二十二ヶ月。
一年と十ヶ月、か。
お前と出会った季節が、そろそろ近づいて来たな。
少々折りたたみ
俺に甘えっぱなしになってしまうのが苦しい、と。お前は以前そう言ったけれど……確かに、その気持ちは分かる。正直俺も、自分が他人に寄り掛かる時、感謝と嬉しさと同時に罪悪感も覚えるから。
だけれど……うん、本当に。俺はお前をうんと褒めて甘やかしてとろとろにしてやりたいと、ずっと思っているんだよ。
もちろん、無理に顔を出せと言うつもりは無い。が、……無理に我慢することもない、と思う。お前が楽なように、お前の思うまま在ってくれ。
くれぐれも無理だけはしないでほしい。不安で刀身が縮みそうになるからね。
いつまでだって、ここで待っている。……愛しているよ、国広。お前だけをずっと。