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┗1718.きみと口ずさむマーチ(6-10/19)

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10 :東/雲/彰/人(p/r/s/k)
2024/04/20(土) 07:06


ここ最近は色々ありすぎて何から書けばいいか分かんねぇな。言いたいことは山ほどあるが気持ちを言語化するのはムズい。満たされてるとなかなか筆を執る気になれないのもそうだし、ここに書くまでもないくらい気持ちを素直に伝えられてると思えばいいことのような気もする。まあ、単純にあの人の名誉を守りたい思いだったりオレの独占欲だったりが理由で遅筆なのはあるが。

#集団の中である役割を演じなさい。
そう言われたら、人並みにはやれる自信がある。それが弟でも後輩でも、恋人でも。先生やリーダー、お笑いコンビのツッコミやボケ、やりたいかどうかは置いといてやったことがない役割でもそれなりにできるんじゃねぇかって思うくらい無駄に器用な自負がある。たまたま東雲家に二番目に生まれたから弟をやってるが、明日から誰かの兄になれって言われても自分の中から面倒見の良さみたいなものを引き出してそこそこやれる気はする。同じ理由で誰かの先輩らしくもなってやれると思う。……そこまではいいとして、じゃあそれ以上になれって言われてやれるのかは正直自信がねえ。いい弟はともかくいい相棒にはなりたいと思ってるが、それは一旦置いておいて、ここで話したかったのはいい恋人ってやつについて。
いい恋人の基準は、当たり前だが人によるだろうな。まずオレにとってのいい恋人を考えてみた。
・一緒にいて安心できる、信頼もできる
・繕わず、オレらしくいられる
・人として尊敬できる
大きく言えばこんな感じだが、あくまでもこれは前提だ。これを満たした上でこういうところが好きとかこうできるから一緒にいたいとかっていう要素がのっかってくるもんだと考える。この時点で一つ言えることは、紛れもなくあの人はオレにとってのいい恋人だっていうこと。また無事に惚気に着地しちまって書いててすでに恥ずかしくはあるが、ここで終わる気は今日はない。…あの人にとってのいい恋人はどんなだろう。一緒にいて安心できたり、信頼できて尊敬し合える関係ってのは望んでいそうだ。甘え上手な可愛い恋人の方があの人の兄気質を発揮できていいのかもしんねぇし、寧ろ座長も先輩もなしにして凭れかかれる相手の方がいいのかもしれない。自分を偽らない範囲でなるべく相手にとってのいい恋人でいたいと望むのは当たり前のことだと思うが、そのために努力が必要なことは恋愛経験が浅いオレからしても想像できるし、それなりの試行錯誤も必要だろうと思う。例えば、オレは思ったことを全部口に出すタイプじゃないから、言わない性格のせいであいつを不安にさせたり傷付けたりするかもなとか。余計なプライドを捨てて素直に好意を口に出せるなら、もっと上手に愛されるだろうなとか。まあ、そう思うことはあっても深刻に考えてるってわけではねぇし、そういう回りくどいオレも含め好いてもらえてるんだって自惚れも自信もちゃんとあるから、これはただの思考整理にすぎないが。ただ、何もせず「いい恋人にはなれない」って悲観的になることだけはしたくないから、自分の気持ちを整理したくてこうして筆を執った。この日常がずっと続くように当たり前だが慢心はしないし、オレを好きでいてもらえるようにできることはしたいと思ってる。そんな話。


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9 :東/雲/彰/人(p/r/s/k)
2024/04/08(月) 13:40


おんがく

桜がきれいだって思ったとき、向こうも同じことを思ってたって知って喜ばずにはいられなかった。気付かず髪に花びらのっけてそうだとか、あの人も来年は卒業するのかとか。考えなくはなかった。でもなんとなく世界があったかい色に見えるのは、春だからか、オレの気持ちがそうさせるのか。

