書写をして気持ちを整えた。何かに集中する事ができるのは幸福な事だ。


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今日の悟は随分と忙しい一日をこなして来たようだった。
明日も予定がある筈だしきっと今夜は早寝してしまうだろうなと思ったのだけれど、ソファでのんびりチャイを飲みながらの「もう寝るかい？」に返って来たのは意外にも「まだ寝ない」の声。
どう見たって眠そうなのに？

ベッドへ移動して性癖やらキラキラネームやらについて言葉を交わしている内、やはりうつらうつらしだして「おやすみ傑」「大好き」の後に眠ってしまった。
欠伸を噛み殺しながら「……まだいける気がしたのに……」とぼやいていた所を見るに、多分…………眠気が待ってくれる限りは話していたい、と思ってくれていたんだな。
ふふ。うん、嬉しかった。


私が今夜はもう少し一緒に居てほしいと思っていた事、きっとバレていたんだろう。それでも悟の行動原理はちゃんと「僕がこうしたいからこうしてる」で、理由や責任を私に求めない。
そばに居てくれることに対して、ひとつも後ろめたい気持ち無く「そばに居てくれて嬉しい」を言えるのは、そういう悟へだからこそだね。


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悟は可愛い。はたから見たらこんなに図体のでかい男相手に何をと思われるかもしれないが。
あくまでも私の中での話だけれど、悟。いつも君の目を見て言う「可愛い」、あれは「嬉しいな」や「幸せだ」と成分が似ているよ。

2022/04/15(金) 01:50

悟のくれる甘い菓子や甘い紅茶を口にする度、黄泉つ竈食いを思っている。
どれも離れている間は進んで口にしようとはしなかった味。味という概念そのものに頓着しなくなった私の手を引いて連れ戻す、味。

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人は食事をする時に思い出も一緒に食べている……とはどの本の一節だったかな。
思い出とは味や香りだけではなく、どこで食べたか、誰と食べたか、その時にどんな会話をして自分が何を思ったか。そういうことがらを指している。
悟が買って来てくれた、悟と一緒に食べた、悟が美味しいねって笑っていた。そういう思い出を胃の腑におさめて、平穏やよろこびを舌と鼻で覚えて。
毎日、そうして生きている。

2022/04/13(水) 00:55

久し振りだし上げておこうか。

さてさて。
新しい帳面を用意する事も考えたんだけれど、紆余曲折も含めて私の"日記"だと思う節もあり、一先ずはこのままで。
だって恋人と別れてからすら同じ帳面で続けていたのに、付き合い直したから心機一転というのも何だか変な感じがするしね。

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まあ、そう。前の頁を読むにつれ青くて小っ恥ずかしいなとは思うよ。ちょっと可愛いけれどもだ。
今の私も相変わらず彼を好きでいるよ、だとか、そのような事を昔の自分に話し掛ける気持ちで読み返していた。

2022/04/11(月) 23:58

＞2023年の私も今同じような心地でこのページを書き移しているよ。
＞結局一冊に纏めているから、今度こそ腰を据えられるといいね。
＞さて、あとちょっと。

復縁した。復縁したっつーか、なんだろ。付き合い直してる。同じ意味だけどオレの中ではなんとなく復縁ってより「付き合い直し」がしっくり来るからこっちで。
恋仲二周目。


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で、離れている間も……

と書きだして思ったんだけど、離れてねーんだよなそもそも。別れたけど別に離れていなかった。めちゃくちゃ一緒に居た。
えーと。別れたけど離れていなかった間（長い）も色々な事があった。最たるものとして快斗には何度か恋人が出来たりして。オレの方はそのあたりあんま変わらなかったかな、相変わらず事件やらなんやら日常が目まぐるしくって、そんな日々でも相変わらず快斗が傍にいたっつか。
なんせ恋人が欲しいとか寂しいとかそういう感情が元々あんまりねーもんだからさ。やれ良い相手は居ないのかだの、やれ良い恋愛をしなさいだの、周りから色々言われてもピンと来ねーのなんの。
オレがそういう意味も含めて傍に居たいのは一人だけだった、ってことでひとつ。


