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265.VigilanteーThe Masked Riderー
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だったら、最初から本心を言った方がいい。 「君は、戦隊が好きなの?」 「好きも何も、私前まで戦隊やってたし」 「マジかよ……」 衝撃の事実だ。 まさか女子高生が戦隊の元メンバーだったとは。 「でも、今は正直分からない」 少女は続ける。 彼女曰く、当時は戦隊のエースとして、日々悪の組織と戦って来たが、途中から何の為に戦っているのか分からなくなってきたと言う。 ───そう言えば、父も似たような事を言っていたか。 「CGRって知ってる?私がいた戦隊なんだけど」 「CGRゥ?」 聞いた事がない。マイナーな戦隊なのだろうか? 「メンバーがすごくてね、殆どが小中学生だったんだ」 「なぁ、それコンプライアンス的に大丈夫なのかッ?」 思わず反射的にツッコミを入れる。 これは偏見かも知れないが、戦隊メンバーの年齢層は、20代や30代───若くても大学生くらいだと思っていた。 まさか、小中学生でも戦隊になれたとは。 一人で感心する斗真を横目に、少女は続ける。 「でも、解散しちゃったんだ。……いや、私が逃げ出した。怖かったんだ。自分を、見失いそうで」 「……なんか、ごめん」 「いいよ、謝らなくて。それに、みんなも元気にやってるだろうしさ」 少女はそっと目を伏せると、静かに微笑む。 「自己紹介、まだだったね。私はルル。君は?」 「緋月斗真。ルル……だっけ?苗字は?」
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