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徒然なる香夜の恋文
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久しぶりに見上げてみた夜穹はいつの間にか冬の星穹だった 年が明けて 何が変わるでもなく、唯なくなっていく時間だけが増えて 寒い部屋、 ヒーターを入れてから部屋が温まるまで、唯じっと動かずに其の前に座った儘 気がつけば朝の目覚ましが鳴るまで転寝しちまってるような毎日 町に来る時間も、ラケットを振る時間も…更には学校の友人達とも碌に話せないないような生活が斯う長く続くと流石に発狂したくなるモンなんだな(笑) 久しぶりに開いた日記に 今まであまり向けられなかった俺宛の忍足からの綴りを見つけて少し嬉しくなった。 鳩を飛ばすか迷うのは 早寝の御前なら寝て居るであろう時間にしか帰宅出来ないから 喩え飛ばしても 起こしてしまうのは申し訳ないから 御前は幸せに過ごせてるか? 日常の多少は如何あれ 御前が楽しく幸せに毎日を過ごせて居るなら本望、 一年前にはあった部屋の温もりを思い出して あの時に過ごした御前との時間を思い出して >御前の背中の幻影を見た気がして 少し、懐かしく切なくなった日。 .
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