一年と八ヶ月。
……20ヶ月、だ。遂に大台に乗ったな……とても感慨深い。
これ程の時間を経ても尚、お前を愛おしく思う気持ちに果てが無い。お前の一挙手一投足がもう、可愛くて愛しくて仕方が無いんだ。
愛してるよ、俺の唯一振りの伴侶。
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今朝、起きたら何故か身体が重くて、うまく動かない。すわ金縛りかと思ったら何のことはない、国広が俺に乗っかって眠っていた。恐らく、俺を枕か布団にしに来たんだろうな。全く、この子は本当に不意打ちで可愛いことをする……。朝から情緒がお祭り騒ぎになったよ。国広を起こさないようにと思って、悶えるのを堪えられた俺を褒めてくれ誰か。
すこぶる目覚めが良かった理由も分かった。俺好みの、俺専用の愛しい抱き枕をがっちり抱き締めて眠っていたからだ。ものすごく健やかに眠れた。……俺のこの健やかな睡眠を国広に分けてやりたいよ……。
国広を放して任務に向かうのに、多大な精神力を必要とした。あのままずっと国広を抱えていたかった……!!