「JOJO、おまえはどれかな？」
と言ってシーザーが見せてきたのはよくある右脳左脳診断。手の組み方、腕の組み方で左右どちらが下になるかって奴なんだが。
「おれは右左。」
「シーザーは左右かと思った」
っつう会話をした後。
「いや待て、おれが間違っていた。ん？左右めちゃくちゃ間違ってた……」
って恥ずかしそうに言ってきてめちゃくちゃ笑った。可愛い奴〜。

シーザーの名誉の為に言っておくと風邪っぴきで本調子じゃなかったんだよなー？笑う。

「もうすぐクリスマスだぜ」
「クリスマスか。これはどっちがサンタをやるか、世のカップルが揉めるトピックだな！おまえトナカイやれ」
世のカップルはサンタトナカイで揉めてねーし（多分）いきなりトナカイ指名でクソ笑った。笑った記念に残しておこう。おもしろシーザーちゃん語録だ。

# 16:06
ホントはデート行ってディナーでもする？とか、イルミネーションでも見に行く？とか、あるいは家でクリスマスツリーでも飾りつけるか、とか。そーゆーのを聞きたかったんだよなァ。
何としてでもサンタを着たいシーザーには笑ったが、ミニスカガーターベルト付きエロエロランジェリーで尻にローターinの確約を取り付けたのでヨシとする。直接言ったが微塵もプレゼントを配る気のないサンタさんには、定番の「おれがプレゼントだぜJOJO…❤︎」をやってもらうしかねーな。

✦·.⋆ Happy Halloween ⋆.·✦
かっわいいウサちゃんと対峙した狼たるおれのやるコトなど一つと決まっている。

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指を鳴らして一日限りの魔法を掛ける。ご都合主義？何とでも言え。薄い煙を纏って頭の先から飛び出した二本の長い耳が微かにぴょこぴょこと揺れるのを目にしたら抑え難い衝動に襲われた。こういう時、自分が恵まれた体格だということに大層感謝している。一息で組み敷いて柔らかな金糸を纏う耳を甘噛みすると、原始哺乳類の記憶か逃げようと踠き背を向けるシーザーの襟足から覗く白い頸。視認した途端再びの衝動、堪らず噛み付いていつもより伸びた犬歯を突き立てると鋭い眼光と視線が絡む。好きだ。…このまま喰っちまいたい、何もかも。まんまるの尻尾を鷲掴みにすると釣られて浮いた腰付きが卑猥に過ぎる。──が、時計を見て泣く泣く断念。フワフワの尻尾、もっと触りたかったなァ……………………。ケツで気持ち良くなってる時にやっぱピョコピョコ動くの？あれ。
噛み付かれてほんの少しプラスαの時間逡巡していたのも可愛くてよかった。突如始めたハロウィンパーティにノリノリでウサ耳生やしてくれるおまえも、辱められて興奮しちまった腹癒せに股間にテチ♡するおまえも、翌朝「狼は番になると死ぬまで相手を変えないらしいぜ」なんて言って喜んでたおまえも、全部大好きだ。
来年はエロエロシスターで頼む。

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プレイリストが増えてるのに言及したら、
「おまえに宛てようと思って」
…………まんまと嬉しくなっちまってハズい。そうやって四六時中考えておれが気づくかも分かんねー（気づくけど）プレイリストを無言で増やして、聞かれて初めてそんなコト言うんだもんなァ。……これも愛？いや恥ずいぜ。

………好きだ、シーザー。

毎晩毎朝と飽きずにベッドの中で触れ合うのは至福だ。先に目が覚めたシーザーが、おれが起きる頃にはぴったり身を寄せて緩んだ表情で寝息なんか立ててると堪らない気持ちになる。これが夢でないのだから、いるはずもない神にも感謝したくなるってもんだ。

いつだって素直におれを好いていると顔で身体で声で表してくれるのも最高だ。おれの個人的なコトさえ自分のコトのように喜んでくれたり、案じてくれたり。愛されてるな、と何処か客観的にすら思う。過去の縁はもうあまりに記憶に遠いから単なる比較も出来ねーけど、こんなに愛に溢れた時間はそうそうねェんじゃねーかな…愛してるだのと、そう口にするタイプじゃねェのに。時々あまりに身の内に募ってどうしようもなくなるんだ。

お留守番中の寝起きの走り書き。帰って来たらシーザーからお誘いしてくれるっつってたけどどーすんだろ。たっのしみー。

ネコを抱っこして、ネコの手握って肉球振らずのはあまりに新妻すぎてビビった。──可愛い。


# 14:00
「エッチが好きでごめん…」
クラクラするほどの特大の劣情を持て余す羽目になった。恋人から聞きたい言葉トップ5に入ってるんじゃねーかな。特殊な訓練を受けてなかったら今頃達してたぜ……………。

……………風邪ひいてるおまえに“可愛い”とか思って流石に罪悪感。心配は心配だけどッ！

キスくらいべっつにいーじゃん、とも思うがこれはこれで治った時にすんのが楽しみになるかも？


# 23:50
…………と言いつつ、一度はあまりにもキスが習慣化してる所為でうっかりシーザーから、もう一度は噛みつこうとする仕草があんまり可愛くてもうキス我慢とかどうでも良くね？と思っちまったおれからキスをした。うっかり忘れてチューしちゃうほどクセになってるって可愛くね？今日もおれの恋人は最高だ。無理をしがちなのはいただけねぇが。

毎晩抱いて寝るのがすっかり身に染みて、一人では妙にベッドが広く冷たく感じるようになった。風呂上がりの温まった体温や、洗い立ての髪から香るイイ匂いとか。少し癖のついた髪を撫でるのも大層気持ちがいい。視線を合わせたまま微睡んでいくのを見るのは幸せだ。いつもよりほんの少し熱い身体が心配で堪らない。きっとスゲー怠くて寂しいんじゃねえかって。……怠いのは素直に薬に頼るとしてだ。せめて寒くて寂しいのくらいは何とかしてやれたらと思う。どうか安らかな夢に導いてやりたい。