スレ一覧
┗666.オレンジの庭(84-88/118)
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88 :
大倶利伽羅
2023/12/22(金) 03:00
Stella
……寝際の国広が、眠りたくないと零してくれた事が、嬉しかった。
……愛らしかった。
日記未満だが、残しておきたい。
俺は、……あんたが好きだ。
……ずっと、共にいる。
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87 :
大倶利伽羅
2023/12/15(金) 04:56
Stella
……俺の寝落ち率は相変わらずだが、……毎晩しあわせだと零し続けているように思う。
事実だからな、……勝手に、俺の口をついて出る。
最近は止められずに、寧ろ自分もだと、愛らしく返してくれるか、照れながら受け止めてくれる。
フィーバータイムとの認識だそうだ。
認知のされ方が面白い。
ただあんたを、日々より深くと、……好いているだけなんだがな。
……今日も、……あんたを愛している。
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86 :大倶利伽羅/三振り目
2023/11/23(木) 20:40
Stella
……。
(したため終えた筆を置き、乾かすまでの時間をどうするかと、書面を眺め)
封書>主へ
あんたに触れ足りない。
甘やかし足りない。
愛し足りていない。
人の身とは、便利であって不便だな。
あんたは、平気で、危うい一歩を踏み出す。
俺が目を離した隙に、よく転がっているだろう。
ふと気付けば、怪我や痣が増えている。
近侍としても、あんたの恋仲としても、ゆゆしき事だ。
まだまだ練度も足りず、偵察値や機動が低い俺をまくのは、人の身を得て俺よりは長いあんたにとって、容易い事かもしれないがな。
初期刀や乱や長谷部達に見つかるよりも、誰よりも先に、俺が、あんたを見つけて、あんたの寝床に放り込み隠し込みたい。
毛布の中に包み込んで、閉じ込めて、
その時あんたを抱き締めている俺の、ぬくもりでも、においでも、鼓動でも、
張っている気を弛めて、あんたがゆっくりと、安堵の息を吐けるようにしてやりたい。
転がりそうな時、ふらつきそうな時、ひとりで立てない時は、俺を呼べ。
遠慮はいらない。
俺は、あんたの為だけにいる。
抱っこでもおんぶでもして、どうにでもしてやる。
望む望まざるを問わず、重責を課せられる立場であるあんたが、少しでも安心して過ごせる事。
俺が日々刀を振るい、あんたを抱き締めている理由は、そこにある。
あんたが、楽に生きられる場があるなら、それでいい。
それが、俺の腕の中であればいいとも、思うがな。
愛しい主、これからも、あんたの傍には俺がいる。
その愛らしい瞳に、俺だけを映しているといい。
大倶利伽羅
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85 :燭台切光忠
2023/11/23(木) 20:33
Stella
伽羅ちゃんとの時間が欲しいって一振り目に言ったら、視線を逸らされた上に逃げられたんだけど。
……一緒に直談判しに行くかい?
封書>伽羅ちゃんへ
伽羅ちゃん、大好きだよ。
うん、今年の文も、これから書き出しておこうか。
一年二年と重ねても、変わらない、寧ろ強まるばかりの僕の事実だから。
君からの可愛らしいおねだりに間に合っていない事が、今現在の心残りだから、そちらもその内に。
君と僕とが出逢って、惹かれ合って、手を取り合ってから。
一振り目達以上に、この本丸中の刀達の誰よりも、僕は四六時中君の傍にいるつもり。
君を一番独占しているのは、他の誰よりも、僕だ。
僕の心や時間を独占しているのも、同様に、君だけだよ、伽羅ちゃん。
この身を得て知った、愛情も、恋情も、欲情も。
僕の総ては、唯一君だけに向く。
この本丸には、三振りの大倶利伽羅がいる。
その内で、先代の頃から刀を振るっている、唯一の極の、二振り目の君。
初期刀の彼とも違って、自身で多くと経験してきた君が、この本丸で唯一顕現した燭台切光忠である僕に、捕まってくれた事。
あの夜、君を見つけられたのが僕でよかったと、今でもこころから思っているよ。
君が、僕の手を取ってくれた事もね。
重ねていく年月で、今年もまた、君をもっとずっととあたためてあげたくなる、寒い冬がやってきた。
抱き締める口実が多ければ多いほど、僕にとっては都合がいいから、冬も好きかな。
君をこの腕に捕まえて、君に好きなだけ触れて、君を沢山愛せるだろう?
他の皆も、これからの寒さに、同じような事を思っていそうだけど。
君を愛する事を赦されているのは、僕だけだからね。
寒さに関係なく、君だけを見つめて、あたためてあげながら、唯一の愛を囁こう。
君が、他を必要としないよう、強い刀であろうとしている事も、強さを持つ刀である事も、知っている。
ただ僕だけを、その例外としてくれている事が、何よりも嬉しい。
これからも、ずっと傍にいるからね。
愛しているよ、伽羅ちゃん。
燭台切光忠
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84 :大倶利伽羅
2023/11/23(木) 20:30
Stella
……今日、したかった事だからな。
……まぁ、……大目に見ておいてくれ。
封書>国広へ
今したためると、反省文や謝罪文になる気しかしないが、今年も筆を執ってみる。
あんたと迎える、二回目の霜月だ。
一年が、あっという間に過ぎた。
今年も色々とあったように思うが、それでも日々、あんたが俺の傍にいてくれた事、俺に傍へいさせてくれた事、は、変わらない。
朝起きて、あんたのぬくもりを確かめる。
日中、あんたの事を想う。
夜の寝際に、あんたを抱き締める。
繰り返す日々の中で、この寝際にやらかしてばかりな俺は、あんたの手を取らせてもらってから、進歩がない。
己の不甲斐無さも、頼りなさもが、あんたに負担ばかり掛けている。
その繊細なこころを、俺が冷やしてばかりいる。
それが、酷く申し訳なく、情けない。
予想したような内容になってきた。
あんたに贈る文にしたい。
あんたは何かにつけて、自身の良さに首を傾げる。
俺が、あんたは偉いなと褒めた時、感心した時、あたたかくしてもらった時。
それを告げると、さも自然に、普通で当然の事で、特筆すべき事ではないかのように、不思議そうにされる事がある。
あんたはもう少し、自身の良さにも、凄さにも、自覚や自信を持っていい。
直近だと昨夜の、優しくない、といった言葉だな。
正当な主張を、伝えてくれた。
淋しさも、苛立ちも、傷付いた事も、本当だろうに。
それでも、その上で尚、俺へと主張し、伝える事にまた、俺以上に傷付いて。
そんなにも想って、頑張ってくれるあんたは、十二分に、優しい。
もう少しばかり、あんた自身に優しく在れれば、言う事はない。
あんたはもっと、我儘になっていい。
素直で、真っ直ぐで、真面目で、少し頑固で、律儀で。
それゆえに、環境や経験にぶつかって、立ち向かって、傷付いた、歪みや諦めの色を持つ。
あんたは、あんたらしくいていい。
そのままのあんたが、今日も大好きだ。
大倶利伽羅
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