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告白に気付かなかったのはマジ。ガチ。いや、普通に悪かった。
悪かったけどイチャついてんのはいつもの事だし、お前がオレのこと大好きなのもいつもの事だしよ……（神妙に）

まあ、なんだ、正直そっちへ構えてなかったから受け止められてなかったってのも本音。関係を改めなくたってオレは変わらずここにいるし、快斗にしてみればそれに甘え続ける事だってできるのに？ って。
まーでも、それだからこそコイツ本気なんだなぁ、というのもちゃんと理解できたよ。
「恋仲なんかになったらその先には別れしか無い」って常々言ってたその口で、形はどうあれ一生離したくない人間であろうオレにまた告白したんだから。
あ、自惚れじゃなくてな。ちゃんと言葉で何度も伝えられてきたし、分かってる。


オレはこの三年間ずっと変わらずオレのしたいように生きてきて、その「したいように」の中にお前の傍に居ることも当然含まれてた。
だからこれは感謝されるような事でもないのかもしんねえけど……他でも無い快斗が幸せそうにしてくれるんなら本当に、これが良かったんだろうって思うよ。

先の日記もそうなんだけど最近のお前と話してると「ちゃんと正しかった」って言われたようで少し照れるし、救われるっつーか。そういう気持ちになる。
オレのほうこそありがとな。
これからもよろしく、相棒。


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メタい話。
ぶっちゃけ今この姿で言葉を交わすことってあんまねーからすげー新鮮だった。
　
2022/04/09(土) 21:27

別れて二年目にして復縁しましたーっ。イエイ☆
新一と別れて何人も…、……何十人も見て来たが、結局新一以上に好きになれる相手なんて一人もいなかった訳で…。
なんとなーく他の奴と付き合ったりしてみたけど一ヶ月と持たず…。
恋仲そっちのけで新一と遊んで、長電話して……
そんな事を繰り返す日々の中で重大な事実に気付いてしまった！！
オレ、新一の事しか好きじゃないじゃん！！
気付くの遅いよなー。もう二年だもんなー。

でも、遅いなんて事はなかった。
新一は常に変わらず、一番近い場所で待っててくれたから。
あの時は色々思うところがあって別れたけど、長い月日を経てお互い成長出来たと思ってる。
今なら、前よりもっと新一を大事に出来る。もっともっと好きでいられる。
根拠の無い自信の元、一世一代の告白をした訳だ。
しかししかしbutしかし！！無駄に格好付けて遠回しな告白をしたもんだから告白だと思ってもらえてなくて暫く噛み合ってなかった！！
ある日突然

「え、オレたち付き合ってるのか？」

って言われたんだよ！！！
オレはびっくりしたね。毎日甘々でふにゃふにゃな会話ばっかりしてたのに、まさか伝わってなかったなんて！！
じゃあ！！その間のイチャイチャは！！！
新一にとっては付き合ってない相手とのイチャイチャだったって事じゃねぇか！！
なにそれ！！！好き！！！！

紆余曲折を経て、今またこうして〝恋人〟っていう椅子に座ってる。
それがどれだけ稀有な事で幸福な事か…、オレもよく分かってるつもり。
三年間、変わらぬ愛をありがとう。
これからは〝一途〟に、新一だけを想い、新一だけを愛し続ける事を此処に誓う！！！
この先幾つ歳を重ねても、何度生まれ変わっても、オレにとっての相棒はお前だけだ。



此処の事覚えてっかな。忘れてそーだな…アイツ。
まぁいっか。

2022/04/09(土) 18:26

＞2023年の夏油傑が思うんだけど、付き合ってなくてもずっとイチャイチャはしてただろう、君ら。