A kite - white

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┗1923.A kite(21-25/72)

25 :荼／毘
2024/11/18(月) 19:56

アイツと好き合えて、それから毎日幸せに暮らしてる。何となく幸せってワケじゃねえ。必ず毎日幸せを感じる。その中でも特別に幸せな日ってのもある。
例えば昨日は一日ずっと幸せに満たされて、お互いに寝るのがいつも以上に惜しくなるほどだった。普段は確かめ合えねェようなことを言葉にして、触れて、目を見て伝えられる日は、離れ難さが何倍にもなる。アイツの掌が頬に触れるだけで安心する。視線が合うだけで世界に二人しか居ねェ気になれる。特別に幸せな日だ。

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アイツが俺のことを「俺の男」って呼ぶのが好きなんだよなァ。そう、おまえの。独占欲も所有欲も感じられてイイ。
今日はアイツがここを読んで、出会ってしばらく経った時に俺が言った言葉が嬉しかった、って言ってた。あの頃の俺は全く素直じゃなかったし恋愛に後ろ向きだったが、アイツ以外は考えられなかったンだよな。初々しかったあの頃より今の方がバカップルやってるってのも面白い。人生何があるか分かンねえもんだなァ。

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24 :荼／毘
2024/11/18(月) 06:13

運命的って言葉が苦手だった。残念ながらロマンスに傾倒するタチじゃねえ。出会うにも惹かれるにも根拠はあって、いずれそれは良い意味で落ち着きを迎える。始めから分かり切っていることで、いつも始まりには終わりが付き纏うものだと思ってた。月並みながら、アイツに出会うまでは、と続く。

出会ってから今まで、もう短いとは呼べねェ時間が経ったな。好きなところは列挙すりゃキリがねェほどたくさんある。終わりなんて選択肢は互いの中に存在していなくて、いい日も悪い日もただ傍で手を繋いで呼吸をするだけで満ち足りる。不安を抱えるなら分け合って、互いの言葉で満たし合う。アイツに出会う前の俺と今の俺を比べたら、まるで別人じゃねェかと思うほどに深い関係の中にいる。愛情に溺れることがこうも心地いいことだと、決して欠くことの出来ねェ存在が在るのだと、毎日目が離せねえほど惹かれることがあるのだと知った。相手がおまえだから、それ以外に理由がねえ。閉ざされた世界ですら手を繋いで視線を交わして離れるなと何度も念を押す。おまえからも同じ言葉が返ってくる。こんな相手と出会えることを運命的と言わずになんて呼べばいいのか分からねェ。
今更ながらって話にはなるンだけどよ。出会って初めてアイツが俺に笑い掛けたとき、好きになるとかいい友達になるとか、そんな予測はなかった。ただ、確かに惹かれたのを覚えてる。運命があるとしたら、きっとアレだったんだと思う。薄暗い場所に差し込む柔らかい光みてェなアレが、きっとそうだった。

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23:削除済

22 :荼／毘
2024/11/16(土) 21:13

早く会いてェなァって考えながらアイツの好きなアイスを食う。コレを食うのは二回目だが、三回目も食いてえ。期間限定じゃなけりゃ食えンのに。でも定番化してねェからこそ、復刻した、って嬉しそうな顔見られると思うと悪くねェか。一緒にいても別々の時間を過ごしてても、おまえのことばっかり考えてる。

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21 :荼／毘
2024/11/16(土) 13:26

正体不明の不安を感じる時がある。誰にでもあンだろ、原因不明の薄らとした不安感。そういうのをアイツに言うか悩みはするが、曖昧でも出来るだけ伝えるようにしてる。昨日そういう話をすると、アイツはずっと寄り添っていてくれた。具体的な解決策がなくても話していたい、ってな。他愛もねェ話をするうちにそんな不安も消えて、アイツに対する愛情と安心感だけが残った。俺はアイツのこういうところがすげェ好きだ。ただ俺のことを想って傍に居てくれる。どんな時も寄り添って隣で笑っててくれる。俺はずっとコイツに恋してンだな、って思い知る。二人で浮上するわけでも、二人で沈むわけでもない。手ェ繋いで離れずに、ただ空間に揺蕩う心地。
アイツが言う言葉のなかに、「一緒に」ってのがある。一緒に考える、一緒に歩む、一緒に生きていく。言葉通り、俺だけが頑張ることも、アイツだけを頑張らせるようなこともしない。何かがあれば二人で考えて進めばいい。それが関係性の中で少しずつ定着してきたと思ってる。いつも感謝してンぜ。ありがとな。

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