ここにエモいタイトル
風に乗ってパタパタコロコロしとるゴミ袋が鳥に見える朝もありますと
週末だというのにやけに人通りの少ない通りを、タクシーの窓から眺めて帰った昨日。時間と場所に似合わぬ静けさと、顔を見せるのがずいぶんと早くなったあわい朝焼けが、存外感情を豊かにうつす瞳を連想させてすこしだけ寂しくなった。
っていうのもまあいつの間にか相席してた蛾の存在によって台無しにされたわけなんやけども。気付いたら隣に座っとってびっくりよ、どっからついてきたんやろ。大ぶりのあの羽だとか、止まってる時のちょっとした貫禄だとか、要素だけ抜き出したらそれなりにファンも多そうなのに、……いや実際多いんか?わからんけど地面やら壁やらに止まってると避けたくなるし、飛んでる時はふらふらしてるから逃げたくなるの、なんでなんでしょうね。ちなみに日本に生息してる蝶々は250種類もないくらいなのに蛾はその22倍くらいいるらしい。もしかして強すぎ?蝶々は昼に活動して蛾は夜に活動するの、よく"夜の蝶"なんて言葉がありますけどもしかして、……いやいや、あれがね、蝶だからこそ良いってのはわかってますよもちろん。昼に活動する蝶々だからこそ夜と交わるのは不吉だし、ネオンに照らされて光る女性たちの華やかさは間違いなく蝶ですからね。当たり前やろ。
ただよく蛾の方が地味だ〜言われますけどぶっちゃけどっこいじゃないか?飛んでる時の派手さやったり止まってる時の大きさで言えばなかなかなもんよ。胴?の部分のデカさとか……いやよく知らんけど……。ちなみに蝶と蛾の間に明確な線引きはないらしい。"同じ鱗翅目に属する昆虫で、生物学的には明確な区別はありません"ってGoogle先生も言ってたしまあ……蝶はいいけど蛾はちょっとね〜とかおっしゃってる方は蛾に謝ってもらって。なんかめちゃくちゃ蛾が好きみたいな感じになってきたけどどっちかっていうとそこらへんのお虫さんは全体的に苦手というかなんというか……ねえ?ところでこの日記ちょいちょい虫の話出てきてんのもしかしてエグいか?
ちょっとエモく始めようとしてみたはずなのに気がついたらエモーションというエモーションが蛾に持っていかれてた。存在としては綺麗だと思うんですけどもね。タク代半分払えや。うそうそきちんとお家に帰れるといいねえ。ああいう虫たちって帰省本能とか、そもそも家的な何かはあるんでしょうか。ありとあらゆる光ってるものにくっついてるしなさそう。昼間はどこにいるんだとかなんだとか、気になる箇所は多々あれど昨今のインターネットに乗ってる写真っていうのはめちゃくちゃ鮮明ですからね。迂闊に検索できませんと。詳しくなったからといって何かに役立つわけでもないけれどこういうのは役立つかそうじゃないかよりも知的好奇心が満たされるかどうかみたいなところがあるんかな、みたいな。ただの好奇心よりも知的好奇心の方が頭良さそうに見える説を提唱していきたい、今決めました。でも流石にちょっと不安になって調べてみたけど知的好奇心であってるっぽい。でも知性が感じられる物事って括りめちゃくちゃ雑で笑った。知的分野だと頭良さそうなのにね。「昆虫の過ごし方を観察したい」は学問に通じる探究心で知的の括りらしい。今日から知的マスターと呼べ。まあでもやっぱり知性が感じられる物事てことは頭良さそうってことなんですよね〜。
それはそれとして、最近姫と話した「紅茶を楽しむ余裕がない人生は死んでいるも同然」てことをお伝えしにきたはずなんですけども、いつの間にかエモに始まり蛾に知的になんちゃらにとつらつらしている間に1500文字も間近ということで。好きなことを好きなように、いただいた言葉をお借りするのであれば「あしたのご飯を伝えるような気軽さと親しさで」日常やらなんやらをお届けしているので仕方がないのかなと。そうこれにも触れたかったしきちんとお返事をしたいなと、思っているんですよもうめちゃくちゃ。そこそこな多忙のなかちょい日記を見るゆとりがなくなってて気付くのが遅くなっちゃったのがガチで悔しい。どうせ誰も見てないやろの気持ちで日々更新している日記が誰かの目にとまっているだけでも嬉しいのに、言葉をいただけると更にこう……いろいろね。嬉しくないわけが無え。交流を積極的にする予定はなかったんだけど俺もそのうちこう、何かしらの言葉をお返しというか、読ませていただいているお礼をできたらなと。
/再掲