3 year Anniversary.
3年前の7月1日、僕たちは恋人になりました。
思い返すとちょっぴり恥ずかしいんですけど、前日の6月30日の夜、僕が赤井にとあるわがままを言ったんですよ。それが思いを通じあわせるきっかけのひとつになったというか。ぎこちなさすぎてすこし照れてしまうような、まるで子どもみたいなわがままです。そんな方法でしか気持ちを伝えられなかった僕が、3年後の今では自分から抱きついてキスしながら週末のデートの相談を持ちかけている。そう思うと何だか不思議で。3年前の僕たちが今のべったり具合を見たら泡をふいて倒れるかもしれない!と笑っちゃうくらいにね。きっと付き合いたての僕だったらもっと違うやりかたでデートのお誘いもしていたと思うんです。なので、ひとりじゃなくて赤井とふたりで時間を掛けて築いてきた幸せを、今の僕たちが手にしているんだと思うと感慨深いな。秀一、いつもほんとうにありがとう。あなたと恋人に、夫婦になれてよかった。赤井の唯一でいられることが嬉しくてたまらないんです。
これからも赤井のことを、赤井とふたりで作りあげてきたいろいろなものも全部まるごとひっくるめて大切にさせてくださいね。そしてもっともっと今以上に仲良くなりましょう!ふふ、もちろん僕たちのペースでゆっくりとね。誰よりも愛してる、秀一。大好きだよ。
3 year Anniversary.
「いつまでも恋人のような夫婦でいたいと思ってるので…」
零くんのそんな言葉とともに迎えた、恋人3年記念日。今までずっと何回目の恋人記念日おめでとうと伝えあってきたんだが、結婚した後もそう言っていいのか!?と零くんが迷っていたんだ。先に言われなければ俺も一瞬迷っていただろうな。
交際記念日に変えるか?と提案してみたものの、やはり俺は今まで通りがよかった。ずっとふたりで祝い続けてきた日の名前に愛着があったからというのもあり、何より最初の零くんの言葉がとてもかわいくて、嬉しかったから。何年経っても、お互いに爺さんになっても、まるで恋人同士のようなふたりとしていっしょに暮らしていこう。近所であちらのご夫婦は~と噂になるくらいのな。いつもありがとう、今日も世界でいちばん君を愛してるよ。零くん、これからも恋人として、そして新しく夫婦としてよろしく頼む。
シェイブアイスはハワイアン、トロピカル、レインボーの3種類を買って全て半分こして食べた。おいしい!色がかわいい!とはしゃぐ零くんを眺めながら食べるのが楽しくて、たったそれだけで一日幸せな気持ちだったよ。
零くんも言っていたが、もうふたりで迎える夏も4度目なんだなあ。最初の夏、ボウヤの家の庭を借りていっしょにスイカ割りをしたことが今でも印象深いよ。特別なにか事件が起こったわけでもない。だがずっと覚えているだろうな、あの日のこと。改めて今年も幸せな思い出に溢れた夏にしよう、零くん。