想愛ルリジザ(バトン配布中)

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┗想愛ルリジザ(バトン配布中)(161-170/500)

170 :白石蔵ノ介*
2009/10/24 23:00

良え機会やからて日記を最初から読み直しとったら一人で照れ臭くなってもうた。出逢った時は此処の存在知らんと謙也の善意で教えて貰て、表情保てん様なっとったんがもう懐かしい。

こないな頁数を俺との事で埋めてくれる謙也がホンマに愛しゅうてしゃあない。同時に凄いとも思うわ。…俺も部誌やったら毎日書いとんのやけどなァ…、これを機にもうちょい筆取る回数増やして謙也を喜ばせたれる様に善処せな。

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謙也が言うてくれた『叶えて欲しい我儘』っちゅうのを考えとんねんけど中々決まらへん。
…そもそもどないなんが我儘なんや？俺が求める事なん大抵素で叶えられてまうから良う判断つかん。…ちゅうのは考え過ぎてドツボに嵌っとる感否めんな。

取り敢えず一番最初に抱き締めさせて欲しい、そんで触れるだけのキスがしたい。

ここ数日離れとるせいかまた欲が薄くなって来てもうたみたいでそんなんしか浮かばへん。我儘も甘えも相手居ってこそっちゅうのは真理やな。

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169 :白石蔵ノ介*
2009/10/23 21:00

遠い所から届いた言葉。眠れんと部のメニュー組みしとったら嬉しい届けモンに表情綻ぶ。

考えてみれば時差の都合上俺は謙也から見た未来を歩いている様な不思議な感覚やんな。
隣を歩こうと手ェ繋いどったはずやのに、期限付きで空切る両手が少し、可笑しい。

謙也が沢山のモンを見て触れて、楽しめとったら良えなァと願っとる。

- * - * - * -

此処数日珍しく出席率の良え千歳がへらへら傍居って面倒臭い。才気で色々解っとんのやろうけど俺が気ィ回されるん好かんのかて知っとる癖しよって。
こないな時に限って連絡寄越す彼奴も何も今言わんくても良えやろうに…。タイミングの都合で心左右されたりせェへんけどな。

この侭何処にでも行ってまえそうな自由を持て余す。

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168 :白石蔵ノ介*
2009/10/22 23:00

謙也の居らん日常は静か過ぎて落ち着かん。
所用済ませた帰り道、考え事しとったせいか気付いたら謙也ん家に着いとった。一瞬自分の無意識の行動に戸惑って、折角やから上げて貰ったんやけど主の居らん部屋に居ってもアカンな。寂しなるだけや。

見つけ出した今日の分のテープと、こっそり枕借りてくわ。謙也が帰って来たらベルと一緒に返すさかい。

- * - * - * -

以前は当たり前やったはずの一人寝のベッドがいやに広い。しゃあないからベルとシアが仲良うくっついとる箱乗せて、リリィ(謙也はミニ蔵って呼んどるけどホンマはリリィて言うんやで)も布団に入れて暫しの浅い眠りを泳ぐ。

困った事に謙也を探してベルが鳴く。シアと俺で慰めて漸っと落ち着きはするものの、夜になるとやっぱりまた気になってまうんやなァ。せやからちょこちょこ起きては様子見とんねんけど夜の冷たい空気は俺の心にも毒やからとっとと夜明け来るんを願う。

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167 :白石蔵ノ介*
2009/10/21 18:00

今日から一週間は謙也が居らん。大切な日記を預けられて守る約束をして、いざ何を書こうかと日常を振り返れば其の中に大切な存在が欠けている。それだけで此の瞳に映る世界は簡単に色を失うやなんて恋に捕らわれて初めて知った。

此処数日は俺の気紛れぶりが際立って謙也と擦れ違いを起こしたりもした。大切やからこそ言葉や反応の些細な所に迄心揺らされてしゃあないねん。優しい謙也は気付いてへんかったかも知らんけど意地悪やったな、俺。

- * - * - * -

謙也を見送ったばかりの今日、寂しさに呑まれるなん嫌やから謙也が隠してくれたモンを探して気を紛らわす。今日の分はもう見つけてもうたから明日の分は明日探す。したら一週間なんすぐや。
後は今から少し仮眠を取って、夜空を彩る流星群を見て謙也を思う。

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166 :忍足謙也
2009/10/21 12:41

　
>結婚二ヶ月目の記念日
何でよりによって今日出発なんやろうと思う俺と、どうせ免れられんなら今日で良かったと思う俺が居る。

時差は日本から見て－7、8時間。ちゅう事は日本で今日が終わっても現地やとまだ今日で居れる。傍に蔵ノ介が居らんのは辛くてしゃあないけど、蔵ノ介との記念の日を少しでも長く過ごせるんは嬉しいねん。

ほんで今日の夜はオリオン座…やっけ？流星群が発生するらしいから、空の上から蔵ノ介に向けて気持ち飛ばせる筈や。ちゅうか飛ばしてみせる。

…本音はやっぱ離れたない。嫌過ぎて感覚が麻痺しとんのは俺も同じかもしれん。けど其れを言うたらもっと離れ辛なるんは分かっとるから、言葉にする代わりに居心地の良過ぎる腕中で少しだけ泣いて行く。

心も体も魂も全部蔵ノ介に預けとるからちゃんと無事で帰るよ。家族には伝えてあるさかい、好きな時に部屋上がって良えから寂しなったら家においで？

あ…あと一昨日迎えに行きそびれた理由まだ言うとらんかったな。
少しでも蔵ノ介の寂しさが紛れる様に互いの部屋の色んな場所にカセットテープ隠しておいたん。一日一個聴ける様に、七個。
全部蔵ノ介への気持ちとか思い出語っとるだけやからどれも似た様に聴こえてまうかもしれんけど心はめっちゃ込もっとるで。

