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┗Mr.Shangri-La(11-20/500)

||||||記入
20 :忍足侑士
2008/10/12 03:10

Mr.シャングリ・ラ
>とても汚い、
>>救いようのない人間だけど。

俺は、救いようのない愚かな人間やけど。恐らく、資格なんて当の昔に無くした人間やけど。どうしても、叶えたいことが在るんや。沢山の過ちばかりを犯してきた俺やけど、其の想いに嘘はなくて。甘ったれた幼いガキやけど、どうしても、どうしても。お前の為、とか言わん。これは俺のエゴでしか、我儘でしかなくて。俺は俺の為に改めよう。報われない行為だと不毛な行為だと、例え告げられたとしても。告げる言葉は持たない。傷だらけ先輩も――…や。言うてなかったんやけど、吐露しよう。お前の負担にならん程度に晒け出そう。俺は糾弾されて然るべき存在や。もう、触れられないやろう。今まで赦されていたことが驚きで。おおきに、な。虫の良いことを言えば、手を握るのを許して欲しくて。出来れば其の髪に触れたくて。抱き締めたい。其の先は求めないから。然れど、何よりも逢うことを許して下さい。糸を繋げたままでいることを許して下さい。俺はお前に嫌われたくなくて、軽蔑されたままは嫌で。俺は俺が持つ感情の為に、チャンスが欲しい。失ったもんは大きくて。もしかしたら最初から無かっただけ、かもしれんけど。お前が言うようにお前の心はきっと、誰の物にもならない。其れでも俺は、駄目なんや。お前の負担になる気はない、から。俺は俺のエゴでお前に逢いたい、よ。晒したらきっと今以上に軽蔑される。だけど、それでも一縷の希望に縋りたい。有り難う、向き合ってくれて。本当に有り難う、な。嬉しかった。喜んではアカンのかもしれんけど、嬉しかった。有り難う。

(08.10.12)

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19 :忍足侑士
2008/10/12 02:10

ごめんなさい と ありがとう を。
戒め と 決意 を。

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18 :忍足侑士
2008/10/11 18:49

Mr.シャングリ・ラ
>お嬢さん――…
>>「百夜、毎晩通い続けたら、俺のことを好きになってくれますか」

嗚呼、解っとる。なんて、御馬鹿な質問。本能が爪を立て駆け出し、吐露したがる。言ってはならぬ言葉を吐いて、触って口付けたいと、泣き喚く。理性が其れを捕らえて枷を付けようと、声が出ぬようにと目隠しをして呼吸を奪い口を塞ごうとする。躰の中で鬩ぎ合って辛い。熱い、熱い。解放したいんに出来ない。下腹部で重苦しく、とぐろを巻いては螺旋の様にぐるぐる渦巻いて。まるで尾を咥えた蛇みたい、や。下腹部が鈍く、じくじくと疼く。熱に取り殺されそうで、独りシーツに爪を立てて悶えるしか手立てはないんに。沸騰仕切った頭ん中が嫌や。鎮まって、お願いやから。早く、早く。どうか、早く。蝕まれる。けれど、呑まれる心算はない。耐え切るさかい。頭から冷水でも浴びせて欲しいと、切に思う。

(08.10.11)

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17 :忍足侑士
2008/10/11 14:22

Mr.シャングリ・ラ
>どうか、
>>唇のグロスを落とさせないで。

唇に乗せたグロスを、俺の唯一を落とそうとせんで。聞き分けの良いイイコでいたいん。必死で身に纏った虚勢を剥こうとせんで。お願い、やから。蹲った姿なんて、見せたない。嗚呼、本当に酷い、人。止めを刺す気なんやろか。いつも通り、鮮やかなグロスでリップサービスを紡がせてえな。嘘を誠にしてみせるから。大丈夫、と言わせて。最後の砦を奪われた俺はきっと、耐え切れへん。嘘吐き、にはなりたないというけれども。彼の、嘘吐きの定義が知りたい。吐き続けた嘘は誠に昇華されるんよ。刷り込んでいけば、其れを誠に出来る。俺は其れを知ってる。せやから、俺は罪を重ねよう。嗚呼、彼は俺を何と呼ぶやろうな。もしも、そう――…なら、余りにも非情。けれど、悔いも後悔もせんから。俺は俺の為に、続けよう。これが俺やから。愛しい俺のバニティー。幸せ、やで。

