ㅤㅤㅤㅤ今宵、貴方の唇を頂きに参ります。



ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ怪盗キッド


＞……らっ、乱入していいとは言ったけど、予告状出してもいいとは…………えっ！ ちょ待っ、んむぅっ（フェードアウト）

2020/09/13(日) 21:19

長い間オレにとって、愛とか恋とかの全ては必要がないものだった。
"親愛" 以上の欲求をもって愛されれば竦み上がったし、独占欲をもって恋されれば「責任を持てない」と拒んだ。気持ち悪い、怖い、相手がオレのことを理解して至る感情とは思えない。色々な理由があったけれど、とにかくオレは誰かのものになることをついぞ受け入れられず、拒絶して生きてきた。
そんなことで自分の人格強度を落としたくない、とも思っていた。
思っていて、それなのに自らの心へまれに芽生えてしまう "他人への執着" を自覚した時、目の前をベールのように塞ぐのは絶望感だった。
執着は人間として当然の情動だが、そいつは水もやらないのに勝手に育ち、あとは咲かせず実らせず蔦のまま。
他人への執着はオレの思考に嫉妬の蔦を這わせて苛んだ。

嫉妬。心にわだかまる泥濘の名前だ。
時に緑の目をした巨大な怪物。
そういったものに絡め取られて自分が自分でなくなるのだけがとにかく嫌で、オレは自分から「恋愛」なるものを切り離してきたんだろうな。必要のない要素として。
実際必要なかった。なかったし、今ですら「必要あるか、否か」と訊かれたら答えに窮して、それからやっぱり首を横に振るだろう。
きっと必要なのは「恋愛という状態」なんかじゃない。


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常からオレの思考に寄り添うためにすっかり可愛らしい大きさになった、緑の目をした嫉妬がここにいる。
嫉妬は時々にゃーだのわんだのと鳴いて主張するんだが、初めて出来た "オレの恋人" はそいつのこともかわいいかわいいと撫でるし、必要あらば首根っこを掴んで躾けもする。
悪くねえ、こんな感じなら。
オレに必要なのはこの人だ、と思う。
2020/09/13(日) 09:59

ふと思い立って手作りしてみた菓子、すげー嬉しそうに食ってるのが嬉しくてついついニコニコで見守っちまった。
かなり好みがハッキリしてるんで不安だったが口には合ったようだし、とりあえず安心。
なくなっちまうのが勿体ねーとか思ってそうだが、これがまぐれの成功じゃないとすればそう難しくはなかったし（笑うとこ）、また作ってやるからだいじょーぶだって。
2020/09/09(水) 07:24

こんなご時世に在宅のまま恋人やらダチと遊ぶための選択肢としての、謎解きキット。
これ実際メチャクチャ流行ってほしいんだよ、めちゃくちゃ楽しいから。そんで売れてくれたら続編も出るから。
でもネタバレになったら本末転倒だからってんで、日記にはプレイ感想をあんま書けねーわけ。つらい。

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ストビュー使って世界中を旅行する、っていう趣向の謎解きを一緒にクリアした。幸せな休日だったなあ。
時間制限もないキットだったから、のんびり二人でいろんな国を（バーチャルで）見て回って、たくさん散歩して、食いもんや文化も気になりゃ調べて、面白いもんがあればゲラゲラ笑って。
「サグラダファミリアで結婚式はできねーのかなぁ」
「もしできてたらサグラダファミリアの知名度からいって永遠に結婚式が行われるだけのつまんな寺院になってんじゃねーか……」
なんてグダグダ喋りつつも、見上げるステンドグラスの美しさといったらなかなかどうして圧巻ってやつだった。
2020/09/08(火) 23:57

今年のホワイトデーに贈ったのは通販限定のアイスクリーム、オレなりに恋人の好きそうな味を選んで詰めたセレクトパック。
すっげー美味かったらしくて贈った当時もいたく感激してくれたんだけど、なんか昨夜も寝ぼけながら「あのアイス……どこのだっけ。うまかったな……また食いたい、新一と一緒に……」って幸せそうにむにゃむにゃ言ってて、正直ニヤけた。
オレがあげたもん気に入ってくれんの、すげーうれしい。あんときあんまり喜んで食うからすげー早さで無くなっちまったのも、それを悲しそうにしてんのもかわいかったし。
でも快斗がいっとう気に入ってたやつがシーズンフレーバーで今はラインナップにねーんだよなあ。でも、うん、また食おう。一緒に。

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この日記、知り合いに見つかることもあんのかなぁ。前書いてたとこは辺鄙なインターネット離れ小島だったからどうせ誰にも見つからねーと思ってたけど、ここはそうでもねーし。
もし気付いたらオレに直接教えてください。数少ない知り合い各位へ。
2020/09/04(金) 11:05