幾度と無く然う謂って来ただろう。今迄も、此れからも、俺は馴れ合う心算は毛頭無い。放って於け。
…其れでも踏み入って来るならば、
はて、何を書けば良いのやら。
其れ其の物依りも恐ろしいもので無ければ、然うさな、容易く禁忌を超えて仕舞えるので在ろうよ。良きかな、良きかな。
さあ、今日も格好良く行きたいよね!
嗚呼、興味深い。
ヒトっつーのは存外、面白えモンみたいだな、大将。アンタは知ってたんだろ?
「言葉」は時に刀身と成って、其の切先でひとをころす事だって出来る様だ。其の物を吐き出した舌さえも傷付けて、血を流しながら、然うしてひとはひとをころすんだぜ。
起きろと謂い乍ら淡い口付けを落とすものだから、
俺は、まるでヒトに成った様な心地になった。