スレ一覧
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19.妄想リザルト
┗328-330
328 :
みんスト「もう一つのエピローグ」その1
2008/08/17(日) 14:20:01
「貴女が無事で、良かった、D。」
「ユーリ…」
「…Bは……いえ、亡くなった者たちは戻ってはきません。…けれど」
ユーリはニコッと笑う。
「…ユーリ?」
「わたしたちは生きています」
サァァ…と、穏やかな風が草原を駆け、二人の少女の髪を撫でる。
「私は、あなたのその一生懸命なところ、好きでしたよ」
「「…ありがとう」」
どちらともなく握手をし、別れを告げる。
「ユーリ、私、もう行かなくちゃ。」
「…そうですね」
「フローリア復興のために、まだまだ学ばなきゃいけないことがあるの」
ニッと笑い、歩き出すD。
(i/P702iD, ID:8UqXLQCgO)
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329 :
みんスト「もう一つのエピローグ」その2
2008/08/17(日) 14:20:49
ユーリはその場にとどまりゆっくり目を閉じる。
一一一一そう、始まりは恋だった。
「待ってください、D!」
ユーリの声に、Dが振り返る。
「私たち、ずっと…一一!」
一層強く吹く風が、二人の間を駆け抜ける。
「うん、当たり前よ…!」
Dは大きく手を振った。
(i/P702iD, ID:8UqXLQCgO)
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330 :
みんスト「もう一つのエピローグ」その3
2008/08/17(日) 14:21:53
「…ユーリ?」
Dと入れ違いに、ユーリを迎えにきたリゼラが訊く。
「…一緒に行かなくて、良かったのか…?」
「…はい」
ユーリの瞳に涙はない。
「大切な、仲間ですから」
一一始まりは恋だった。
けれど、彼女の成長が楽しみで仕方ないのは、
『ずっと友達ですよ…!』
ユーリはクルリと向きを変え、リゼラのきた道を辿る。
「そういえば、リゼラだけでしたよね?」
「ん?何がだ?ユーリ」
「Dが女の子だって気付いてないの」
一瞬の後、目を丸くして驚嘆の声をあげるリゼラを残し、心地好い風の中、ユーリはクイナたちのいるキャンプへと歩を進めた。
(i/P702iD, ID:8UqXLQCgO)
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