彼の手ずから少しずつ手を加えられていくこの手記が愛おしい。装飾を見るに少なからず「彼目線の僕」をイメージしているのかなとは思っているけど……水神様の彼女の言葉を借りるのなら「凄くかわいい!」、僕の言葉としては嬉しいし照れ臭い。だけど何より、それ以上に好きが溢れて堪らなくなる。
アルハイゼンは芽のステッカーだったけど、君は何のステッカーになるんだろうって密かに考えていたりするんだ。何になるのかな?
ふふ、君の付箋もかわいいね、僕の公爵さん。
かくほに!
(実はキミと並べたかっただけ!)
僕は彼の事を利口で賢い犬だと例えているけど、それなら果たして僕は犬と猫どちらに近いんだろう?と、パルディスディアイでカカタと戯れ(?)ながらふと考えていた。…フェネックだろうって言うのは聞かないよ、フェネックだけど…!
僕としての自認は圧倒的に犬寄り。多少気分屋な部分があるのは否めないけど、彼の前では忠犬宜しく懐いている自覚もある。でもそれはあくまで自認の域を出ないし、普段近くで僕を見ている彼にちょっとだけ聞いてみたくなった。
因みにセノに聞いたら案の定「フェネックだろう?」と言われたし、コレイにも「師匠は、その…ええと、師匠だ…!」と言われてしまったから、全く参考にはならなそうだなあ…。
犬であれ猫であれ、きっと尻尾は嬉々と揺れているんだろう。現に今ですら彼の前では揺れ───…っんん。
「尻尾を緩く振って早々に絡ませる」のは、君じゃなくて僕だったのかもしれないね?