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┗891.とりごや(31-35/98)
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35 :
山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2025/02/07(金) 14:18
星。
りゅうせい、こうてい。俺たち刀/剣……のことを、形容する。そういうことばでも……ある、というのに。俺は、阿呆のいぬ……なのでな。これが……まるきり、読めなかったんだ。当然、ことばの意味も……わかっては、いなかった。俺の想像していた意味は、こうだ。……流れ星のひかりは、たしかにうつくしい。しかし、それは……ほんの一瞬の、きらめきである。いずれは、地の底に……落ちていってしまう。なんとも、はかないものだ。……、……どうだ。写/しの解釈……は、暗いだろう。いくらなんでも、暗すぎる……くらいだ。
俺も暗いが、よその本/丸の俺も……そこは、さすがに負けていない。……実は、写/しは。この日記を、この場所ではじめる前から……だな。冊子に時折、目を通させてもらっていたんだ。最初のうちは、かなしい恋を……している男/士なのか、と。俺は見事に、勘違いさせられていた。そうだとしても、それもまた恋だろう……と、思いながら……。しかし、そうではなかった。好いた相手に、直接は……言えないと思っている、そんな気持ちを。そこに記していたから……、……。そういう都合……で、俺の目には、そう見えていたんだな。
帳面の存在を、恋びとに教えたあと……あたり、からだろうか。最近とみに、文面のほう……も。幸福そうな雰囲気に、見えている。よその本/丸の……同/位/体の、しあわせを。……ここ、いぬごやから。写/しは……これからも、見守っているぞ。
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34 :
山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2025/02/07(金) 14:18
花。
戦乱の世を、経験してきた連中も……この本/丸には、多く在る。かくいう写/しも、その例に漏れず……。そのうちの、たしかなひと振り……だ。……、つまり……。書き手である少年の名を、たまたま……知っていたんだ。そのために、手に取った一冊だった。そうしてはじめて、目にしたとき……の、あの感動。装丁のうつくしさに、惚れぼれとした。そして……なにより、中身がいい。
これは、持論……だが。俺は……文章のうつくしさ、とは。内容のわかりやすさ。伝わりやすさ、だ……という。そういう信念を、持っている。そういう意味でも……するすると読める、いい文章だった。豆腐でいえば、絹の喉ごしだ。思わず、帳面を……ひっくり返して。一頁目から、読んでしまった。それで、気づいたんだ。もともとの、書き手は……あの、作家先生らしい。……、……。本職も、本職じゃないか。どうりで、読みやすいわけだ。
そうと、わかると。思わず、敬語……を、使いたくなってしまう。……麻の着物を、贈ってもらったときに。語り手が、「夏まで生きていよう」と……そう、思う。あの作品の、あの場面が……好きだ。俺にとっての、麻の着物……の、代わりは。……最近、できたばかりの。俺のかたな、うつくしい恋びとだ。……私信、というか。ファンレター……と、いうんだろうか。この一枚は、その類のもの……の、つもりだ。つもり、だった。……、……つもりだ。
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33 :
山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2025/02/06(木) 12:44
うつぼ草。
俺は、体温が高い。……、だから……。湯たんぽとして、役に立つんだ……と、いうことを。俺のかたなに向けて、アピールした。先日の出来事、だ。……その際に、冗談っぽく。俺のかたなが、「夏、どうしようかな」と……言っていて。その発言が、個人的に……とても、うれしかった。今回は、それだけ……書きにきた。そういう……記録のための、一枚だ。
このことば、は。写/しなりに……超訳を、すると。「この先の季節も、隣にいるからね」という……意味に、なる。……、もちろん……。俺のかたなの方では、もしかしたら。そのようなつもり……で、口にしてくれたわけでは。ないのかも、しれないが。……少なくとも、俺にとっては。静かでやさしい、祈りのことばだ。
お気に入り。
「玩具にだってこころはあるんじゃないか、寝ている間に遊んでいるかもしれない」
積年の呪いが、ゆっくりと……解けていくような。そんな心地に、させられた。そういう、ことばたち……だ。……思えば、そうだな。俺たち刀/剣に、だって……こころは、存在しているんだ。審/神/者の、ぐっすりと……眠っているあいだ、に。こうして、本/丸で……ささやかな愛を、育んだり。そのことを、この日記に……書いてみたり、して。わりあい……好き勝手に、生きているんだ。……それならば。玩具に限って、そうではない……という、道理も。ないだろうと、思えた。たしかに、そうだ。……ふ、……。たしかに、そうだな。
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32 :
山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2025/02/06(木) 12:44
火をくぐる。
おなじ景色を、見てほしかったんだ。山の向こうに、あかい……あかい炎が、燃えているのを。俺のかたなにも、この手で……見せたかったんだ。……たとえば。折れてしまいたくなるような、屈辱のこころ。羞恥心……を、覚えさせられる瞬間の、烈しいみじめさ。あさましいものに、成り下がる自分を……ひどく、嫌悪する気持ち。それらを、ぐっと……耐えて、忍んで。そうしてまで、恋しい相手を……欲すること。なにもかもを……こらえて、こらえて。この手を伸ばさずには、いられないこと。自分の嫌いな面を、直視しなければならない時間だ。それでも……、……。すべてのつらさや、この葛藤を……ゆうに、上回ってしまうくらいには。俺は、俺のかたなを……あいしているんだと、いうこと。
こうして……ことばを使って、伝えるほうが。今回の場合は、ずっと正確だな。……俺と、俺のかたなは。あたりまえだが……別々の、ふた振りだ。視神経や……脳だとか、を。共有しているわけでは、ないのだから……。写/しの見ている、この景色は。俺のかたなの目には、どうしたって……同じようには、見えないんだ。だから、ことばでも……伝えて、おく。
最初は、だな。写/しの見ているものと……おなじ景色を、見てほしかったんだ。それだけ、だった。しかし、途中で……気がついた。俺たちは。そういえば……べつのふた振りだったな、と。思い出したんだ。それなら……俺のかたな、には。俺のかたなだけ……の、景色が。きっと、見えているんだろう……と、思って。……、……いや。見えているんだと、いうことを。直接、教えてくれた……から。この写/しは、なんだか……それで。……気持ちが、すとん……と。満足、してしまった。この話は、また。折を見て、続き……を、書きたい。
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31 :山/姥/切/国/広(刀/剣/乱/舞)
2025/02/05(水) 19:01
整理整頓。
この冊子についての、注意書き……だとか。そういう、ここでの……細かいところ、を。ほそぼそと、整えてみた。とりあえず……今回は、いったん。これくらいで、終いにしておこうと思う。……細部にまで、こだわりはじめたら。俺の場合……は、おそらく。きりがなくなってしまう……と、いうことに。ようやく、気がついた。気がつくのが、微妙に……遅かった。
こいびと。
そう言われて、感慨深い心地にさせられた。わかりやすい名前のある、そういう関係なのか……どうか、は。そこ……に関しては、部分的に。あいまいなところも、あったような……。そんな気が、している。……俺ひと振りだけの、勘違いだった場合。あまりにも……いたたまれない事態に、なってしまうのでな。今までの写/しは、おそらく。自称……は、していなかったと思う。これからは、大手を振って……自称、していくぞ。
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