ℝ𝕦𝕓𝕪. - white

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┗1455.ℝ𝕦𝕓𝕪.(27-31/61)

31 :五／月／雨／江(刀／剣／乱／舞)
2024/04/18(木) 23:00

縁側でお茶を共にしていた松／井から溢れた歌は
この熱い煎茶のようにとても胸に染み入る心地で
その中に一抹の諦めを見出し、烏滸がましいとは
思いながらもひとつ、助言をさせて頂きました。
「偶の非番に、貴方もふらりと遊んでみては？」
待ち続ける事が性で、業とは…いじらしい刀で。
ですが私達にとって殆ど無限である時間を只管に
座して待つのは得策ではありませんから、きっと
新しい出会いや触れ合いから得られる物も多く、
それは裏切りでも、不純などでもありませんよ。

そう伝えてから幾許か、普段話さない刀と話した
と、松／井から話を聞きました。本丸で行われた
祝賀で、普段は固まって過ごしがちな私達ですが
その輪を離れて所以や出自の近しい刀に声を掛け
それはもう楽しく飲み明かしたと。ああ見えて彼
いける口ではありますから、沢山飲んだそうで。
気付けば同衾してしまったとか、ああ、御安心を
私が言うのも何ですが、血の巡りにうっとり惚け
気づけばその腕の中で朝を迎えたと聞きましたが
閨事では無いそうです。わん、本当でしょうか。

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30 :松／井／江(刀／剣／乱／舞)
2024/04/16(火) 04:00

か春
す濤
かに
に
残ひ
ると
り
手漕
指ぎ
の出
ぬづ
く
も小
り舟
に
て

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29 :松／井／江(刀／剣／乱／舞)
2024/04/14(日) 17:00

久し振りに文が届いた、僕の心を支える筆跡。
走り書きだけれど妙に味のあるその文字は僕に
たくさんの力と喜びを与えてくれる大切な糧。
瀉血は程々にだとか、血は浴び過ぎるな…と、
僕を慮る言葉が綴られている、ただそれだけで
任務に赴く足取りも軽く傷が癒えるのも疾い。
本当に…君に救われている。有難う、豊／前。

…祈る掌を解いて、僕の手を引く君と見た桜は
いつでも目蓋の裏で鮮明に咲き誇っているよ。
遠乗りに、連れて行ってくれ。血濡れた刀身を
冷えた水辺でよくよく洗うから、良いだろう？

はあ、いくら豊／前と一緒だからと言っても…
馬当番はどうしても慣れない。馬が怯えている
僕から色濃く香る血の匂いに…可哀想だろう。
ええ？瞳が綺麗だからよく見ろって、そんな…
……、本当だ。…澄み切った、黒瑪瑙のようで
胸がすうっと、見透かされている気持ちになる
…うん、…あたたかい…血も気も巡っている。
案外悪くないのかも知れないね、こういうのも

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28 :カ／イ／ン・ナ／イ／ト／レ／イ(m／h／y／k)
2024/04/14(日) 05:45

朝から鍛錬がてら魔／法／舎の近くをひとっ走りした。
最近は陽が昇るのも早くなってきて、ひんやりした風も
少しずつ春と初夏の間みたいな匂いがして心地いいな。
熱った脚を小川でクールダウンさせるのが気持ち良くて
結構好きなんだが、それをやるにはまだちょっと肌寒い
魔法で体温の調節を持続させる、なんて得意じゃないし
殆ど出来ない気はするけど…それも練習してみたいな。
眩い太陽が恋しいよ、月夜の短い夏を、待ち侘びてる。

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さすが！双子先生、その洞察力を見習いたいよ。
本棚に入れず何処に行ったか捜すのも楽しいが、
やっぱり気に入ったものは手元に置きたいよな。
改めて宜しく！北のお仕置きってやつは怖いな！

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27 :風／真／玲／太(G／S／4)
2024/04/11(木) 01:00

授業の後、ノートを纏めてたら大声で呼ばれてさ。
俺のこと名前で呼ぶ奴なんて一人しか居ないだろ？
身体も声もデカくて本当よく目立つよな、アイツ。
クラスの奴らも笑ってたし、…それを気にしてない
図太い感じもまあ、なんとなーく癖にはなるけど。
相変わらず一緒に走ろうとか、勧誘？染みたことを
して来るけど絶対に嫌だ。幼稚園の節分イベントで
鬼のお面付けたおまえが逃げても逃げてもずーっと
俺のことを追い掛け回してきたやつ、あれは本当に
今思い出してもこえーよ。だから絶対走りません。
おい、意地でもって言うならヌルヌルオバケの話、
最新版を事細かに説明してやっても良いんだからな

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