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遺言.
┗返信
100 :
柳蓮二.
2009/11/22 03:36
妙な時間に昼寝をし、妙な時間に起きたと言って布団と仲良くして居る男を、然し露骨に叱れず居たのは果たして同じ穴の貉だったから…だけなのか、否か。
未だ明確と知れずに居る。
質の悪い冗句を好む、食えない男。
俺の方が如何映ったかはさて措き、世辞にも所謂“まとも”な印象ではなかった。
何か実体の無い物を、其れでも間違いなく掴もうとした結果が此の現状だ。
最早笑いしか出て来ない。
> ( 口約束、)
一字一句に理由を求める様な真似は、だから控えるにせよ。
意味を見出したいと思う様に成ったのは極々最近の事、大層時間を食ったが、其の間すら塗り潰されて仕舞っては、…もう。
…そう云えば丁度三日前の此の時間、件の男が発した寝言を思い出して居た。
奇しくも何かを掴もうとした例の朝方から丁度一ヶ月が経過した朝方、──さて。
あくまで其の男、の話だが。
一体何処迄、此の視野を狭めさせれば気が済むと思う?
> ( 百頁到達御目出度う、)
そんな食えない男に捧ぐ言葉だ、精々顰めっ面で受け取って貰える位が丁度良い。
此処数日床に臥せって居た事実も相俟って尚の事、唯、布団に潜り直す前に敢えて此処へ記したい。
俺の心臓は矢張り、御前の物だった、と。
…晴れた夜に月を見に行けど、此の視点の先に在るのが其れで無い確率は高い。
如何せん確と見得る物にしか、元より持つ心とやらも──揺れようとはしてくれないらしいもので。
[
引用]
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