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4.【暗躍】ダークサイド【恐怖】
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現在より少し前。ジェネラルシャドウ達デルザー軍団の3人が始めてソウゴと対面した際。ソウゴは自分の組織に入り、指示に従うように命じた 「俺の名はソウゴ。新たな大ショッカーの首領だ。お前らも大ショッカーの一員だったんだろ。なら俺に従え」 人間を見下している改造魔人が易々と従う筈も無く、短気な鋼鉄参謀は自慢の鉄球を魔王を名乗る若者に向け放った だが 「止めた……いや、止まった?」 鋼鉄参謀が思わず戸惑いの声を上げるのも無理はない。彼の怪力により目にも止まらぬ速さで投げられた鉄球はソウゴの眼前で静止したのだ。更には映像の逆再生のように鉄球が鋼鉄参謀の元へと戻っていく ジェネラルシャドウとドクロ少佐はソウゴが時間を自由に操れる事を察した (この男……ただの人間ではないな? もう少し鋼鉄参謀を暴れさせて様子を見るか……) 鋼鉄参謀は諦めずに再び鉄球を投げる、するとソウゴと鉄球の間にオーロラのような膜が出現し鉄球が膜に飛び込んだと思えば鋼鉄参謀の背後から現れ、勢いそのままに持ち主へと激突した (カカカ…なんと、時間と空間どちらも自在に操るとは……) 単に時空を操れるだけならまだ面白い人間というだけでこの3人が従い、勝負を避けるという事にはならない。決定的となったのは鋼鉄参謀が怒りに任せてソウゴに突撃を敢行した時だった。ソウゴが手を翳すとその瞬間に凄まじい波動が発生して鋼鉄参謀の突撃を止める所か、彼を吹き飛ばして甚大なダメージを与えたのだった 「これで、俺の力を理解してくれたかな?」 デルザー軍団の中でもパワーと防御力では屈指の猛者である鋼鉄参謀を赤子扱いである。ジェネラルシャドウもドクロ少佐も力の差を感じ跪くのみだった 回想に耽っていたジェネラルシャドウを現実に引き戻したのは男の声だった 「こんな所でデルザー軍団のお二方が立ち話とは。何かあったのですか?」 目を向けたジェネラルシャドウの前に居たのは。スーツを着た男だった。働きざかりといった年頃だ。男の名は村上峡児、ローズオルフェノクとして高い戦闘能力を誇る優秀な怪人だ。村上に答えたのは鋼鉄参謀だった、その声には苛立ちが混じっている 「何だ、村上……生憎今の俺は機嫌が悪い、用が無いなら消えろ」 村上峡児という男は奸計も巡らし、自身の望みを叶える男だ。ジェネラルシャドウから見れば自身と同類であるので対して忌避感は無いが直情的な鋼鉄参謀にとっては苦手な相手である。だが、鋼鉄参謀の威圧にも村上は怯まない、この男も強者の一人なのだ 「ドクロ少佐の足取りが掴めたので報告に。鋼鉄参謀、貴方の態度は控え目に言っても下の下ですよ。それでは部下がついてきません」 ぬう…と呻く鋼鉄参謀を無視し、村上はシャドウに書類を渡す。そこは裏切り物の戦闘員達が働く喫茶店がある街だった。あらゆる世界融合の中心地でもある 「この街にはクォヴレーという危険人物もいる。丁度良いかも知れんな」
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