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┗1312.白群(114-114/114)

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114 :乙骨憂太
2025/02/02(日) 20:57

ただ、五条先生に向き合っていたかった。アナタを好きな気持ちだけで生きていられたら。僕がもっと強かったら。きっとアナタだけを怪物にする事なんてなかったんだ。心がもっと真っ直ぐであれば。ただひたすらアナタだけを見ていられたら。厄介なプライドや自尊心、くだらない優しさ、そんなものを捨てていられたら。こんな形でここに言葉を残すなんて、目も当てられないですよね。ほんと、情けないなぁ。

勘違いしないでほしいのは、僕は悲しんでる訳じゃない。悲しいのは、五条先生の気持ちが分からない時くらいで。寂しいのはアナタがいない時間。一緒にいられる時間以外はほとんど嫌いです。借り物の言葉を並べても、きっと心には届かない。そんなの分かりきっているのに縋りたいのは、まだ僕が大人になり切れないから。いつしかアナタのお腹が満たされて幸せが弾けてしまっても、引っ掻き傷がいつまでも治らなくても、僕は変わらず思いますよ。アナタと出会えて良かった。一生物だって、そんな風に。

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