僕と長谷部くんと加州くんは、この秋で出会って七年になるんだ。
せっかく日記も書いている事だし、三振りで色々と思い出語りをしてみることにしたよ。
ちなみに、墓場っていうのは僕ら三振りのグループの名前なんだけど……どうして墓場なんて名前なのかは、誰も覚えてないんだ……。

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墓場鼎談①

>◆お名前をお願いします
仙台まで行って真の格好良さを学んできた、燭台切光忠だよ。
これをやりたいって言い出したのは僕なんだけど、2人とも即答でやるって言ってくれて嬉しかったよ。
主の元で日々の任務をこなしている、へし切長谷部だ。人の身を賜わり、お前達と出会って幾年経った…まぁ、不思議なものだ。たまには時間をかけて、こういう話をしても罰は当たらないだろう。
えっどうしよう俺どんな距離感で喋ってたっけ？記憶の様子がおかしい加州清光でーす。振り返れば振り返るほど、こう、濃い話しか出てこなさそうですでにだいぶビビってるかな。
まぁね……僕ら、出会ってから最低で7年経ってる訳だから……そりゃあ濃い話ばっかりにもなるよね……。
いやホントにそうなんだよね。俺なんて出会った時この国にいなかったからね？みんなと話すために時差と格闘してたわ。
時差と格闘していた加州はよく覚えている。発言の時間帯等見る度にああ、此奴は海外の本丸に居るんだったな…と考えていた。
そう言えばそうだったね！加州くんの本丸のある国の時差調べたりとかもしたし……その話また後でいっぱいするつもりだよ。

>◆初めて出会った場所は？
某青い鳥のところだね。懐かしいね……。どうでも良い裏話だけど、この日記のタイトルの「くれないと飴」の部分は僕と長谷部くんの当時の識別名から取ったんだよ。
懐かしいな。そのような名で呼ばれていたこともあった。紅…綺麗な色だと思い使ったがまさかこの場にまで使われるとはな。
そうだね、普通に絵馬掛けてなんとな〜く集まるようになったんだっけ…あれ…でもなんか長谷部の主と謎に面識があった…記憶が…？（ｸﾞｩｯ頭が）
あっちなみに、俺も超〜初期の頃はメタ全開で巴里に住んでる加州清光、パリ光って名前で呼ばれてたけどすぐに辞めちゃったっけな。二人とも、そのこと覚えてる…？もう普通に加州清光って名乗ってたっけ？
僕、加州くんは長谷部くんに紹介してもらって繋がった……気がする……？もう覚えてないけど……。うわ、そう言われれば巴里光くんって聞いてたかもしれない。
え、そうだよね。なんか二人のうちどっちかは紹介というか、繋がりの繋がりで縁繋いだ気がする……。
加州は共に主になった人の子に紹介をされたような気がする。確か燭台切もそうだったか…繋がりは当時の主であったのは間違いないだろう。…いや、それにしても巴里光…懐かしい呼び名だな。
だよねだよね〜懐かしいなあ。巴里光は、結局外つ国にこだわった話してないしな…って思ってやめちゃったんだよなぁ。飽き性は健在みたい。
今も昔も変わらないって事か。それに関しては皆そうである気はするがな。勿論、多少変化はあると思うが…。
あの頃の加州くんは、存在自体がこう……外つ国！って感じはあったけどね。(？)時差とかもそうだけどさ。
俺　今でも　日本語　難しい
それは僕もそう
それは俺もそうだ。
日本語難しいもんな。仕方ないよな。
顕現してからずっと日本の本丸で暮らしてたって、日本語は不自由だよ。

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墓場鼎談②

>◆お互いの第一印象は？
なんにも覚えてない………………
覚えて…いないな…。
あのね〜長谷部はね〜最初めちゃくちゃ格好良かったんだよなぁ。話、すごく親身になって聞いてくれて…一番はじめに、早く仲良くなったなあ。
燭台切は最初は、毎日赤疲労圧倒的保護者って感じかな……。友刃と恋仲を溺愛して、ちょっと離れたところでいつも見守ってくれてた感じだったと思う！
え、案外記憶あるの俺だけ？
加州くん凄いね？？よく覚えてるなぁ……僕本当そういうの覚えとくの苦手で……。あ、でも長谷部くんはすごく真面目そうだなって思った覚えがあるかな。加州くんは……噂はかねがね！みたいな感じだった気がする……？長谷部くんからちょくちょく話は聞いてて、みたいな。
まあそっからどんどんね、長谷部のポンぶりが発覚していくんだけどさ
あの頃からよく誤字してたよね
眠い時超分かりやすかったよな
意味不明な誤字まみれになるからね
割と長谷部ってスタート時から『ふーんおもしれえ刀』タイプだったよね
思わずでっかい声で笑っちゃったけど言いたい事はすごい良く分かる
まあ俺も大概って感じだったと思うけどねー。
いろいろ振り返ってたらほーんと、懐かしいやらしんどいやら、思い出したくないものまでゴロゴロ出てくるね……。
おい、人が主命に励んでいる間に好き勝手言っているな。まぁ、あまり否定はしないが...。
お前らがどんな印象だったか、少し時間が出来たから考えてみようと思うが...ううん、そうだな...。
加州は存外可愛らしい男士だと感じたのを覚えている。生意気ばかり言っていたが相手の為に考えることが出来る奴だと、そう思っていた。
燭台切は素直で何事も楽しそうに話せる...表現力の高い男士であると感じた。目の前にあるものを楽しんでいるというか...あの頃はあの場も賑わっていたからな。様々な刀に愛されるような奴だと記憶している。
こんなもんか...。

