褒美=裸エプロンなんて方程式もあるけど特別価値を感じないし…。アツシが感じるかは別だけど、御褒美はあげる方も貰う方も心地良く行なうものだからね、残念ながら却下。
何でも言うことを聞くと言うのも何でも聞ける訳じゃないから却下。

なかなか、御褒美って難しい。

内容が決まる頃にはアツシのバタバタが多少落ち着いたらいいんだけど。

>………………………

バタバタしてるアツシの方がメールしたいなんて泣き言を言っていた。
…まったく、オレが不満を漏らすならわかるけど当の本人がそんなことで如何するんだろう。まぁ、実際今は連絡もないし頑張っているところなんだろう。ささやかながらここで応援しておこう。

アツシはオレとメールしてるときとしてないとき、どっちの方がオレを意識してるんだろう。なんて事を考えてみた。
多分メールしてるときの方が意識してるんじゃないかっていう見解なんだけどどうだろう?
オレはしてないときの方が意識してると思う。今何してるんだろうとか、伝えたいことが浮かぶと一緒にアツシが意識の中にやってくる。どんな反応をするだろう、何て言うだろう、なんてくるくると動き出すけど。

アツシは今はオレを忘れて頑張ってるのかな。

別に邪魔はしないけどつまらないと此処に書いておくくらいは許されるよね。
さびしい、…さびしい?さびしいのかな。感情は難しい。

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82 :赤司征十郎(黒子のバスケ)
2013/05/06(月) 02:05

>夢想

テツヤが早く寝てしまった日は大抵、何をするでもなくぼんやりとした夜を過ごす。
合わせて早く寝ればいいんだけど、なんとなく一人の夜も悪くないだろう。
今頃テツヤは熟睡中、微睡みのような睡眠じゃなく、深い睡眠に落ちているかな。僕はテツヤの夢に出て来たことはないようだけど、出て来るとしたらどんな会話をするんだろう。夢の僕は現実よりも優しい?それとも昔のように御前を玩具として見ている?

どちらにしてもあまりいい気はしないけど昔そんな話をしたら「対する僕も夢の中では別人ですから僕らに似た別人達のやることは関係ないですよ」みたいな事を言われたね。
合わせてドッペルゲンガーに付いても意見を交わしたがこれは省こう。

夢については色々とエピソードがあって、一番最初に送った和歌も夢にちなんだものだったね。
もう一つ夢についての和歌も送ったけどテツヤは覚えているのかな。…まぁ、彼には忘れたい黒歴史になっているようだけど(笑)


つまらない夢を見て、現実の方が面白いと確認しておいで。


夢とは少し違うが以前、僕が尊敬する数少ない友人からこんなメールを貰ったことがある。

>件名:あなたは明日死にます
>本文:死ぬまでにしたい10の事は何ですか。

件名だけ見たらただのチェーンメールのようだがそんな面白い内容だった。
暫く考えて10個挙げた。無理矢理…もしかしたら足りなかったかもしれない。それほどやりたいことはなかった。そしてやりたいことはやれないことばかりで今はもうやらなくていいことばかりだ。叶えたものもあるが迚も簡単なものだった。
最たる叶わないものは

#みんなの記憶からの消滅

だった。
しかし当たり前だが生きるほどに僕を認識する人間は増えて今では僕が少なからず影響を及ぼす人間までいる始末。あの頃は居なかったのに、不思議なものだ。

今、死ぬまでにしたい10の事を考えるなら何が出るだろう。

ねぇ、テツヤは何を望む?
10個じゃ足りない?

それを僕は叶えてあげられる?

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