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スレ一覧
91.マリルイ学園CGR
 ┗651-653

651 :げらっち
2020/09/03(木) 14:58:06

番外編4
「雪華司令の日常」

ルルとタレは真夜中のCGR基地に来ていた。宿題をここでやったはいいものの忘れて来てしまい、慌てて取りに来たのだ。

タレ「何でうちまで来なきゃあかんのや…眠い」
ルル「だってぇ1人ぼっちじゃ寂しいじゃないですか!何か霊出そうですしね~」
タレ「怖いこと言うなあほ!ノート見つかったんやしさっさと帰るじょ」

廊下を歩いていた2人は扉から光が漏れているのを見つけた。
ルル「ここはたしか雪華司令の部屋…」
すると部屋の中から声が聞こえてきた。

「はぅ…アウゥゥゥゥゥゥ」

ルル「ひっ!」
タレ「鳥肌立ったじょ。」
よく聞くとそれは雪華司令の声だった。しかしいつもの落ち着いた声ではなく、甲高い声で喘いでいる。
ルルは顔を赤くしてパニックになっていた。
ルル「や、やばいですぅ!メンズスターに襲われてるのかも!!」
タレ「いやこれはチン…」
ルル「救出しますううう!」
タレ「やめたほうがいーんとちゃう?」
ルルは扉を蹴破って…いや、鍵は掛かっていなかったのですぐ開いたが…部屋に侵入した。

雪華は暗い室内でパソコンの画面を見ていた。
突然の侵入者に振り向き硬直していたが、すぐに妖しい笑みを浮かべた。「ミーターナー」とでも言うように。

ルル「あれ…雪華司令何してんの?」
雪華「フフフ…私は今、趣味のBL小説執筆をしていたのですよ…ホラッ…スッキリスルデショ(=_=)」
タレは来なきゃよかった、と言うようにそっぽを向いた。
ルル「あのすごい声は何だったの?」
雪華「おおう、聞いてしまったのか…あれはね、ただの気合い入れだ!小説を書くにも、気合いがいりますからね。」
雪華は明らかにうろたえていた。ルルはじとっとした目になった。
「あー、わかった。じゃあこうしよう(笑) 君たちは何も見てない!!いいね?BL小説なんてものは無いんだよヒヒヒッ(⌒▽⌒)コミュニティアプリ起動!雪と大地の長者、ガールズホワイト!」
雪華は突然変身した。

ルル「ええええ!そんなの反則ですぅ!タレ先輩、私たちも、やっちゃいましょ!」
タレ「いやうちは関係ないですぴえーん!」
ルル「コミュニティアプリ起動!」

「炎の勇者!ガールズレッド!」
「草の猛者!ガールズグリーン!」

2人がかりでも司令にかなうはずはないのだが。
ルル「スパイラルフレア!」
雪華「マジカルバリアー!」
ルルの放った炎は雪華の氷のバリアによっていとも簡単にはじき返され、タレに襲い掛かった。
タレ「こっちくんなあほ!わしは草属性やから炎は苦手なんや!」
雪華「今です。暫し眠りにつきなさい。」

雪華が手を上げるとルルとタレの立っていた床がパカっと割れた。
ルル「わーっ!」
タレ「ぴえーんたすけて!完全な貰い事故やん」
2人は地の底に落ちていった。
雪華「記憶BANしておきました。」

床の穴はひとりでに塞がった。雪華は変身を解き、何事も無かったようにパソコンに向き直った。
「さぁ…続きを書きますか(笑)」

[返信][編集]

652 :げらっち
2020/09/03(木) 15:02:24

雪華はグラサンをかけ、わざとらしい変装をして外出していた。
そそくさと路地裏に入る。
何か視線を感じてしまう。いや、気にしているからこそそう思ってしまうのだろうか。

手には1枚のチラシを持っていた。

『超簡単バストアップ術!1度の通院であなたも超乳変態バイ○マンに! 檸檬病院』

「ここであってますね…」
雪華はチラシの隅に書いてある地図と、目の前にある建物の看板を交互に見た。看板には“檸檬病院”と書いてあった。

雪華は周りをキョロキョロ見渡し誰も居ないことを確認した後、音速のスピードで建物に入った。


「雪月姫華さま~、雪月姫華さま~、診察室2番までお越しください~」

変装して、偽名を使ってまでここに来たのはわけがある。
このところクロボー師からのいたずら電話やチェーンメールが多発していたのだ。内容は次のようなものだった。
『腐ったパイ女め!』
『CGRの司令官はまな板だってなぁ。調理器具が司令塔とはどういう事なんだ?』

彼女にもコンプレックスはあった。

診察室に入ると、そこにはレモンの被り物をした少年が座っていた。
え、こんなのが先生…?