あの人に勧める音楽は下心だ。自分の中に渦巻く気持ちを伝えたくて誰かの声や言葉を借りてるのにすぎない、あまりいいとは言えない行為だ。この世界には妬ましいことに、想いを言語化するのが得意な人や感情にぴたっとはまる音を作り出せる人が多くいる。…オレだっていち表現者として自分の声や言葉で気持ちを伝えられたらとは思うが、恋愛に関してはどうあがいたって初心者だ。そこら辺にある恋のうたを歌うことはできても、その中に潜む感情を自分の声にのせて伝えられるかって言われたら……どうだろうな、自信はねえ。あの人の日常に邪魔したくなって勧めた曲を、気に入ってくれたのが嬉しかった。音楽は呪いだってどこかで聞いたことがあるし、オレも実際そうだと思う。誰かに教えられた曲を“誰かに教えられた”“曲”として記憶しちまうのは良くも悪くも呪いだろ。誰かを思い出せば曲が、曲を思い出せば誰かがついてくる脳の出来の良さに苦しんだ経験は誰にでもあるものだと思う。オレがあの人に曲を勧める理由はそれなんだと最近になって気付いた。オレを想ってほしい。一緒にいないときも思い出してほしい。あわよくば、詞の中にある想いを汲みとって切なくなってほしい。そういう下心が100%で、別に誇らしいことでも何でもないありふれた行為をあの人が気に入ってくれるのが嬉しくて。あとは、オレが曲を勧めたとき、あの人も一曲教えてくれるのが純粋に嬉しい。音楽が日常であるオレにとっていい曲を知る機会はいくつあっても嬉しいし、好きなやつに勧められた曲をオレ自身も心から好きだって思えることが何より尊い。逆も然り。だからオレはあの人に音楽を勧めるし、美味かった甘いものとかいいと思った景色も共有していくことを二人の日常にしていけたらと思った。
……書いててちょっとはずいな、これは。


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8 :東/雲/彰/人(p/r/s/k)
2024/04/03(水) 21:31


ありがとう、うれしい

褒め言葉を言われたときの一番いい返しは「ありがとう」「嬉しい」で、今までのオレみたいに「そんなことねぇ」って否定したり真偽を確かめるような真似はよくないらしい。ネットの民が言うにはひねくれてて可愛くねぇんだと。……ああ、まあそうだろうな。まさに仰る通りだっつうの。
そもそもそうやって素直に礼を言えるってことは自分がそうだって認めてるか、自覚してるってことだろ?いかにもそんなことないって自分で思ってんのに「ありがとう」なんて言えなくねぇか…?って、思ってたが……。
ネットの意見を真に受けたオレもオレだが、否定することはオレを褒めてくれた向こうの言葉も否定しちまうような気がするからそれは申し訳なくて、最近はありがとうの「あ」の字くらいは言うようにしてる。それでもぶっきらぼうで可愛くないのには変わりないんだけどな。ほんの少しでもこうやって自分が変わっていくたびに、オレどんだけあの人に好かれたいんだよって内心げっそりする。細かいことを気にしすぎて素直になれないのはオレの悪いところでもあるが、こんな不器用な部分まで愛されていたいなんて随分強欲な話だと思う。それでもあの人はいつも難なく受け入れてくれるもんだから、いよいよ参ったなと思う。……こうしてなんだかんだ惚気に着地しちまうのが照れくさいけど、これにもだんだん慣れていかないとな。あの人の好きなところはまだ書き足りないし、尽きる気がしねぇ。今のところは。

こういう場所には書けても、対「ひと」になった瞬間惚気られなくなるから、オレにとってもここは最近、まあまあ楽しい場所になりつつある。充実してればしてるほど筆を執らなくなるタイミングも増えると思うけどな。

それと、本棚に入れてくれてんの確認してます。こんなマイペースでゆるい日記なのに、えっと、ありがとうございます。嬉しいです。オレも本棚用意したら入れさせてもらいます。…あー、暁山は頼むからこの日記のこと絵名のやつには内緒にしといてくれ。


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7 :東/雲/彰/人(p/r/s/k)
2024/04/01(月) 18:23