>◆喧嘩したことはありますか？
……あったっけ？
……喧嘩らしい喧嘩はない気がする…けど、例えばこう、お互いの本丸事情とかそれぞれの…刀関係…？で『それはまずいんじゃない？もっとちゃんと考えた方がいい』みたいな、ちょっと真剣めに言い合ったりすることはあったよね。というか今でもある。
喧嘩っていうか、心配しあったり、たまにちょっとだけ叱りあったり〜かな。でも愛ゆえって感じじゃない？
そうだねえ。心配のあまりちょっと口煩くなることがあったりだとか、意見のぶつけ合いだとかはたまにやるけど……うーん、嫌い！もう知らない！みたいな喧嘩はした事ないかもね。またそんな無茶して！とか、そう言う事はよく言ってるけど。
喧嘩はした記憶が無いな。言っていたように意見のぶつけ合いはあったが喧嘩では無いからな...。
なんならつい数日前にもしたよね。
したな。怒っていたとかでは勿論ないんだ。心配だったからこそ、言葉を伝えてしまった。人の身というものは難しいな。

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墓場鼎談③

>◆仲直りの仕方は？
そもそも喧嘩をしないから仲直りもへったくれもないよね。話し合いとかの時は……なんかひと段落ついたかな？ってあたりで気付いたら脱線してるし。
ついこの間の時も、なんか気付いたら鉄棒の話になってたよね。
なんで鉄棒の話になったんだろう…。
でもほんとにそうなんだよね。大体話まとまってきたかな？ところでこの話していい？って感じで急にｷﾞｭﾝｯｯｯって変わるよなぁ
急にアクセルベタ踏みでハンドル切るよね
気付いたら鉄棒の話になっていて驚いたのは覚えている。何を話しているんだ……？？って考えてしまったな。

>◆相手の良い所は？
まずは2人ともとっても頑張り屋さんなところかな。ちょっと心配になるくらい、何事にも全力で取り組んでる。
長谷部くんは、すごく優しいんだよ。すごく親身になって寄り添ってくれるし、どんな話も聞いてくれる。居てくれると安心するよ。
加州くんは、尊敬してるところみたいになっちゃうけど、すごくストイックなところ。自分のやりたい事を絶対諦めないで、ひたむきに努力する姿を見ると、僕も頑張ろうって思えるんだ。
燭台切は周りをしっかり見ているところが良い所だと思う。俺も含め自分で精一杯な奴が多いからな、周りを見て声掛けをしたり気遣いの言葉を掛けられるところが本当に凄いと思う。
加州は燭台切も言ってはいるがストイックで諦めない心を持っているところが良い所だと思う。壁にぶつかって諦めてしまうような場面でも、それをバネにして立ち上がったり周りに意見を聞いて思考の幅を広げられるというものは中々出来ないと思うな。
二振り共に自分の意見を持っていてそれを言葉にすることが出来る。人の身を持つ刀として、主を守る刀として良い事だと思う。
えーなに、二振りともめっちゃ褒めてくれるじゃん。照れんだけど。
えーっと、まず燭台切はやっぱり仲間想いなところかなぁ。長谷部も言ってたけど、周りがよく見えてて、すごくピンポイントで相手がその瞬間に必要としてる言葉をかけることができる、みたいなところがあるかな。すごいなって思う。仲間想いの火力がちょっと高めなとこもあるけどね。そこもまーいいとこなんじゃない？
長谷部は律儀でとにかく優しいって感じ。俺とか燭台切が話してること、話題とか思ったこととか一個一個拾って、一個一個丁寧に言葉返してくれるから、ちゃんと話聞いててくれてんだなーって思う。それが信頼に繋がってる感じするかな。たまに優しすぎたり頑張りすぎちゃったりってところもあったりするけど、その優しさはいずれ絶対自分に戻ってくるはずだから、優しい分たくさん報われてほしいなーって勝手に思ってる。
いざ言葉にすると、面映いけど嬉しいね。
でも俺そんなにストイックなイメージあるんだ。サボる時しぬほどサボって安定に仕事しろころすぞって言われてるのに。
なんだろ、加州くんのは手の抜きどころを分かってる、って感じがするかな。やりたい事のための努力は惜しまないけど、それとは関係無い部分で手を抜けそうなところは抜く、みたいな？
アーーーーーー（すごくとても納得しちゃった顔）
やっぱ燭台切、刀(ひと)のことよく見てるのな……。
こういう話は少しこそばゆいな…。