お誕生日おめでとう。
今年も一番にいえて嬉しい。ふ、ふふ……くっついて二人で日付を跨ぐのはなんとなく特別な感じがする。クーラーの冷たい風と、肌のぬくもりと、甘ったるい空気と、優しいまなざしと。そんなものをまとめてこの夜の思い出にしよう。
おめでとう。大寿君。生まれてきてくれてありがとう。今年も祝わせてくれてありがとう。大好きだよ。
……さて、ささやかながらプレゼントなのか、もしくはオレの自己満なのか……みたいなものがこのあたりの何処かに有ったりなかったりするので、気になったら探してみてね。
夜毎シーツの海で跳ねる身体は艶めかしくて、触れるだけで心地よく、熱くて甘くて温かい。愛おしくて堪らなくなるとかぶりついて、全てをこの腹の中に収めてしまいたくなる。ああ、たまらない。我慢できない。オレだけのかわいい恋人。
運良く日付が変わる瞬間も腕の中にいるオマエを優しく撫でて、夜の海の中へと誘う。夢の中をゆっくりと揺蕩って、そのまま深く深く沈んでいこう。日の届かない暗黒の中を、互いの存在だけを頼りにして。もう二度と戻れない深い水底へ堕ちて、ふたりきりの世界で甘く微睡んでいたい。
運良く日付が変わる瞬間も腕の中にいるオマエを優しく撫でて、夜の海の中へと誘う。夢の中をゆっくりと揺蕩って、そのまま深く深く沈んでいこう。日の届かない暗黒の中を、互いの存在だけを頼りにして。もう二度と戻れない深い水底へ堕ちて、ふたりきりの世界で甘く微睡んでいたい。