はちみつ

みたいに惚気たい気分だからこれはそのページにする。

好きって言葉以外でこの気持ちを形容したくても、それがなかなか難しいことだって思い知る。歌と違って素直に気持ちを吐くことは簡単じゃない。この性格と生きてきてとっくに諦めてる部分ではあるが、可愛げなんてどこを探してもないだろうに、そんなオレをこれでもかってくらい愛でて好きだって言ってくれる。オレが不得手とするその行為をあの人は息をするように当たり前にやってのけるし、その目に噓がないことは一目瞭然だ。そういうところはほんの少し尊敬してる。オレは欲張りな自覚があるが、それを許容してくれるところに甘えてるし、平気でこたえてくれるところも好きだなと思う。歳上の余裕みたいなものを感じて正直たまらない。たった一個なのにな。まあ、当たり前に歳上だから好きだってわけでもないが、先輩力を抜きにしてもオレより寛大で長けてる部分がいっぱいあると思うからそれ含め好きだってことだな。オレの中の『無茶』はあの人にとってはなんてことないんだって思わせてくれる。本当にそうかどうかは置いておいて、オレはそれに安心するしすっかりずぶずぶだ。

先輩ってすげぇ。一年先に生まれただけの相手になんだって話だが、謙さんに感じるような頼りがいや包容力をあの人に感じることがある。たまに。…気のせいかもだが。
例えば、昨日なんかもそうだった。オレはセンパイのそういう感情をまだ知らないから、つい自分だけがその中でぐるぐるしてるような気持ちになって勝手に凹んでたんだと思う。それも恥ずかしくて言うつもりなんかなかったが、あの人に隠しごとをするのはどうにも苦手で気付いたら素直に吐いてた。安心しすぎるとこうなるんだな……。それが正解だって言うようにずぶずぶに甘やかされて、こんな扱いづらい欲求を抱くのもオレだけじゃない、あの人も同じなんだってことを教えてくれた。素直になるのは難しいがあの人のためならできるって、そう思った。

あの人にも意外な一面はあるらしい。
それ以上に熱中するものがあっただけでそういうことに興味がないわけじゃないのは、オレも、あの人もってわけで。想像しようとしてもなかなかできなかった姿が今はすぐそこにあってくすぐったい。あの人のそういう一面を見るのは、悪いことをしてるような気分にすらなる。…でもどういうわけか今はあの人の全部オレのだからな。そう思うと自然と口角が上がる毎日で、幸せだ。


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6 :東/雲/彰/人(p/r/s/k)
2024/03/26(火) 00:48


きみと口ずさむマーチ

ちょっとガキくさいなとも思ったが、タイトルはこれにする。
オレは歌ってあの人は演じて、それぞれの舞台の上で夢に向かって過ごしてるから、リスペクトの意と。歩幅を合わせるために奏でる行進曲の五線譜を、弾んだ気持ちでどこまでも一緒に歩いていけたらいいなっていう意味を込めた。…ぱっと思いついたものだから言葉にするのに向いてねぇし照れくさい気もするが、そういう前向きな感じがオレらには似合うと思った。字面もやわらかい方が合うと思ってこうしたが、読み方はどっちでもいい。こうしてここに想いを綴っていくことをあいつが嫌がるようならやめるが、せめて気付かれるまでは続けていこうと思ってる。

あの人の踊り方が実は好きだったりする。キレはあるが常にきびきびってわけでもなくて、ちょうどいい具合に力抜いてる感じ。最近よく練習してるあのダンスもきちっとドレスコードしてるわりに堅苦しくなくて、何なら少し余裕が見えるくらいのターンが綺麗で、表現力もしっかり感じられんのが悔しい。やっぱ黙ってるとかっこいいんだよな、この人。…本人に言うことはしねえけど、好きだなって思ったとこのひとつ。

彰人の言葉は魔法みたいだなんて言われて、この日記のことを思わずにはいられなかった。オレらは誰かを想うとき、その人の顔や声を思い浮かべると思う。それがあの人にとっては言葉で、オレもそうだった。オレにとってもあの人の言葉は魔法だ。学校や練習で会えない時間にあの人がオレの言葉を思い浮かべてるっていうなら、ここに綴る言葉もあの人に届いたらいいのに、と思った。…それでも渡す勇気はないんだよな。本当にずっとあいつのことを考えてるのがバレるのと、惚気を本人に聞かれるってのが照れくさい。…そんな理由で?とは思っても、照れくさいもんは照れくさいんだからしょうがねぇ。許せ。


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