2022/11/08
十一ヶ月。
ふふ、お前と出逢った季節が来たね。これで、全ての季節をお前と過ごせた。……そしてこれから、お前と過ごす二度目の冬が来る。
俺はね、国広。お前が、俺と深く深く繋がりたいと……そう望んでくれると言うのが。そう、強請ってくれることが……なんだか、ものすごく幸福に思えてならないんだよ。
お前と出逢ってから、この気持ちは増えていく一方だ。
愛している、俺の……俺だけの国広。
どうか穏やかに、健やかに。俺の隣で、ずっと。
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そういえば、今日は皆既月蝕なのだったね。
俺の本丸は薄曇りだったけれど、その合間からほんのりと見えたよ。白く煙る金月。……ふふ、誰かさんのようじゃないか?
……お前も、少しでも見れたかな。