あと何やったっけ…伝えたい事仰山あるんに気持ちが焦ってもうて上手く纏まらへん…っ。

大好きやで蔵ノ介！帰って来たら真っ先に抱き締めさせてな！

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165 :忍足謙也
2009/10/20 22:26

　
出国前最後のデートは俺の家で。

雛は蔵ノ介の家に預かって貰う事にした。
其の方が雛達にも蔵ノ介にも良え気がして…。

愛鳩は親に置いて行けって言われてもうたから連れて行けんけど、どうにかして蔵ノ介には無事だけでも伝えるつもりや。

…流石にな、日本語も英語も伝わらん国に通訳無しで個人的に行くんは無茶やと思うねん。
(俺は跡部とかとちゃうから第二言語なん当然出来ひん)
蔵ノ介に「身振り手振りしかないなぁ」て言われたけど、想像してみたら外人からしたら食/い/倒/れ/太/郎にしか見えん気がした。
其れさえも「可愛え姿」言う蔵ノ介はとんでもない強者やと思う今日この頃。…あ、けど蔵ノ介が太郎状態でも可愛えわ。

取り敢えず現地居る間は精神保たせる事を目標にしようと思う。

きっと支えてくれるんは蔵ノ介のくれた腕時計と、蔵ノ介と交換した腕時計。
今日貰た時計は向こうの時刻に、蔵ノ介の時計は日本時間に合わせておく。…離れとっても少しでも傍に感じられる様に。

+-----+

此処数日気持ちや行動が擦れ違う事が何度かあった。
けど其れは互いを想い過ぎての事で、過ぎれば愛しさしか残らんらしい。…こんなん初めてで擽ったくてしゃあない。

帰って来たら我が儘何でも叶えたるから、小さい事からデカい事迄仰山考えとくんやで？

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164 :忍足謙也
2009/10/19 17:51

　
蔵ノ介と神社でデート。
寒そうな蔵ノ介に温めとったストール巻かせてお詣り、…の前にプレゼント。

マッシャル・ニエルの花を樹脂で固めた置物。
蔵ノ介が前バラ園行った時贈ってくれたんと同じ花で、偶然花屋の店先で見付けて綺麗やったんと…あの時くれた花言葉を蔵ノ介にも贈りとうて迷う事無く買うとった。

想いを告げた時頬を流れた涙は、囁いてくれた言葉は絶対に忘れへん。勿論表情も温もりも優しさも、全部大切に連れて行く。

願わくば

>俺が居ない間も蔵ノ介が無事でありますように…、帰って来たら元気で大好きな笑顔を向けてくれますように。

俺の無事は蔵ノ介が祈ってくれるだけで良え。反対に俺が願うんは蔵ノ介の幸運だけや。

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163 :財前光
2009/10/19 01:35

　
何や彼の人ばっか良え思いして部長と離れる迄の時間惜しんではるけど、俺かて謙也さん(て言うといたりますわ…一応)と離れるんやっちゅう事忘れんといて欲しいモンやな。

ちゅうか…ほら、前奪った牛スジ返したるんで早よ弱点教えて下さいよ。
とか言いつつ束の間の別れ惜しむ阿呆ップル引き裂く気は無いんで会いたいとは言うたりませんけどね。

俺を素直にさせたいんやったら駅前の商店街にある老舗の白玉入り善哉奢ってくらはったら考えてあげん事も無いですよ、なんて。
ああ…或いは明日筆箱忘れる予定なんであの使いにっくい消しゴム貸してくれたら、でも良えですわ。

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162 :忍足謙也
2009/10/18 18:36

　
>蔵ノ介と過ごす時間の一分一秒が大切な宝物で、幸せの源。

あの夢を見てから、人づてにあの言葉を聞いてから離れるんが恐くてつい素っ気ななってまう事もあるけど、一層大事に思う様になった。
本音を言うたら誰にも触れさせた無い、出来る事なら他人の視界からも隠してまいたい位に愛しい人。せやけど好きやからこそ自由の中で笑うてて欲しいから、狭い俺の腕中で最大限の自由をあげる。

信じる相手も心を揺らされて良え相手も蔵ノ介だけや、今迄もこれからもずっと。

夢の通り、確かに不変は無いんやろう。離れとる間やったら尚更心は揺れ易いのかもしれん。やけど蔵ノ介だけは誰にも渡したない。…せやからどうか、変化が免れられんモンなら俺への愛情を募らせて。

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161 :白石蔵ノ介*
2009/10/18 02:50

眠る謙也の髪を撫でながら此の温もりがどないに大事なんか思い知る。毎日視線の先には謙也が居って、手ェ伸ばせば触れられる。そんなんが当たり前になりかけてたんが幸せやけど、やっぱり当たり前やと思ったらアカンやんな…。

謙也が焦ってるんは伝わって来とるよ。忙しくて大変になるんにそないに俺の事考えてくれておおきに。どんな時かて自分の事よりも俺を優先してくれる優しさがひたすらに愛しい。
他人からしたらたった一週間かもしれん、でもやっぱり俺達には長くて辛いやんな。
其の日を思えばどうしても寂しくなってまうけど、そんなん言うて謙也を困らせてもしゃあないのかて解ってるから。

今は只、出来る限り傍に。
お願いやから寝ても覚めても俺の腕ん中に居て。

- * - * - * -

アカン、な。何時の間にか優位に立つ関係ばかり経験しとったせいか、心地良く吊り合う中でも時折酷く揺らぐ。

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