(08.10.11)

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16 :忍足侑士
2008/10/11 03:49

Mr.シャングリ・ラ
>さようなら、
>>ゆっくり御休み。

相変わらず、俺の恋人は沢山で。幸せ、や。最近はバスタブに続き、タオルケットがお気に入り。抱き心地がええ。抱き締められるよか、抱き締める方が好き。甘えるより甘やかす方が得意。俺の恋人は俺と喋ってくれへんけれども、とても優秀で。どんな人間よりもええ、と思う。人は好きだけども、心許すには危険過ぎるから。ちょっと離れたところから見ているんが、丁度ええ。タオルケットは噛み付いてきたりせんやろう。やっとまた、元に戻れる。幸せの微睡に浸かり続けよう。俺の為だけに。

(08.10.11)

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15 :忍足侑士
2008/10/11 01:52

ずっと、ずっとずっと言いたかった。
ずっと、ずっとずっと言えなかった。
どうか、赦して。

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14 :忍足侑士
2008/10/10 13:22

Mr.シャングリ・ラ
>鐘が鳴り終わるまで――…
>>どうか、ラストダンスを。

鐘が鳴り終わる少しの間だけでも、俺とだけ、ラストダンスを踊って。窓に映った俺やけど俺やない自分は未だ、猶予を残されているやろうから。今だけ、今だけ。言葉なんて野暮やろう。手と手で、眸と眸で語り合おう。きっと嘘でもええから、笑ってくれたら救われる。吐息で吐息を塞がせて。跳ねて揺れて二人で踊ろう。きっと、其れが最初で最後のラストダンス。愛しいラストダンス。吐息が触れ合う距離で重なりたい。微睡の中へと手を繋いで溺れよう。

(08.10.10)

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13 :忍足侑士
2008/10/10 13:03

Mr.シャングリ・ラ
>十二時の鐘が、
>>微かに耳に届いたよ。

十二時の鐘は魔法が解ける合図。魔法が解けるまで口にしてはならない。多分、一滴でも零してしまうと止まらなくなる。結局は我慢出来ずに、丘が見える場所に在るノートの切れ端へと零してしまったんだけれども。決壊、した。折角、必死に堰き止めてたんに。魔法が解ける条件は二つ。鐘が鳴るか、俺が其れを口にしてしまったとき。せやから、鐘が鳴り終わるまで言うまい。て、思うてた。少しでも長く夢を続かせていたかったから。けれども口を噤めば熱を包括した風船は、どんどん俺の中で膨らんでいって。いつかは破裂してまうと解っていながらガス抜きが出来へんかった。燻る熱は溜まる一方。胸に抱え込んだ風船は膨らむばかり。其れが決壊した。丁度、鐘の鳴り始めが耳に届いた。魔法は解け始めた。さあ、後は惜しみなく外に垂れ流すだけや。もう、縛る物は何もあらへんよ。剥き出しの感情を注ごう。多分、コップの中には注げなくても零れた雫が跳ねて、其の身にほんの少しだけ届けてくれるやろうから。

(08.10.10)

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12 :忍足侑士
2008/10/10 02:43

単純明快。
俺、イコール、バニティー。

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11 :忍足侑士
2008/10/09 23:37

Mr.シャングリ・ラ
>お嬢さん。
>>お願いだから、どうか、一緒に踊ってくれませんか。

秋が好き。四季の中で一番、好き。身に凍みて体内の余分な熱を奪っていく秋の夜風が好きや。目が醒める。視界がクリアになる。憑物が落ちる。まるで出来の良いハッカ飴のような風が肌をなぞる度に、すっと冷えゆく心臓が気持ちええ。冷水を被ったような心地だけども愛しゅうなる。欠けたピースが胸に戻ってきたような。偶には秋の夜長に、感傷に浸るんもええやろう。ほろ苦い音楽と共に。男性の掠れた、愛を囁くような切ない声音にアコースティックのギター。ほんのり音質が悪いんもまたええ味を醸し出しとって。胸の奥を擽られる。

嗚呼、燻る熱に呑み込まれそうで。じくじくと俺を苛む。どうか、鎮まっておくれ。

(08.10.09)

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