コイツ、マジで俺が好きだな。と思った。
さもなけりゃ幾ら虎視眈々と狙ってたっつったって、クリプにハジメテを強請られてあっさり差し出しちまう事は無ぇだろう。偶に突然頭が弱くて興奮するが……あァ、言い方が気に入らねえなら
フケーがどうのこうのと、顎に皺作ってぷるぷるしながら電落としに来てくれたって良いんだぜ♡いつもなら、俺なんかは片手で黙らせられるから何言ってようと気にもならねえって所か？デカいバケモノ然として怒りもしない奴が膨れて…意地になって。キャンキャン喚く様はさぞやお可愛らしいこったろう。それこそときめいちまう位にな。

今年を恙無く終えた後は、次の新しい一年も変わらずお前と過ごせるよう願ってる。

>うるせえ、今日は27だ。27ったら27だ。
本音を言えば日付なんざどうだって良い。誤差でしか無ぇし、
二人ならそれがいつであれそう変わらねえと思う。つーか、忙殺されてヘロッヘロの癖して昨夜だってばっちり飛んで帰って来てたからな。目的は果たされてる。けど起きたらお前がいて。丸一日空ける為にさて一体どんな無茶をしたんだか……ま、リテイクしてくれようってのを敢えて断る理由も無い訳でだ。今年も俺好みのモンが俺好みの形で並ぶ、記憶に残る日になった。シャンパンは意地でも近日中に開けてやる。

何処と無く雨の日のしょぼくれた犬みたいだったウチノソラトブオオトカゲが最近、またよく笑う様になった。ああいうツラを見てると、今すぐ穴を掘って掘ったそこに首から上突っ込んで叫びたくなる…そんなあれこれだったが、口に出して、文字に起こして良かったと思う。

ふぅん。飯は食ってるのか、なかなかやるな。次は折角なら肉食え肉。何ならソファサイズのを何個か丸焼きにしてプールに山盛りの氷菓でも作るか？抱き締められてやるから俺にもキスさせろ。
>さもなきゃ血中のト／カ／ゲ濃度不足でどうにかなりそうだ。

>喜んだら謝ってくるマ／レ／ウ／ス滅べ。
暑さでイカれたのか、寂しくて悄げてるのか両方か。

俺が何の気無しに口にした事を覚えてて、暇を見付けちゃ叶えてくれたな。お前似のあの箱には得意じゃねぇと言いながら何通も何通も寄越した手紙が詰まってる。気が利かねえ方を自称するがあの日の部屋はそこら中がピンク色で、俺がどんなに揶揄おうが頭悪そうな巫山戯た眼鏡を押し付けようが文句らしい文句さえ聞いた記憶が無ぇ。ただの一度もだ。…何が言いたいかって？俺はお前がどんな奴か知ってる。そのお前が前の様にっつーなら、それは言葉のままだろ。望みは同じだ。だからもし俺の何かがお前に風穴を空けてそれに気付けてねぇとか、要らねえと思わせたとかって話だと困る。つい“確認”したくなったり、何せ不慣れなもんでな。しばしばぎこちねえ受け答えになっちまうだけで、お前が実は独りメソメソしてねえならそれでいい。今日も一日、頑張れよ。