己の方向音痴さが愈々情けなく思えてきた。
地図を見てこれが最短だと思って進んだ道が尽く外れる。遠回り且つ身の丈に合わない土地に足を踏み入れ、気が付いた時はグリダニアのエーテライト前。なぜ学習しないのだろうな……。

昨晩はイフリートに何度も焼かれてから楔の存在に気が付いたのだが、どうも自分は目の前の敵に過剰に喰らい付いてしてしまうきらいがある。狩りの時に周りが見えなくなることは無かったはずなのだがな…。相手が相手だからか此方も必死で余裕がないのもあるが……、高揚している感も否めん。致命傷を喰らう前にこの癖は直したいところだ。

今日はまたクルザスに足を運んだ。
あそこは小動物までも強いのは何故なんだ…。雪山という過酷な環境だからか…？小動物相手に文字通りの死闘を繰り広げた話を彼にしたら笑われてしまった。本当に死にそうだったんだ。

年下ではあるが冒険者としては自分よりも遥かに歴が長い彼にはいつも助けられている。
今日も彼のアドバイスに助けられてばかりだったが、無事に竜騎士になることができた。次に会えた時にお祝いをくれるらしいのだが、自分の持ち物を見たらとてもでは無いがお返しに渡せる様なものはなかった。グリダニアで拾った大きいどんぐりが一番まともか。故郷のものは都会の彼には古臭いだろうしな……。自分で稼いだ分も少し貯まってきたし、何か酒でも奢るとしよう。

本棚

𖥞1373…終のしとね
‧✧‧130…BLUE LAGOON

White1
1151…二段目の引き出し
1176…緞帳裏の星
1312…白群
1891…あなたの海を、歩いてきました
1915…La Fleur

White2

White3
141…有明月


Black
1501… 止まり木の渡り鳥、陽に背を向けて
1539…夕日を追いかける１８時、キミに握られ。

昨日は彼方此方駆けずり回った一日だった。


・サスタシャ浸食洞
話には聞いていたし、「まあ、いけるだろう」などと思っていたが少し甘かった。先に狙うべき相手は抑えておかないと面倒だということを再認識した。どの部屋が重要かも分からんから、取り敢えず全部倒して回ったが……あれでよかったのだろうか。


・タムタラの墓所
特にここは問題なかったように思える。


クルザスにも初めて足を踏み入れた。
なんの知識もないままたどり着いてしまったが、まさか雪山だったとは。それに加え、この地はまだ自分には早かったらしい。見たこともないモンスターに囲まれてからが早く、気が付いたらグリダニアだった。結局目的地まではたどり着けなかったが、次に行く時は彼から教えて貰った森から入ってみようか…。

冒険者として旅立ったのは星3月24日。
グリダニアから離れることが多くなったが……未だにリムサやウルダハの街並みに慣れることが出来ないでいる。出口が分からない、出られたら出られたで右から来たのか左から来たのか分からなくなる。階段はどこだ、あれは何層目にあるんだ、そもそも自分は今どこにいるんだ……と、地図を見ても途方に暮れる日々。……だが、旅先で色んな冒険者と出会えることが今は楽しくて仕方がないと思う。

槍を極めたいが一心で駆け抜けてきたが、一度体制を整えるべきなのだろうな。
暫くはウルダハで過ごすことになりそうだから、エーテライトに触れに行きつつ先ずはこの大都会に慣れたいところだ。……慣れるまでにどれくらい掛かるかはわからんが。

リムサも食事が美味い所だと彼に聞いた。
まだ遣いで行っただけで街をゆっくり見て回れはしなかったから、次に訪れた際は散策をしてみようと思う。