「こんにちは。僕が医師のレモーンだよ。まずはレモーン尋問。5つの質問であなたにあったバストアップ術を見抜くぞ!
1 年齢は?
2 身長は?
3 体重は?
4 胸のサイズは?
5 理想のサイズは?」

雪華は1つ1つ質問に答えた。
「えーとですね
年齢:24歳
身長:160ちょいあるw
体重:48だったw
胸のサイズ:B
理想のサイズ。
理想のサイズは……」

レモーンが「サイズは?」とせかす。
雪華はちょっと間をおいて、照れくさそうに言った。
「Gです(笑)」
「G!?」
「はい(笑)」

   ^^
  (´д`)         <コレダカラオンナハ…
 /|    |\/
 \|    |
  L_ 」
   |  |
   |  |
   |  |

[返信][編集]

653 :げらっち
2020/09/03(木) 15:05:57

「それでは、服を脱いでください。」
「え…」
少しためらう雪華に、レモーンは突然怒鳴った。
「おいお前豊胸するんだから脱ぐのは当たり前だろ躊躇すんな」
雪華はとりあえず着ていたカーディガンとインナーを脱いだ。真っ白い肌に黒いスポーツブラを付けていた。
「脱いだね^^ それじゃあ注射を刺すよ。」
レモーンは巨大な注射器を取り出した。
「え、それを刺すんですか?」
「これを刺せばたちまちにGになれるよ。」
雪華はちょっとうさん臭さを感じたが、Gになりたいがために多少の疑問には目を瞑ることにしてしまった。
「はい(刺した)」

ブスッ

「!」
図太い針がみぞおちに刺さっていた。
体が痺れ、動けなくなる。雪華は声を上げることもできず仰向けに床に倒れた。

「お前の正体を知ってるぞ。CGRの雪華司令だ!今回チラシを配ったのは、お前が来るだろうと見越しての罠だよ!お前さえ消えればCGRは敗れたも同然、そしてこの恥ずかしい出来事を連絡網で皆に知らせ、社会的にも抹殺する」

雪華は今の今まで罠だと気付かなかった自分を責めた。
こんなハズカシイ負け方を、するなんて…!

レモーンは釣り竿のような武器を取り出した。釣り糸の先っちょは大きな手のようになっている。手はなんと6本指だ。
「釣った!」
雪華は腹を6本の指で鷲掴みにされ、宙にぶら下がった。
「グハッ!」
「さあこのまま吹き飛ばす!メンズスターの職員として特別賞与が貰えるに違いない。楽しみだ(>ω<)」
「タ、タスケ…」
雪華は声にならない声で助けを求めた。すると。

「捌きのナイフ!」

ナイフが飛来し釣り糸をぷっつりと切った。雪華はドサッと床に落ちた。
「誰だ!?」
「病み上がりの武者、ガールズバイオレット、だよ(小声)」
そこには変身したkotoの姿があった。
「輪切りにされたくなかったら帰ってください。人は脳が美味しいそうですが、病気になるので食べてはいけませんよ。やくそく。食べたら死にますよ。」

「くえーん!」
檸檬は敗走した。

kotoは変身を解き、雪華に手を差し伸べた。
「大丈夫?」
「ア、ありがとうkotoちゃん…何故この場所が?」
「僕ずっと後を付けてたからね。」
雪華の白い顔が赤くなった。
「ワァーッこのことは秘密にするんだ…!」
「口止め料は高くつくよ。」


一方レモーンはメンズスタージトに帰って来ていた。
レモーン「ごめんなのな部長、失敗した。メンズスター関係者名簿作るから許して。あー疲れる。」
ゲラッチ「いや別に頼んで無いけど…」

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