小柳くんと呪物を投げ合ってました。ふざけてるわけじゃないのでそんな顔で俺たちを見ないでください!やめて!小柳くんだけにして!!というのはまあ冗談なんですが、呪物というのはその〜…心の奥のほうで各々が燻らせていた感情を直視できないあまりにそう称しているだけで。小柳くんの持ち出したそれは俺からしてみれば“かわいい、いとおしい”のオンパレードだったんですけどね。あれが呪物なら俺のはどうなるっていうんだ、
呪霊そのものじゃねえか。禍々しい日記にしたいわけでもないので呪物の話は一旦置いておきましょう。最近は特に、小柳くんにだけ湧いてくる感情だとか、日に日に増してく愛しさだとか、そういったものを正しく伝えられる語彙が少なくて惜しいな、と思うことが増えました。好きや愛してるに収まらないほど小柳くんのことを想う気持ちはたくさん抱いてるのに、咄嗟に出てくる言葉はそればっかりでもどかしい。だけど小柳くんは「
他のヤツに拾われんのは嫌じゃん」ってひとつひとつ丁寧に回収してくれるひとだから、拙くても伝えることだけはやめたくないし、少しでも多く彼が汲み取りやすい形で届けられていたらいいな、とも思います。日頃息をするように伝えてる「
かわいい」だっておまえ以外にぶつけるつもりないんだからな。全部余さず受け止めてください。躱されても諦めないぞ、俺は。
相変わらず俺も小柳くんもADOFAIに取り憑かれてるし、俺はB-Xに指を破壊された。この先にエクストラステージがあるってマジですか?
今ならまだ逃げられるな……。Hoshirube Sho