#2024.01.04

おまえが幸せであってほしいって、それはずっと変わんないんだろう。

それはおれも同じだ。愛しているよ。

真夜中に急に傾いて、折角の休みだってのに──いや
、休みだから降って齎される時間と気の緩みの所為だろうけど。物語をイチバン初めまで遡って、とうに幾つも通り過ぎた数多の分岐点を思い返して、それが全部間違ってたんじゃあねーかって気分になる。頭では、理性では、そんなんに正誤なんてなく、どっからでもどうにでも出来るんだろうってのは思ってんだけど。
良くねー方にばっか行く時はあっても仕方ねーと思うのよ。コントロールするしかねーじゃん？時間しかどうにもしてくれねえのよ、こんなんはさー。

# 14:21
あ、なんか生クリームたっっぷりのケーキ食いたい。ショートケーキとか。シーザーがガソリン入れに行くんならついでに買って来てもらお。

# 16:53
流石に頭ガンガンしてきたッ！

# 22:03
なんだかんだ調子が戻って来たな？随分くたびれちまったけど。なんとかなった気がする。今は傍に居ようぜって言える気がする。ニャンコじゃなくておれを抱き締めてくれって。ケーキなんかなくてもいいよ。

# 0:23
ホントは一人で泣いていたのと同じ時間、ううん、それ以上の時間、二人きりで抱き合って触れ合って微睡んでたい。夜が更けていくのは嫌だ。どうしたって目を閉じなくっちゃあならない。閉じた瞼に押し出された雫は、シーザー以上にショボくれた顔は、きっと暗くて見えやしねーから、せめて大丈夫だって言ってやる。今日も明日も明後日も。目を閉じて、呼吸と心臓の音を重ねて、何度も聞いた言葉を頭の中で繰り返し繰り返し再生して、二人分の体温で随分温まった布団に埋まって眠る。甘えたがりの恋人を甘やかす朝が来る。

14ヶ月だって、早すぎるよなァ？記念日とはいえオトナになっちまったおれ達を仕事は手放してくれるハズもなく、相変わらず、ホンットに相変わらず忙殺されていた。漸くひと段落してベッドで甘い時間を過ごそうと目論んで抱き寄せたところで──シーザーは寝た。くうくう静かに寝息を立てて、ポカポカの身体をくったりさせている。寝際にウサ耳への未練を呟いて夢に旅立ったのにはちょっと笑う。ウサちゃんに似てんのよ、うちのシーザーちゃんは。あのぷくっとしたほっぺのカンジとか（顔はシュッとしてるハズなのに何つーの？表情？）、じーっとつぶらな瞳で見上げてくるところとか。なァんか似てんのよねー。あんよがしっかりしてるところとか。隙あらば頭を押し付けてくるところとか。ムキムキのデカい成人した男だってのは分かってンだけど、体当たりよろしく甘えてくるガッツにもうデレデレ。ウサ耳実装されるとイイな。あ、ゲームの話。

特に此処に書けるほどの華々しい出来事もなく、淡々と働いてはベッドで身を寄せ合って眠って、朝起きるのがヤでウニャウニャ30分くらいは温い身体を堪能して、遅刻ギリギリで漸く這い出てはいってきますのチューをして、仕事中は妖怪みてーに突然吸ったり（猫吸い的なヤツ）、オヤツ報告してみたり、帰ってなあなあに暮らしを送ってまたぴったりくっ付いて眠る、の繰り返しだけど、それでも目が合う度にご機嫌そーにしてたり、一心不乱にイモ揚げてたり、おれの好きそうな香水つけてみたり、いつでも味方でいてくれるってのは得難いモンだよな。シーザーの寛容さに甘えてるとこもたくさんあんだろなァ……。甘え過ぎず、でも信じて抱きつける先があんのは幸せなコトよねン。そそ、ハッピーがイチバン！