‥ 緊急告知!生存と繁栄の危機!
それは、肌寒い初冬の気配を感じる午後のこと。
キヨ「牛沢さん」
おれ「はい」
キヨ「大変です。
俺たち今後お肉が食えなくなるかもしれません」
おれ「おまえの菜食主義ブームに巻き込まないでくんない?」
キヨ「ちがう。焼肉おじさんが消えそう」
おれ「詳細求」
キヨ「ドグマ風見が俺たちに肉卸すのやめたいって」
はい集合集合集合!!!ついにあのおじさんも真理に手を伸ばしてしまった。とっくの昔に真理を掴んだガッチマンという男に逃げられた俺たちは、もう誰一人として焼肉おじさんを逃したくないの。それなのにドグマ風見ときたら、
「奢ってるやつもおっさんになってきてね?おまえらいま何歳だっけ?」
正気か……??まさかあの人も、抗えない“年齢”という不可逆な世界の理に気づいたか…。
分かってたんだよ。いつかこんな日が来るかもしんないって。でもその時はきっと予兆があると信じてたんだよね。例えば、いきなり肉奢るのやーめたから始まるんじゃなくて「割り勘にしよう」の打診とか。「肉は高いし回転寿司で手を打って」の申し出とか。ほら、何事にも段階ってもんがあるじゃん。段階的にステップアップするのが常識よ。
あのおっさん、階段三十段飛ばしくらいで駆け降りやがった──許せねえ。
以下、眠くて仕方のない俺が考えた対処法を記載します。みんなも突然近しいおっさんから「おじさんがおじさんに集るな」と断罪されたとき、ぜひ参考にしてください。これは正当な権利の主張です。
名称:マルチ焼肉商法俺たち……永久のフレンドやん?戦法①焼肉ジジイに「久しぶり。最近どう?うまい飯食えてる?」と問う。皆さんが生まれ持った軽薄さを隠し、あくまでも貴方のことを気にかけてますよ…と思わせるほどの自然体を心がける。
②昨今の不景気社会でうまい飯食えてるヤツはいません。絶対に曖昧な返答がくる。ただし、ここで意気揚々とでしゃばってはいけない。あっせんなよ。
まずは眉を八の字に曲げて「そっか。大変だよね」と表面上だけで寄り添っておこう。良心なんてもんは捨てろ。
③そして「実は、食べたいときに高級焼肉が食べられるビジネスがあって……」と述べよう。返答がくる前に「ちょうど貴方にぴったりのビジネスなんだけどね?別にやんなくてもいいよ?強制じゃないから。ただ俺はこんな素敵なビジネス他に知らねぇし、やっぱり一番大事な人にこそ一番うまい飯を食ってほしいからさ……」と、心を込めてたたみかけるんだ。ラッシュスタイルだぜ!
この時点ではおそらく相手もまだ不信感を漂わせているだろう。だから一気に!トドメを刺せ!!
④高圧的な口調で「まず俺らに焼肉奢ってみな!!一緒に飯食って更に絆が深まるだろ!?じゃあもう親友ってわけよ!!その後はわかるよな?次はおまえが友達連れてくんだよ。で、ソイツに肉を奢らせる。ソイツがまた新しい友達を連れてくる。連鎖させろ。肉で命を繋げ。気づいたときにはもう、おまえも
こっち(焼肉を奢られる)側にいるから。」
本日午後をこれで潰したおれ「どう?」
深い思考を完全放棄したキヨ「ぃぃょ」
ちなみにドグ兄からは「いつか俺、ころされるのかな」という怯えだけが返ってきました。どうしてでしょうか。俺たち永久の親友なのに。
いきなり出てきてごめん
誠に申し訳ありません。どうもかけこめつぶです。
日記に書き連ねたい事象が突発的に生まれた時にふらっと立ち寄ろうかな、という思考に変わってきました。不定期の屋台みたいなもん。相変わらず【保存】は銘打っておくけど、完全に失踪すんのはまだまだ先になりそう。残念だったな。とりあえず100スレ目標。
今後とも、たまによろしく。
ところでみんな元気?見てる〜?焼肉奢ってよ。