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南泉一文字
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なにかを書き記しておこうにも、穏やか……心が沈むだとか、そういうことがないって意味では穏やかすぎる日々を過ごしているせいでなにも書くことがない。ま、それでいいし、それがいいんだけどにゃあ。化け物斬りがそこにいるなら、それで充分。...あぁ、そういえば？あと数日もすれば、アイツと毎日顔を合わせ始めて二ヶ月らしい。…早いもんだなぁ、三ヶ月前のオレにはお前と過ごす毎日がやってくるとは...想像も出来なかったにゃ。

化け物斬りと毎日顔を合わせるようになって、一ヶ月と半月とすこし、ってとこかぁ？特別なにかが変わったわけじゃないけどにゃあ、朝起きてからアイツの顔を見て、なんだかんだ昼も夜もずっと軽口叩いて……ってのが案外、気楽で楽しい。多分、...化け物斬りも同じこと思ってると思うにゃ。

……あつい、そろそろ人の身を保てなくなりそうだにゃあ。でも、顕現解いたら解いたで更に暑そうなのがちょっとさ。

化け物斬りとオレは尽く合わない。好きな季節、食べ物、過ごし方、なにからなにまで違うんだよにゃ。つってもこの間、二択の質問をし合ったんだけどよ、それは半分くらい合ってたから、全く合わねぇって訳ではないはず。でも、オレは合わない方がいいと思ってる。その方が新しく知ることも多いし、そもそも初めから全てが合う、なんてのはつまんないからにゃあ。で、だ。オレは夜型、化け物斬りは朝型。どうなるかっていうと、朝はオレが眠くて、夜は化け物斬りが眠くて睡魔に負ける。…なのにここまで続いてんのはなんでなんだろうにゃあ？化け物斬りが夜、頑張って起きてんのは知ってるけどよ、オレは朝起きて……？起きてんにゃ…？化け物斬りと毎日話すようになってから、つい、アイツの起きる時間に引っ張られて目が覚めるようになっちまってさ。どうしようもないし、嫌じゃないのがまた。