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91.マリルイ学園CGR
 ┗426-428

426 :げらっち
2020/08/13(木) 01:31:52

番外編3
「タコの恩返し!」

我輩はタコである。名前はタコゾウ。
今、サメにかじられ致命傷を負い海底に沈んでいく最中だ。

俺の人生、酷い事ばかりだった。
迅とかいう男に改造され巨大化し暴れたこともあった。
だがしかし救いもあった。
怪物と化した俺を倒してくれ、しかも命を奪わず、海に返してくれた人。
もう一度あの人に会いたい。
神様…
俺を人間に生き返らせてください!!


CGRのルルとキーはサンダルを履いてペタペタと夏の住宅街を散歩していた。
ルルはノースリーブに短パンとボーイッシュな格好、キーは麦わら帽子にワンピースという姿だった。
キー「なんか通行人がチラチラ私を見てくる気がするんですが…:(´◦ω◦`):」
ルル「そりゃキーさんはスタイルの良い美人ですから!目立つのは、当然ですよ✨」
キー「それよりもあの子の熱い視線を感じます…」
ルル「え…」
ルルがそっと振り返ると、電柱の陰から中学生くらいの少年がこっちを見ていた。本人は隠れたつもりなのだろうが全然隠れられていない。
2人が歩き出すとその少年も歩き出し、2人が止まると再び物陰に隠れるのだった。
ルル「ス、ストーカー・・!?」
キー「よし、思い切って話しかけてみましょう( •̀ω•́ )✧」
ルル「キーさんって案外アクティブですよねえ」

キーはいきなり振り返り、その少年に歩み寄った。
キー「こんにちは~❀.(* ́ω`*)❀.」
少年はちょっと面喰らった様子だった。少年はメガネをかけており、長袖長ズボンと言う季節に合わないちぐはぐな服装をしていた。
そしてキーの顔を見るなり顔を赤くして黙っていた。
ルル「あの…もしかして…」
キー「そういえばどこかで見たような雰囲気です。」
少年はにゅるにゅるくねりながら答えた。

「ちわっす、俺はホリ太。よろです。」

[返信][編集]

427 :げらっち
2020/08/13(木) 02:12:00

ルル「わかりました!タコゾウさん、ですね!✨」
ホリ太「気付いてくれたか!」
ルル「人間に生き返って私に会いに来てくれたんですね(〝⌒∇⌒〝)」
ホリ太「いやお前は別にいい。」
ルル「(。・´д`・。)」
ホリ太はキーの方に向き直った。
ホリ太「実は、俺を倒してくれた人に惚れてしまってな…」
ルル「あの!タコゾウさんを倒したのは私でしたよー!💦」
ホリ太「いやこっちのお姉さんの作った武器のお陰だよ。あの武器じゃなくてお前の炎攻撃だったら俺はタコ焼きにされてただろうし、そもそもお前に倒される俺じゃないし。」

しかしキーはきょとんとしていた。
キー「えーと…」
ルル「あれっ、まさか覚えてないんじゃ…」
ホリ太「おい!ホラ、海でさ…(語彙喪失)どうだ!早く思い出せ!」
キー「わああすいません当方一晩寝ると昨日のことはサッパリ忘れちゃうタイプです。゚(゚இωஇ゚)゚。」
ルル「てか忘れ過ぎですぅ!」

その時、突然キーの目つきが鋭くなり、ルルとホリ太を押し倒した。
ルル「いいっ!?」
ホリ太「下敷きだぁ」
ルルは一瞬わけがわからなかったが、すぐにキーが自分たちを庇ってくれたのだと気付いた。
三日月刀がブーメランのように低空を飛び、バシッと音を立て男がそれをキャッチした。

「ヴェハハハハハハハ!!間一髪でかわすとは、やるじゃねーか!CGRの娘さんよォ!!」

そこにはメンズスター幹部・迅が立っていた。
迅「ちょっち暇だったからこの僕が直々に前線に出向いちゃいましたよ!キャスストーンよこせやゴルァ」
ルルはキーに地面に押し付けられじたばたしながら叫んだ。
ルル「ヤバいです!キーさん、変身して奴を・・んんっ!?」
目の前にあったのは見覚えのない綺麗な顔だった。メガネをかけていないキーの顔だと気付くのには時間がかかった。
キー「今のでメガネ吹っ飛びました…( ´ ཫ ` )」
キーは地面をまさぐった。
ホリ太「メガネどこ…ここ…?」
ルル「側溝に落ちたみたいですぅ!どーしましょ!」
キー「(; ・`д・ ́)ナヌッ」
ルル「絶体絶命ですうぅぅぅぅ!!」

[返信][編集]

428 :げらっち
2020/08/13(木) 02:35:19

迅「叩っ切るぜ!」
ホリ太「ぬおお!」
迅が三日月刀を振り上げたがすぐさまホリ太が喰らいついた。
迅「誰だ嵐を呼ぶマセ/ガキはァ!?」
ホリ太「改造されてひどい目に遭ったタコゾウだ!」
迅「んだと!?蛸の癖に調子乗ってんじゃねえ、」
ルル「今ですっ!」

「コミュニティアプリ起動!炎の勇者、ガールズレッド!」

迅「んだとおおお」
ルル「バーニング大砲!!」
迅「ったくしょうがねーな、今日のところはこれくらいにしといてやるぜ、」
迅は炎に包まれながら歩いて帰って行った。


ルル「ホリ太さん大丈夫ですかっ」
ルルは倒れているホリ太に駆け寄った。
キーは手探りでホリ太に近づくと左手で肩を掴み、右手でごしごしとホリ太の頭を撫でた。ホリ太はちょっと嬉しそうにしていた。
キー「助かりました。ありがとうございます(´,,•ω•,,`)」
ホリ太「で、思い出してくれたのか?」
キー「それはまだです。」
ホリ太「…」
ルル「にしてもCGRの衣装って顔見えないですよねぇ… プリキュア風にしてほしかったですぅ!」

つづく

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