空があるから雲の喜びがある

#最後の聲 ─＊

2011年最後の日。
この一年を、少し振り返ってみようか。

桜の咲く季節、彼と出逢ったのは4月のこと。初めて来た綴りに緊張していることが伝わって…、けれどそれに込められた想いに偽りは無く、真っ直ぐな気持ちに惹かれて綴りを返した。──すごく懐かしいね。やり取りの始めはお互いに緊張して、やたら長い文章になったり…ぎこちない部分があったり……今思うと、本当に微笑ましいけれど。

僕の私情で待ってもらった時期があった。不甲斐なさに苛まれていたところで叱咤激励を送られたよ。…一つ一つの言葉にどれ程勇気づけられたか。君の支えがあり、今年の夏の終わり頃…。ようやく「ただいま」を伝えることが出来たんだよね？“おかえりなさい”と、祝福の言葉と共に迎え入れてくれた君に改めて──「ありがとう」。

喧嘩も経験してきた。互いの気持ちのすれ違い、捉え違いが…主な理由だったはず。どんなに悲しくとも、悔しくとも…投げ出してはならない。相手の気持ちをしっかり聞き、確認すること。話し合いを重ねた末にそれを糧とし、歩み続けて来た。
互いが互いを叱咤し、励まし、支え合い──だからこそ、築けたこの絆は…揺るぎないものであると信じたい。

様々な事が起こった2011年。恐怖、不安、絶望、悲しみ──けれどそれだけじゃない。“支え合い”というものがどれ程心強く、また大事なものなのかを実感出来た年でもあった。
そして、君と出逢うことも出来た。──一年、本当に“ありがとう”。
来年も、僕達のペースで歩んで行こう。「木」も又、成長を続けていくよ。

#日記への抱負 ─＊

明日から新しい年が始まる。僕にとっては大きな変化がある年で、怒涛なものとなるだろう。気持ちを新たに迎えようと思う。

此処に於いても同様に…新たな“出発”を。これまで多くのキャラクター達を借り、綴らせてもらってきた。どのキャラクターを扱うか、決め方は人それぞれだ。好きだから、共通点があるから、思い入れがあるから、…理由は様々だろうね。
自身に見合うキャラクターを見出す速度は人によって異なるけれど、容易ではないと思っている。…でもね、思い出に残り…心に深く刻まれている作品から為る、なりきったキャラクターは…中々忘れられないものだ。“雲雀恭弥”も又、なりきる上で努力を惜しまなかったキャラクターであり、自分らしく在れるキャラクターなんだ──と、感じられた日が確かにあった。何故そう思えたのか。それは、キャラクターへの想いの強さ。必ずしも、自身に見合うキャラクターは1人とは限らない。だからこそ沢山の姿を為して来た。
これまで扱って来たキャラクター達に心から感謝を───…そして明日から、ようやく見出せた“姿”で、新たに綴り始めようと思う。今後変えるつもりは毛頭無い。キャラクターを通しての…一つの決意を此処に。

今まで、この日記に一度でも目を通してくれたあなたに感謝を記す。「ありがとう」。
これからも綱吉と二人で綴り続けていく心算だ。温かく、見守ってもらえれば幸いに思う。よろしく頼むよ。

そして綱吉、これ迄の79ページ…沢山のことを書いてきたね？辛いことや嬉しかったこと、そして記念日と…様々に。“カタチ”在る想い出として、この日記は本当に特別なものであり…大事なものだ。
この先のページ、どんなことを綴っていこうか──日記で確認出来るものもいっぱい有るよ。これからの君の綴りも楽しみにしてる。

2011年、ありがとう。
2012年もよろしく──良い年を（微笑）

2011*12*31*雲雀恭弥

[戻る][設定][Admin]