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4.【暗躍】ダークサイド【恐怖】
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異形と男達の戦闘はただの虐殺と言っていいほど一方的な物だった 白い服の男は先頭結果をタブレット端末を持った女性に報告していた 『3分でマスカレイド全員を撃破、おめでとう天本君、この戦闘結果は財団のトップ達も多大な関心を寄せている』 天本と呼ばれた男は女性からの言葉に満足そうな表情を浮かべる 『ありがとうございます、私の研究が認められた事、感謝します』 天本の感謝の一言で話の幕は閉じられた、女性は足早に部屋の出口へ向かう……最後に振り向いた 『君の実験は我々も多大な期待をしている、しくじるなよ』 釘を刺すように言い残し女性は去っていった 一人室内に残された天本は苦々しげな顔をしている 実は天本は先程の戦闘結果に満足していなかったのだ 『私の独学ではこの程度か』 新世代の改造人間…それが天本の研究だった…だが数年の研究の成果であるタートルは戦闘力こそ高いものの以前の改造人間と比べて優れているとは言い難いものだった 『やはり…旧タイプの改造人間のデータは必須か』 歴代の仮面ライダーが葬ってきた悪の組織、その遺産とも言うべき改造人間のデータを天本は欲していた 『ありかは分かっている…動くときが来たか』 一人呟き部屋を後にする天本、その表情は狂気に満ちていた
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