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拝啓、愛しのペリカンウナギ殿。
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跡部景吾
2008/05/30 09:38
初めて日記らしい日記が書けそうだ。
昨日は何時に無く愉しい時間を過ごさせて貰ったぜ。
―‥と云うのも夜にプラシシと薔薇園に行って来た訳だが。
俺の希望を聞いて貰ったにも関わらず白い薔薇を紅く塗るのを忘れちまってた事に帰ってから気付いた。些か残念だが又次の機会に。
話題は互いの事より姫の事が多かった様に思うが如何だ。
プラシシは相変らず可愛かったぜ。飯は味わって食うのが一番だ。
帰る前に薔薇を貰ったが、俺の物は枯れた白薔薇だった。
「生涯を誓う」ッつぅ文字。プラシシに俺らしいと言われた。
プラシシの貰った薔薇には「私を射止めて」とあったんだったな。恥ずかしがっていたが、何処となく可愛らしいと思ったぜ。
嗚呼そうだ。過多想い。の手塚から言葉を貰えた事も嬉しかった。
又御前が良ければ遊ぼうぜ。辺境の地からの声掛け。赦せ。
兎に角貴重な時間を割いてくれた彼には感謝を。
今度は手塚も交えて会えりゃ良いな。
今度は誰か別の奴を連れて行こうと思うぜ。白石辺り。
…今更だが相手に話し辛さを与える事此の上無ェ俺だと自覚はしてるからよ。
ところでそんな愛想の欠片もねえ此の日記に目を通してくれて居る奴の存在に、驚きと其れ以上の喜びを与えられた。
俺から返せる物は何一つ無いが精一杯の感謝を。
そして赦されるなら此方も御前等の思考を辿りてェ。
三丁目の俺様と五丁目の手塚へ。
…俺はラルの心友に成れたのか。有難うよ、凄ェ出世だ。笑
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