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193.『戦隊学園』制作スタジオ
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違う。 光を奪われたんだ。 真っ暗闇に、ぽっと白い仮面が浮かんでいる。 パァン!と乾いた銃声が轟き、私は崩れ落ちる。 足を撃たれた。 「射殺か、刺殺か、扼殺か。死に方くらい、選ばしてあげるからね」 仮面は優しくささやきながら近寄って来た。 銀の刃がするりと下ろされ、私の肩に、喰いこんだ。 痛い。それよりも、恐怖。 「たすけて・・・おねがい・・・・・」 突然の出来事。 真っ暗でだだっ広い、何も無いこの場所に、眩しいくらいの光が飛び込んだ。 5色のマントに身を包んだ5人の戦士たちが、仮面と私を取り囲んでいた。 「レジェンドレッド!」 「レジェンドブルー!」 「レジェンドイエロー!」 「レジェンドグリーン!」 「レジェンドピンク!」 「5人そろって、レジェンドレンジャー!!!!!」 5人は歌舞伎のような大仰な立ち居振る舞いでキメポーズを取った。 その瞬間に私の中の恐怖、苦痛、混迷は消え、安堵、希望、そして決意が差し込んだ。 「レジェンドタイフーンだ!Pink!」 「Green!」 「Yellow!」 「Blue!」 「Red!」 5人の戦士が次々と光の弾ををパスし、徐々に威力を高めていく。まるで、バレーボールのように。 「Finish!!」 レッドが最後の一撃を打ち込んだ。 「なに!」 敵に直撃。仮面はぐにゃりと歪み、吹き飛ばされて―― 私は廊下にうつ伏せに倒れていた。 顔を上げると奥で仮面の男がもがいている。青白い仮面は分厚い金具に挟まれひしゃげていた。 「レジェンドタイフーン・鼠捕りだ。連行しろ。」 赤い戦士がそう告げる。 「怪我は?」 彼は私の肩にそっと手を置いた。 でも、私のやるべきことはもう、わかっていて。 「死ね!!」 私は立ち上がると仮面の男に襲い掛かった。怒りの炎が具現化したのか、男を包み込み、壁を突き破って吹き飛ばした。 「やめろ!」戦士の1人が叫ぶ。 お構いなしで。 「逃げんな!」 仮面の男は空を飛んで逃げた。 その時の私は、もはや私ではなくなっていただろう。 全身の毛が逆立ち、白い身体は膨れ上がる。 手も足も太くなり、鋭い爪と、背からは大きな翼が生えた。服はびりびりに破ける。 ブチッという音で口は裂け、血飛沫が白い肌を汚す。 真っ赤な目を見開き私は飛んだ。 私はあいつを逃がしたくない一心で、宙を走り夕空を駆け上がった。 仮面の男は空中でくるりと振り向いた。 「任務遂行だよぅ」 真っ黒な腕が私の首を掴む。呼吸が遮断される。 「アズサワ:ナナみ、お前を殺す。」 「死ぬのはお前だ!」 こいつは、私のお父さんを殺した。そうであれば殺してやる。今殺さねば、二度とそのチャンスは無い。 やつの腕をへし折り、仮面に思い切り、噛みつく。 ゴキンというものすごい音、私は仮面の頭部を喰い千切った。 真っ黒い血が、噴きこぼれたコーラの様に飛散する。私は切断された頭をバキバキと噛み砕く。 残されたやつの胴体は、真っ暗な地面に、落ちてゆく。 「お前には死に方も選ばせない。今ここで死ね」 「雷(ライ)!」 私は真下に稲妻を叩きつけた。 「もっぱつ!」 2度の雷鳴がやつを木っ端微塵に消し去った。 直後私は雨となった。生暖かい雨となり地面に落ちた。私の体も心もドロドロに溶け、もう何も、考えられない。 「MARCH消滅。これでは奴からの情報を聞き出せない。無論、奴が如何なる拷問でも口を割るとは思えないが。ところで保護対象は損傷が激しい。どうされますかマスター。」 「お前に任す。」 「はい。」
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