日記帳 【壱】
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1 :胡/蝶/し/の/ぶ
12/12(土) 09:01

姉さん聞いて。

さっき、任務からの帰り道で気紛れにいつもとは違う経路を辿ってみたんだ。そしたら道が二手に分かれてたのよ。一方は枯れ木の目立つ寂れた細い小道、もう一方は朝陽に水面が輝く川辺。
私は景色なんてどうでも良かったから地形的にも近道になりそうな小道を選んだの。今朝はどうにも寒くて水の側を歩く気分にもなれなかったし…、でも姉さんなら綺麗な川面を眺めながら水辺に沿って歩いてたんだろうなぁ。

そう、それでね。

姉さんのことを考えながらその殺風景な道を歩いてたの。そしたら道の向こうにカ/ナ/ヲが俯いて立ってて、何かあったのかしらなんて思っていても立ってもいられず駆け寄って声を掛けてみたらね。
私もすごい形相してたんだろうなぁ、カ/ナ/ヲってば少し驚いて私を見てから「冬が来たんだなと思って」って、また俯くから視線の先を追ったら石蕗が咲いてたのよ。

私、あの道を通って良かった。それからやっぱり思ったんだけど姉さんもきっと川辺の方じゃなくて私と同じ道を選んだような気がするの。「寂れた山道の何処かに冬の野花が咲いてるかもしれないから、こっちを通ってみよう」って。

今年も冬が来たよ、姉さん。

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2 :煉/獄/杏/寿/郎
12/26(土) 13:30

今日も変わりなく空は澄んでいるし空気も綺麗だ!どんなに冬が深まろうとも俺の心の炎は小さくなることなどない!相対するものが何であっても俺は闘志を燃やし続けよう!

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